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2016/12/02

シリーズ記事目次 【栗のマロンには不思議がいっぱい! 目次へ
その2



マロニエの木がよく目につくのは、パリです。どうしてパリにはあれほどマロニエの並木があるのかと気になっていたのですが、19世紀後半に意図的に植えたのだそう。

春になると、他の木々に先駆けて葉をだしていきます。それに対して、プラタナスの並木は枯れてしまっているのかと思ってしまうほど遅い。

マロニエは、きれいな花も咲かせます。



パリに住む友人は、マロニエ並木のおかげで春先に花粉症で苦しむ人が出るのだと言っていましたけれど。

マロニエ(marronnier)は、「インドの」というのを付けて「marronnier d'Inde」とも言われます。この木がフランスに入った当時はエキゾチックなものに「インドの」という名前がよく付けられたそうです。フランスの園芸店に行くと、「日本の」と付けられた植物が非常に多いのが目に付いていました。

1790年に、イギリス人の地質学者がマロニエの原産地はギリシャのマケドニアとブルガリアだと特定したそうです。なお、フランスにマロニエが入ったのは1615年だった、というのが定説になっています。


マロニエの実「マロン」は食べることができない

マロニエの学名はAesculus hippocastanumで、日本ではセイヨウトチノキと呼ばれます。

マロニエの実は「マロン(marron)」と呼びます。

Aesculus hippocastanum

実を取り出せば栗に見えるのですが、毬(いが)が違います。

マロンと呼ばれる実ではありますが、これでマロングラッセ(Marron glacé)を作るわけではありません。マロングラッセは、栗の実を砂糖漬けにしたお菓子ですので。

マロニエの実は、食べることができないのです。

日本のトチノキの実は食用になりますが、これは学名がAesculus turbinata。同じトチノキ属とはいっても、フランスのマロニエとは品種が異なるのです。

日本では栃の実を食べるのだから、マロニエの実もあく抜きをすれば食べられるのではないか、とフランス人に言ったら、絶対に誰も食べないと断言されました。マロニエの実は不味いだけではなくて、多少の毒性もあるようなのです。



マロニエの根っこ

ひところ、マロニエの木の写真をたくさん撮っていた頃がありました。カメラを向けるのは根元の部分。



なぜマロニエの足元が気になったかと言えば、サルトルの『嘔吐(La Nausée)』で重要な役割を果たしていたからです。推理小説のように読み進んでいると、突如としてマロニエの根っこが登場しました。

この小説を読んだ頃は、実際のマロニエは見たことがありませんでした。それで、マロニエの根っこは吐き気を催すほど気持ち悪いものなのかと知りたかったわけです。

フランスでマロニエの前を通ると根っこの部分を眺めていたわけですが、別に普通の樹木と比べて変わっているようには思えませんでした。

サルトルは、蟹が大嫌いだったので、マロニエの根っこはそれを連想させるから嘔吐を催したのだという解説があったので、根が薄気味悪いほど這いまわっている木を私は探したのでした。

根っこが露出している木があると、これか~!♪ と喜んだりしたのですが、そういうのはめったにはありませんでした。



このくらいでは蟹を連想したりはしないですよね?

書きながら画像検索したら、下の写真がWikipediaに入っていたので驚きました。

Rouveroy AR1aJPG.jpg
Arbre remarquable par le marcottage de ses branches.

ベルギーのRouveroy村にあるマロニエで、日本でいえば天然記念物のような指定も受けているマロニエです。

枝が地面におりて、そこから根を張ってしまっているのです。サルトルがこんな木を見たのかもしれないけれど、ただパリにはマロニエがたくさんあるので登場させただけではないかな...。

『嘔吐』にあった問題の箇所を読み直してみました。

いましがた私は公園にいたのである。マロニエの根は、ちょうど私の腰掛けていたベンチの真下の大地に、深くつき刺さっていた。それが根であるということが、私にはもう思い出せなかった。ことばは消え失せ、ことばとともに事物の意味もその使用法も、また事物の上に人間が記した弱い符号もみな消え去った。いくらか背を丸め、頭を低く垂れ、たったひとりで私は、その黒い節くれだった、生地そのままの塊と向かいあって動かなかった。その塊は私に恐怖を与えた。それから、私はあの啓示を得たのである。 [ P.146 ]

Donc j’étais tout à l’heure au Jardin public. La racine du marronnier s’enfonçait dans la terre, juste audessous de mon banc. Je ne me rappelais plus que c’était une racine. Les mots s’étaient évanouis et, avec eux, la signification des choses, leurs modes d’emploi, les faibles repères que les hommes ont tracés à leur surface. J’étais assis, un peu voûté, la tête basse, seul en face de cette masse noire et noueuse, entièrement brute et qui me faisait peur. Et puis j’ai eu cette illumination.


