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2016/09/20
フランス語を勉強するために行って初めて出会ったのは、ブルゴーニュで最も大きい町ディジョン。家族同然に親しくなった家に休みの度に通っていたのですが、全く変化が見えない美しい古都でした。大騒ぎされたのは、目抜き通りにあったケーキ屋さんがマクドナルドになった程度。「十年一日のごとし」という表現はこういうケースで使うのだろうと思っていました。

ところが、21世紀に新しい市長さんになってからは、目覚ましい変化! 

Panoramique palais duc de Bourgogne

このブルゴーニュ公国時代の宮殿の前にある空間は醜い駐車場だったのに、すっきりした広場になりました。歩行者天国もたくさんでき、日が落ちたら死んだような静けさの町だったのに活気づいてきました。

同じような予算を使っていながら、こうも変われるものなのかと驚きました。首都パリも同様に、良い発展をしたと感じています。私が日本で生まれ育ったのは東京都ですが、都知事が変わったら東京が変わったというのは一度も味わったことはありません。


フランスの珍風景?

前回にディジョンに行った日も、町の一角で工事が行われていました。

珍しい光景のサンプルだと思って撮影したのが、こちら ↓



久しくクイズを出していなかったので、「私は何に驚いたのでしょうか?」というクイズにしようかと思ったのですが、止めました。真面目に考えてしまっていただいたら申し訳ないので!


何が珍しいのか、ご想像がつきますでしょうか?


工事関係者が5人いるわけなのですが、過半数が働いているのです! トラックに残っている人も入れたら3対3だけれど、それでもスゴイ割合♪

一人はスコップを持って後ろを向いていて、その横に電話している人がいますけど、3人は真面目に(!)働いています。

実は、これはアスファルトを運んできたトラックが到着した瞬間。にわかに働きだした場面であって、その前は全員が道で寛いでいました。作業が終了すれば、また働かないタイムになるのでしょうから、決定的瞬間として貴重な写真なのであります!


普通の光景は?

高速道路を走っているときには、工事中に出会うことが多いです。何台もトラックあって、作業員がたくさんいるのですが、働いている人は10人に1人、あるいは20人に1人、いや30人に1人かな...。

日ごろ、そういうのを見て面白がっていたのですが、車の中からでは写真が撮りにくい。歩いていたときに工事現場に出会ったので、喜んで写真を撮ったのでした。


上に入れた写真を撮るときに背にした方向にほんの少し道を進むと広場につながっていて、こんな感じでした。広場をきれいにして、噴水を真ん中に設置するつもりなのかな?...



オレンジ色のジャケットを着ているのが工事をしている人達。誰も働いていないでしょう? これがフランスで普通に見られる光景です。

良いことにつけても、悪いことにつけても、フランスはこんなことをしていても国がつぶれないのだからスゴイな~、と感心しております。

お医者さんたちでさえ、診察料値上げ要求のストをしてしまうなんて、日本では考えられないのでは?... それでも、死んでしまった患者がいたなどというニュースは全く出なかったので、余裕がある体制なのだろうと思います。

最近、心臓病があることが発覚した友人がいたので、友人仲間で入院した経験がある人たちの話しをよく聞きました。私がいるところのような田舎では、緊急だと判断されると簡単に医療用のヘリコプターが来るみたい。

日本では、受け入れてくれる病院がなくて救急車がグルグル回っているうちに患者が死んだなんていうニュースがあったのを話したりするのですが、最近は改善されているのかな?...

思えば、フランスで工事に携わっている人たちはちっとも働かないし、飲食店や商店の従業員は怠け者が多いと感じるけれど、病院のスタッフはよく働くし、とても親切なのですよね。労働条件が良いからかな?...
ブログ内リンク
みんながヴァカンスを楽しんでいるときに働くのは辛い! 2005/07/26
定年を迎えるのが嬉しいフランス人 2005/07/23
★ 目次: フランスに結婚に関する風習、夫婦・家族関係、生き方
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外部リンク:
人はなぜ救急車で死ぬか(「諸君!」1990年5月号)


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コメント
この記事へのコメント
work sharing ♪
>一人はスコップを持って後ろを向いていて、その横に電話している人がいますけど、3人は真面目に(!)働いています。

電話している人は 現場監督かしら、、
ならば 作業はしませんね(たぶん)

作業員の料金設定はどうなっているのでしょう、、
作業の進捗状況によらず 同じ料金しか
貰えないなら 何十人の作業員がいても
一人しか作業をしないのは 
「費用対効果」の理にかなっているのだ♪

三人が共同で作業をしているのは きっと
急いで仕上げろと 現場監督に
電話で指示がきているのかも。。。

>お医者さんたちでさえ、診察料値上げ要求のストをしてしまうなんて、日本では考えられないのでは?

昭和44年には ストライキを行ったようですね
武見太郎という怪物が医師会長の時代です。
http://www.med.or.jp/nichinews/n150505b.html

今の日本では ストライキをする
肝の据わった医師なんて いないと思うょ。

厚労省の 小役人が
「厭なら 保険医辞めろ」と 吠える時代ですから
昭和40年代とは完全に立場が
逆転してしまいました。。。

>病院のスタッフはよく働くし、とても親切なのですよね。労働条件が良いからかな?...

フランスの労働条件は知りませんが、、、
日本の勤務医の労働環境は ほぼ地獄
よほどの 精神力と体力がなければ
やっていけないと思います。
それに いくら収入があっても 
使う時間がありませんもの。

土木作業員や飲食店の従業員は
よほどのことをしないかぎり
訴訟の対象になることはないでしょうから
いい加減な仕事も可能でしょうけど
日本の医師やスタッフは 日々 起訴される
恐怖に怯えながら 業務をしていると
思います。

ちなみに 日本では
monster patientとよばれる
化け物が出没しますが
フランスにも 棲息しているのかしら。
2016/09/21 | URL | たかゆき  [ 編集 ]
Re: work sharing ♪
v-22 たかゆきさんへ

>作業員の料金設定はどうなっているのでしょう、、 作業の進捗状況によらず 同じ料金しか 貰えないなら 何十人の作業員がいても 一人しか作業をしないのは  「費用対効果」の理にかなっているのだ♪

フランスには厳格に適用される最低労働賃金があって(今年は時給9.67ユーロ)、最低でもそれは支払われる。働かないで工事が長引けば、仕事があって安泰という世界なのだろうと感じております。私が工事風景を面白がっているのを見る友人は、彼らは恵まれた職業に就いているのだと言います。ついでに、税金の無駄遣いだとかなんとか言って怒っていますが。

少し前のニュースを読んで、ショックを受けておりました:
http://www.asahi.com/articles/ASJ8J5QL0J8JUBNB00F.html

>昭和44年には ストライキを行ったようですね  武見太郎という怪物が医師会長の時代です。

どなたかと調べてみたら、私の大学の先輩でした。お坊ちゃんが多い大学なのを知っているで、この方もできたのだろうと冷たい目で見てしまいましたが、今は何かができる立場にあっても立ち上がる人は少ないですよね。

>厚労省の 小役人が 「厭なら 保険医辞めろ」と 吠える時代ですから 昭和40年代とは完全に立場が 逆転してしまいました。。。

今の日本は狂っているとしか思えません。

>日本の勤務医の労働環境は ほぼ地獄 よほどの 精神力と体力がなければ やっていけないと思います。

そうなのですか…。普通の仕事でも、日本ではフランス人には想像できないような労働条件で働かせるので、大変な分野では更に過酷だろうなと想像します。フランスの医療関係者たちがどういう環境で働いているのかは調べたことはないのですが、何にでも文句をつけて不満タラタラのフランス人たちなのに、病院の医師や看護婦が穏やかで天使のような顔をして働いているということは、天命をまっとうしようと思って仕事をするのに見合う労働条件があるのだろう思うしかありません。

>日本の医師やスタッフは 日々 起訴される 恐怖に怯えながら 業務をしていると 思います。

日本の友達仲間にいる大病院の看護婦長さんと延命治療の話しをしたとき、親族が「できる限りのことをしろ!」と脅迫するので、こんなことをしたら患者が可哀想だと思ってもやっているのだ、と言っていたのを思い出します。

>ちなみに 日本では monster patientとよばれる 化け物が出没しますが フランスにも 棲息しているのかしら。

日本には「お客様は神様」というのがあって、商業部門でもモンスターは存在していると思っています。とても優しい友人たちが、店員に文句をつけるときのキツイ言い方ったらなく、相手が可哀想じゃないかと思うことがよくあります。フランスでクレームしたいときに同じことをやったら、店員やアフターサービスの係りの人は「あなたは礼儀知らずだ」と捨て台詞を言って放置するので、消費者が困るだけなのですけど。