根は「深くつき刺さっていた」というだけの表現だったのですね。しかも「根(racine)」は単数形。蟹に見えなくても良いのではないですか?! いい加減な記憶を持って無駄なことをしていた私...。


「マロン」には2通りある

マロニエ(marronnier)と呼ばれる木の実は「マロン(marron)」で、人間の食用にはなりません。

昔のフランスではマロニエの実の毒性が非常に強いと思われていたようです。でも、馬には少量なら与えても大丈夫らしく、マロニエの学名にあるhippocastanumは「馬の栗」という意味があるラテン語なのだそう。英語圏ではそういう呼び方もよくするようですが、フランスでもあるというchâtaignier des chevauxという呼び名を私は聞いたことがありません。

食べる栗はシャテニエ(châtaignier)という栗の木の実。この栗の木の実はシャテーニュ(châtaigne)なのですが、マロン(marron)と呼ばれます。

栗を取り出してみればそっくりに見えるのですが、この2つは、花も全く違うし、毬(いが)も違うので、取り出した実だけ見るのでなければ、2つを取り違えることはありません。

木の名前

(学名)
シャテニエ
Châtaignier

(Castanea)
ブナ科 クリ属
ヨーロッパグリ (Castanea_sativa)
マロニエ
Marronnier

Marronnier d'Inde
Aesculus hippocastanum
トチノキ科 トチノキ属
実の呼び名châtaigne / marronmarron


Castanea sativa
栗の実に独特なトーチ(たいまつ)を連想される部分を取ってしまうと、寄生虫が入ってくるので
保存時には注意する。
Marronnier-capsule ouverte




Différencier Châtaignier et Marronnier


日本で定着している「マロン」の説明が不思議...

道端に転がっているマロニエの実を見たら、フランス人は「マロンだ」と言います。栗の木の実を見たら、例外なく「シャテーニュ」。栗の実が落ちているのを見て「マロンだ」と言ったら、「違う、シャテーニュだ」と直してきます。

普通に「マロン」と言えばマロニエの実、つまり食べられない実のことなのです。それなのに、食べる栗に、綴りも同じ「マロン」という言葉を使うのは不自然ではないですか?

マロングラッセという名のお菓子があるから、栗を「マロン」と呼ぶこともあるのかな程度に私は思って、気にしないでいました。

ところが、下にリンクする記事に入ったコメントを読んで、再び栗の実をマロンと呼ぶこともある理由を知りたくなって調べました:
フランス人が栗を嫌う理由 2012/11/06

「ひとつのイガに、ひとつの栗が入っているものがマロンだ」と教えてくださったのです。

そのコメントをいただいたのは1年近く前でした。そのときに見たWikipediaの「マロングラッセ」の記事は現在の記述とは同じではなかったかもしれませんが、今でもこう記載されています:
  • フランス語でマロン(Marron)とは、イガの中に一つだけ入っている大きくて丸い栗のことである。

マロニエの実のマロンはそうですけれど、実が1つしか入っていない栗というのが存在するのでしょうか?

イガの中に1つしか入っていなかったら、イガはマロニエの実のように小さくなる。あるいは、普通の大きさの栗のイガの中に1つしか入っていなかったら、巨大な栗でなければいけないはず。

八百屋さんでマロンとして売っている栗は普通のより大粒ですけれど、そんなに特別に巨大なわけではありません。



この写真しか持っていなかったので入れましたが、これは普通のマロン。AOC/AOP(原産地呼称)を持っている栗は、高くても仕方ないなとは思うほど実がふっくらしていますけれど、これの2倍あるというほどではありません。

Wikipediaの説明を初めて読んだとき、イガに1つしか実が入っていない栗が存在しているのかも知れないけれど、そういうのがたくさんあるとは信じがたい思いがしました。

マロングラッセは高価なお菓子だから良いけれど、秋から冬にかけてのフランスでは、焼き栗を「マロン・ショー(marrons chauds)」として道端の屋台で売られるのです。ごく庶民的なおやつに、そんなに特別な栗は使えるはずはないでしょう?