フランスの公立病院の整形外科に入院していたときは、看護婦さんたちが休憩時間に私の病室に集まって寛ぐことがしばしばあって、そのとき言われた「患者さんたちが、みんな貴女のように穏やかだったら…」という言葉には実感がこもっていたので、ご苦労はあるのだろうと思います。でも、モンスターと呼ばれるレベルの患者がいるのは、日本独特ではないかな…。
2016/09/21 | URL | Otium  [ 編集 ]
モンスターペアレントと呼ばれているのは
ふつう 学校の生徒の親たちのことで、、
病院で 医師や看護婦にそういう態度をとるのは いるとしても ごく少数だと
おもいます、、
というのは まだまだ日本では 病院で
医者と患者の立場だと 患者は
あまり 医師に さからえないというか
意見をいうとか なかには 症状や 処置を
詳しく聞くということを あまりしない、、というか
診察時間等が短く 遠慮して聞かない、、という
患者が多くて、、
(わたしは 疑問点や 聞きたい事を メモしておいて てっとりばやく 納得いくまで ききますけどね)

学校は 自分の子供の事を自己中心で
主張するなり 文句を言う父兄が
とくに小学校で 出てきて
「モンスターペアレント〕という言葉が
はやりました〜
うちの子の小学校の頃には そんな父兄は
聞かなかったですが いまは 自分の主張ばかりして 人の意見や立場 雰囲気を読まない
人が まえより 増えたような、、

ヨーロッパでは 自分の仕事分野というのが
厳格に区分されていて
他のひとの 仕事分野には 手をださない、、ということでしょうね、、
でも 臨機応変に 手をかして 手伝えば良いのに、、と イタリアの空港で  搭乗券発行機が
こわれたときに ものすごい混雑になり
カウンターの処置に憤慨した事があります、、
説明しにくいですが 多くの人が(ヨーロピアンも)文句をいって
やっと 動いてくれたのですけどね〜
日本だと、、と みんな文句いってましたよ〜
日本人は、、 やはり 真面目、、だわ〜
2016/09/22 | URL | katananke 05  [ 編集 ]
Re:
v-22 katananke 05さんへ

モンスターペイシェント、モンスターペアレント
和製英語のようですが、なんで英語を使うのかな…。helicopter parentというのがアメリカにあったから? こちらの方が面白い表現だと思いましたけど。

>日本では 病院で 医者と患者の立場だと 患者は あまり 医師に さからえないというか意見をいうとか なかには 症状や 処置を 詳しく聞くということを あまりしない、、というか 診察時間等が短く 遠慮して聞かない、、という 患者が多くて、、

日本ではそうですよね。フランスで初めて医者にかかったとき、こんなに説明してくれて、なんと親切なお医者さんだろうと思った記憶があります。

モンスターペアレントと呼べる親がいることは、教職についているフランスの友人からたくさん聞いています。父兄会がかなり強く主張するので怖いのだそう。昔のように先生が生徒に体罰を加えたりはできなくなったので、子どもの方は図に乗って先生を脅迫したりするので、すさんだ子どもが多い貧困地域で働く女性教師などには恐ろしい世界になっているようです。

>自分の主張ばかりして 人の意見や立場 雰囲気を読まない人が まえより 増えたような、、

私も強く感じます。日本人は礼儀正しく、我慢強いのですが、その段階にいられなくなると、いきなり切れちゃう。フランスに来る日本人の中には言いたい放題にフランス人に失礼なことを言う人たちがいるので、日本人は礼儀正しいなんて言えないと思う場面があります。クレームを言う原因があるときなら当然の態度だけど、ボランティア活動をしているフランス人たちに向かって、お金がないからいい加減なことをしていると日本人が批判したときには、穴があったら入りたいと思いました。そういうことは、以前の日本人はしなかったと思うのだけど。

>ヨーロッパでは 自分の仕事分野というのが 厳格に区分されていて 他のひとの 仕事分野には 手をださない、、ということでしょうね

これは私もフランスで感じています。たまに臨機応変に何でもする従業員のことをpolyvalent(多目的ホールなどというときに使われる言葉)とか言って、さもスゴイみたいに言うのだけど、日本で働いている従業員は皆そうだけどな… と思ってしまう。自分の管轄でないことに手を出すと、その管轄の人に悪いから、polyvalentな職務なのだと定めてくれないと手を出せないのか、単に「自分には関係ないからやらないよ」と開き直ることが許されるだけなのか?…
2016/09/22 | URL | Otium  [ 編集 ]
医師や看護婦
時々、仕事が荒く態度も全然優しくない看護婦や医師に当たったりもしますが、大半の人がじっくりとかつプロフェッショナルに対応してくれる病院関係者、労働条件はけっして良くないみたいです。
特に公共の病院で診察料などが法定料金の場合。お給料は安く、長時間労働、超過労働もしょっちゅうで、ボランティア精神がないとやってられないみたい。
キリスト教の国だからなのか、不思議と親切心にあふれた人が時々いるんですよね。

自由料金を取る医者はさすがに丁寧に診察してくれますが、人によってはお金を取ることがメインで肝心の医療技術はそれほどでもない、ということも。
過去、同じ病例で二人の医者にかかったのですが、料金の高い1人目の方は手術に失敗、その後のフォローもなく、ネットで見つけた2人目は最初の医者の3分の2の値段でとても良い手術をしてくれて完治しました。
ただし、その2人目のお医者さんその人はとても温かくて良い人柄だったのに、手術時に担当してくれる麻酔の女医がとんでもなく乱暴で酷い目にあいました…当たり外れが大きいフランスの医者。
2016/10/09 | URL | petitpiaf  [ 編集 ]
Re: 医師や看護婦
v-22 petitpiafさんへ

>特に公共の病院で診察料などが法定料金の場合。お給料は安く、長時間労働、超過労働もしょっちゅうで、ボランティア精神がないとやってられないみたい。

そうなのですか...。私の入院体験は20年も前のことなので、事情は変わっているのかもしれない。職業へのプライドがありながら、天使のように思いやりがあるスタッフばかりで、余裕もあって満足そうに働いていたのでした。でも、日本よりは良い条件なのではないかな? 超過勤務があったら、RTTで振り替え休日になって、年に8週間くらいの年休があるのでは?

>当たり外れが大きいフランスの医者。

医者にかかることがほとんどないので分からないのですが、風邪をひいた程度で行くホームドクターは能力の差が大きいと感じるので、気に入った先生にみてもらうために遥々遠くまで行っています。日本でも同じでしょうね。でも、最近あったオランダ人の歯医者の飛んでもないニュースには、こんなことがフランスでもあるのかと驚きました。

http://www.afpbb.com/articles/-/3085355
2016/10/09 | URL | Otium  [ 編集 ]
びっくり
リンク先の記事の事件、はじめて知りました。うっひゃあ~!こんな事があるんですね。怖いなあ…

…そういえば、日本でまだ中学生だった頃ですが、国立病院(当然診療費は安い)で健康な歯を抜かれそうになったことがありました。
歯茎と歯の間に固い食べ物(ナッツ類だったか肉の骨片だったか)が挟まっているのを、そう言っているのに歯根がはみ出ているのだと主張して歯ごと抜こうとしたのです。
でも全身で拒否して、何とか無事に家に帰りました。挟まっていた物は一週間位して自然に抜け落ち、少しして歯も歯茎も元通りに治りました。
抜かないでよかった~

とんでもない医者はどこにでもいるんですね。気をつけなきゃ。
2016/10/09 | URL | petitpiaf  [ 編集 ]
Re: びっくり
v-22 petitpiafさんへ

>リンク先の記事の事件、はじめて知りました。

テレビのニュースで盛んにやっていたのですが、地元のテレビ局だけだったのかも知れないですね。東欧から来たお医者さんはよくいますが、オランダ人だったのも不自然に思いました。小さな町なので、悪い評判がたって行く人がいなくなってもおかしくなかったのに、数年やっていたというのも不思議。

>全身で拒否して、何とか無事に家に帰りました。

そんなこともあるのですね。中学生だったのに拒否できたとは偉い! 歯医者に限らず、すぐに手術したがる医者には警戒心を持っています。
2016/10/10 | URL | Otium  [ 編集 ]
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