Strasbourg, marchand de marrons chauds devant la Cathédrale


コメントでは簡単にお返事して、後で写真なども入れて記事にしようと思ったのですが、下書きを書きかけたまま、すっかり忘れていました。栗のシーズンになったら思い出して、再び調べながら栗シリーズを書き始めたわけです。

栗なのになぜ「マロン」と呼ばれるのか、ようやく明確に理解することができました。イガに実が1つしか入っていないのがマロンだとする他に、日本では奇妙なことが定説になっているのにも気がつきました。

もしかしたら、日本では全く語られることがない大発見をしたのかもしれない♪ 私のブログくらいで定説が覆されるはずはないけれど、書いておくことにします。

今回はイントロとしてマロニエの話しから始めました。フランスでは何を栗のマロンと呼ぶかなどについて書けるまでに、あと3つくらい記事を書く必要があるかな...。

⇒ 続き:  イガの中に実が1つだけの栗がマロンって、本当なの?

★ シリーズ記事目次:  栗のマロンには不思議がいっぱい!




ブログ内リンク:
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外部リンク:
☆ Faculté de Biologie: Le Marron, fruit du marronnier
☆ ENS de Lyon: Châtaigne ou marron Le regard du botaniste
Quelle est la différence entre une châtaigne et un marron ?


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カテゴリー: 植物 | Comment (11) | Top
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コメント
この記事へのコメント
マロニエの花って、可憐なんですね!
栗の花は、匂いが強いので、時期になるとすぐにわかります。以前は、我が家にもありました。
マロングラッセのマロン、Otiumさんがおっしゃるのもよく分かります。

日本でも昔から人気のある、フランスの『サバトン社』の日本のサイトを拝見しましたが、『実ひとつはマロン。2〜3個入っているのはシャテーニュ』との記載でした。

別のサイトでは、『単生品種群・シャテーニュの品種改良・殻斗内1粒の大粒品種・丸のままマロングラッセなどに使う・マロンドリヨン』。

今年、滋賀県のたねやの『栗月下』という和菓子を購入。うわさ通り、栗そのものです。香りも、蒸した(茹でた)栗〜(笑)。
宮崎県にも『栗久里』という同じような和菓子がありますが、香りが少なくとても残念でした。が、大変人気のようです。

では、次回も楽しみにお待ちいたします!
2016/12/01 | URL | フォルナリーナ  [ 編集 ]
Re:
v-22 フォルナリーナさんへ

>栗の花は、匂いが強いので、時期になるとすぐにわかります。

匂いが強いとは知りませんでした! 私がいるブルゴーニュ地方では、栗の木が生えるのはかなり限られた地域なので(酸性度土でないと生えない?)、栗の木を見ると、ここでは生えるのだ... と感心する程度だったのです。この次に出会ったら、鼻をクンクンさせてみようと思います。

>日本でも昔から人気のある、フランスの『サバトン社』の日本のサイトを拝見しましたが、『実ひとつはマロン。2〜3個入っているのはシャテーニュ』との記載でした。

この会社を紹介する日本語サイトは私も見つけていて、とても興味深いと思ったのでした。

http://www.nichifutsu.co.jp/sabaton-info.html

「ひとつなのがマロン」というのはフランスでも言われているのですが、何が1つなのかというところでズレがあると私は発見したのでした。このサイトでは、「いがの中に実がひとつだけ入っているものをマロン、実が2、3個入っているものをシャテーニュと呼んでいます」として、フランス情報で使われる「何が1つなのか」を見せる図を入れているのですが、その後に入れているイガに入った栗の写真では、イガの中に複数の実が入っていますよね?

イガとはトゲトゲのある外皮のことだと私は思うのだけれど、違うのかな?... また混乱してきた。「殻斗」という言葉を出してくださったけれど、イガのことみたいなのですけど...。

フォルナリーナさんがコメントを入れてくださったおかげで、深くも考えてみなかったマロンの不思議を解明しようと楽しんでおります。

>香りが少なくとても残念でした。

日本人が味わう栗の魅力には香りがありますよね。フランスで栗の茶巾絞りを大変な苦労で作ってみて、私はほのかな栗の香りが出たので成功したと喜んだら、フランス人たちには全く評価されなくてギャフンとした思い出があります。
2016/12/01 | URL | Otium  [ 編集 ]
栗の花は、塩素系漂白剤のような香り??(匂い)です。なるべく避けたい。(汗)

サバトンは多量に生産(1,000トン使用)しているので、マロンではなく、アルディッシュ産のシャテーニュ(年間生産5,000トン)だけなんでしょうかね。
掲載の写真もシャテーヌなのかな。マロンとシャテーヌのイラストは、イガがないですね。たまたま省いたんじゃないでしょうか??(笑) 
ちなみに、栗はイガごと下に落ちたものしか美味しくないので、早めに拾わないと虫に食べられます。(笑)

サバトンのマロングラッセは大変美味しいそうなんですが、どうもマロンではなさそうでしたけど(片方が平たい)。

アルディッシュ産の栗は、古木になったことや、厳しい検査で選別をするため年々収穫量が減少しているんだそうです。後継者問題もあり、価格が高騰。フランスのパティシェは、お安いイタリア産を使用されているとか(仏のセレクトショップジュリエッタより)。

両サイドがふっくらしたマロンだけで作られているマロングラッセは、いったいどこのお店にあるのでしょうね??  昔々、オペラ通りのコートドフランスのマロングラッセが有名で、こちらの田舎にお店があり入手できたので数回食べましたけれど、どうだったかな〜。当時1個5〜600円でした。
2016/12/01 | URL | フォルナリーナ  [ 編集 ]
Otiumさん、おっしゃっていることがわかりました。サバトンのイラスト、変ですよね。(笑)
明日、輸入会社にイラストのことを訊いてみま〜す。
2016/12/01 | URL | フォルナリーナ  [ 編集 ]
またイラストをみて、つらつら考えたのですが、イガは省かれていて(汗)ハジける前の状態ではないでしょうか?
ま、 明日のお楽しみ・・ですね。(笑)
2016/12/01 | URL | フォルナリーナ  [ 編集 ]
日仏商事商事さんから、回答がありました。
あのイラストの左側のマロンは、マロニエの実のマロンで、マロングラッセに使われていると流布されている一粒栗(マロン)のイラストではないそうです。
右側のは、シャテーニュの栗。1粒栗のイラストにしては、尖った頭部(花柱・柱頭)が枝のようですよね。(汗)フランスの方の、イラストだそう。

サバトン社が使用するアルディッシュ産のシャテーヌは、イガの中に2粒のものが多く、3粒があったとしても1粒は使用できないそう。
なので、サバトンのマロングラッセは、日本でいうマロン(1つのイガに1粒の栗)を使ったマロングラッセは、ないそうです。

どうも、
昔、マロングラッセは、マロニエの実(マロン)で作られていたそうで、のちにシャテーニュの栗の実で作るようになっても、マロンの名称だけ残ったようですね。日本でもよくあることですが、マロングラッセは、日本人にとってはまだまだ謎です、ね。(笑)
2016/12/02 | URL | フォルナリーナ  [ 編集 ]
Re:
v-22 フォルナリーナさんへ

>栗の花は、塩素系漂白剤のような香り

あら~、そうなのですか~。フランスで菜の花は臭くてたまらないと思っていたのですが、これは農薬の匂いでした。

>マロンではなく、アルディッシュ産のシャテーニュ(年間生産5,000トン)だけなんでしょうかね。

私だったら、AOC/AOPを持っているアルデッシュ産の方を重視しますけど。マロンとして売られている普通の産地の栗より、アルデッシュ産の方がずっと高価で美味しそうに見えるので。確かに美味しいのだけど、栗にしては高すぎる!

>サバトンのイラスト、変ですよね。(笑) 明日、輸入会社にイラストのことを訊いてみま〜す。

イラストは正しいのに(フランス側が説明に使うようにと提供したはず)、日本語の説明が間違っている、と私は思いました。サバトンのフランスのサイトをちらりと見ましたが、マロンについては触れていない感じがしました。マロン種以外の栗も使用しているのではないかな...。会社がどう回答なさったか教えてくださるのを楽しみにしています。
2016/12/02 | URL | Otium  [ 編集 ]
訂正・・アルデッシュ  でしたね。
2016/12/02 | URL | フォルナリーナ  [ 編集 ]
Re:
v-22 フォルナリーナさんへ

あれ、あれ、コメントの順番を見て気が付いたのですが、会社の回答を楽しみにしていますなどと書いた前にお知らせをいただいていたのですね。失礼しました。

>あのイラストの左側のマロンは、マロニエの実のマロンで、マロングラッセに使われていると流布されている一粒栗(マロン)のイラストではないそうです。

そういうご回答が来たのですか。私は、左側の絵は、現在の生産者たちが「マロン」としている栗の実の形状を見せる絵だと思ったのです。マロニエの実のマロンはこういう形状なのですが、ここでマロニエの実のマロンを出してくるのは不自然だと思われませんか? 食べられないマロンの絵を入れるのは無意味ですから。 

混乱しておりまして、現在のフランスでの栗のマロンとは何かを記事にしようとしているのに纏まらないでおります。

>サバトン社が使用するアルディッシュ産のシャテーヌは、イガの中に2粒のものが多く、3粒があったとしても1粒は使用できないそう。

そうなのだろうな、と想像していました。でも、会社では「フランスの業界でいわれる「マロン」を使用しています」とは言わなかったわけですね。貴重な情報です♪

>昔、マロングラッセは、マロニエの実(マロン)で作られていたそうで、のちにシャテーニュの栗の実で作るようになっても、マロンの名称だけ残ったようですね。日本でもよくあることですが

マロンとシャテーニュの違いは何かを探していて、そういう風に日本では言われていると知って面白いと驚いたのでした。でも、そんなことはありえないと立証している日本人の長い記事を発見して、なぜそうなったのかが特定できたので解決♪

>マロングラッセは、日本人にとってはまだまだ謎です、ね。(笑)

謎にするのが日本の商法ではないでしょうか? バレンタインデーは女性が男性に愛を告白できる日です♪ が端的な例かな...。恐ろしく不味いフランス産のマロングラッセも売れちゃう!

サバトンのマロングラッセには長い歴史があるし、そんな風に誠実に答えていたとお聞きすると、フランスのケーキ屋さんが作っている日持ちしない自家製マロングラッセほどではないにしても、まあ美味しいのではないかと思いました。
2016/12/02 | URL | Otium  [ 編集 ]
昨日、コメントをうっかり消してしまったので忘れていたのですが、
日本の栗の加工を、サバトン社に依頼したい企業があったそうですが、日本の栗は、天津甘栗やフランスの栗のようにツルリとは剥ず手間ばかりでコスト高なので、断られたそうです。

ジャンポール・エヴァンのチョコレートケーキが好きなので、モンブランも期待して食べましたが、やはり栗の香りが少ないので美味しく感じられず、とても残念でした。そんなものなのかな〜。アンジェリーナのモンブランも??

日本で一番多くマロングラッセを製造しているフタバ食品さんは、昔から、イタリアの栗だけだそう。日本の菓子メーカーは、こちらに依頼してあることも多いです。

で、気になったのでフタバ食品さんにお尋ねしましたら、『日本の栗は密度が高いのでシロップが染み込みにくく、美味しく加工できない』そうです。また、柔らかいので加工しにくいという記事もありました。フタバ食品さんでは、イガに2〜3個入ったイタリアの栗を使用されています。

フタバ食品さんの話をもとに検索しましたら、イタリアのマローニ種の栗は、『イガの中の 一粒だけが 大きくなる品種』で、価格もお高いそう。イガに一粒だけ・・ということではないそう。

また、ポルトガルやトルコでも収穫されていて、美味しいらしいトルコ産の栗は、フランスやオーストリアでも使われているんだとか。
フランスだから、フランス産ばかりとは限らなかったです。いまや、当たり前??ですよね。(汗)
2016/12/03 | URL | フォルナリーナ  [ 編集 ]
Re:
v-22 フォルナリーナさんへ

生栗を扱ったことは日本でもフランスでも数えるほどなので、皮の違いにも気がついていました。こんど機会があったら観察してみようと思います。

>フランスだから、フランス産ばかりとは限らなかったです。いまや、当たり前??ですよね。(汗)

エスカルゴもトルコや東欧から入ってくるのが多いです。日本ではフランス産エスカルゴとして売ってことがありますが、エスカルゴを採取して販売するのは禁止されているので、フランスで加工したということだけだろうと思います。衣料品のフランス・ブランドも、最後にフランスで組み立てていることが多いそうだし。

フランスの政治家が「メイド・イン・フランス」キャンペーンを打ち上げたとき、フランス産の自動車は唯一、トヨタだったというので笑わせる話になっていました。国内に工場を持っている自動車会社はトヨタ社だけだったのだそう。
2016/12/03 | URL | Otium  [ 編集 ]
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