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2016/12/12
フランスでは、栗は「シャテーニュ」と呼ばれたり、「マロン」と呼ばれたりします。さらに、マロニエという木があって、その実は栗に似た形をしていて「マロン」と呼ばれますば、こちらは食用にはなりません。ややっこしい...。

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その5


私が気になって書き始めたのは、食べる栗のシャテーニュとマロンがどう違うかです。

すでに書いたことを整理してみます:
  • マロニエはセイヨウトチノキ。
  • マロニエの果実「マロン」は、食べることができない。
  • マロニエと栗の木(シャテニエ)は、咲く花が全く違うなどの特徴があるので見分けることができる。
  • フランスにマロニエが入ったのは1615年というのが定説。

  • 栗の木はシャテニエ、食べられないマロンと呼ぶ実がなる木はマロニエ。しかし、辞書にある「マロニエ」には「栽培された栗の木」という記述がある。栗の木には、マロンと呼ばれる実がなる品種があり、その木のことを業界では「マロニエ」と呼んだりしているのだ。

  • 日本では、イガの中に栗が1つだけあるものを「マロン」だとする定義が定着している。
  • フランスでも、本来のマロンはイガの中に実が1つだけの栗だったらしい。この場合のマロンは、イガの中の外側にある胚珠が発育不全なために、中央の1つの実が残って大きくて丸い栗の実になったケース。
  • フランス語のmarron(マロン)の語原はラテン語。
  • 16世紀のフランスでは、イタリア語から入った言葉の「マロン」と呼ぶ栗が美味しいとの評判があった。
  • 私の憶測: 小麦が収穫できない地域ではシャテーニュが小麦粉の代わりに庶民の栄養源となっていたために、悪いイメージがあるので、大きくて美味しい栗はマロンと呼んだのではないか。


日本では「イガの中に実が1つ」の栗をマロンと呼ぶと言われているのですが、フランスでのマロンの定義はどうなのかということを今回は書こうとしています。

インターネットで検索すると、栗のマロンとシャテーニュがどう違うかを書いたフランスの情報はたくさんあるのですが、読んでいると混乱してくるので難航しました。植物関係の用語は、フランス語でも日本語でも、私には何のことかよく分からないので...。

勇気づけられたのは、ヨーロッパ栗を輸入している菓子メーカー「仏蘭西焼菓子調進所 足立音衛門」のサイトに入っている情報でした。私がそうではないかと推察していたことを的確に示していると思えたのです。「ヨーロッパ栗へのこだわり」に書かれている「マロン(イタリア語でマローネ)」が何であるかの説明は、こうなっていました:
  • 基本的に毬の中に栗の実が一つ程度入った大粒の栗で、中央部に割れ目のないものを指すと言われています。
この「割れ目がないもの」というのが、フランスでマロンと呼ばれるときの最大のポイントになっているように私には思えたのです。つまり、イガの中に実が1つであるか否かは、二の次というわけです。




フランスの栗栽培者には、マロンとシャテーニュの区別は簡単

フランス人でも、栗のマロンとシャテーニュの違いがどこにあるのか分かっていないようです。でも、栗を栽培して収穫する職業に携わる人たち(農業者ではなくて、castanéiculteurと呼ぶと学びました)や、栗を扱う業界の人たちにとっては、この2種類の栗の区別は非常に明白なのだそうです。

最も単純な説明は、これ:
  • マロンは、栽培されている栗の木から収穫される。
  • 自然に生えている栗の木から取れる実は、シャテーニュ。

マロンは、品種改良したり、接ぎ木したりして栽培している栗の木から取れる栗の実ということになります。接ぎ木した栗の木であることがポイントらしい。

でも、フランスの栗栽培では、平地の果樹園のようなところに栗の木をたくさん植えているというより、山の中で自然に生えているように見える栗林であることも多いのです。

栽培されている栗がマロンであるというだけではなくて、まだ裏がありそう...。

マロンとは何かを簡潔に説明している栗栽培農家の人の声がありました。


Châtaigne ou marron ?

「シャテーニュとマロンはどう違うのですか?」と聞かれて、「ハッ、ハア~」と言って2人で笑っているところを見ると、よくされる質問なのでしょうね。

彼女が言っているマロンと呼ばれる栗の定義:
  • 栗の木には、マロンとされる実がなる品種と、シャテーニュとされる実がなる品種がある。
  • マロンとされるのは、皮が1つで、仕切られていない。つまり、胚芽は1つ。
言葉だけでは理解できないので、図や写真で説明しているのを探しました。まず、「仕切られていない」というのは何のことなのかが第一の疑問です!


Q 1. これは何の絵?

まず、ややっこしいのは、食べる栗のマロンと、食べられないマロニエの実(マロン)がよく似ていることです。つまり、マロニエの実のマロンには「仕切りがない」のです。似ているから、両方とも「マロン」と呼ばれるのでしょうけれど。

栗の木とマロニエの樹木としての違いを見せる画像を、このページの最後に入れておきます

栗のマロンとシャテーニュの違いを説明しているサイトでは、判で押したように、こんな絵が入っていました。




Marron(マロン)と書いてあるだけでは、栗の実なのか、マロニエの実なのか分かりません。

描かれているマロンは食べられないマロニエの実だということもあり得ますが、両方とも栗の絵だと私は思いました。

栗の特徴は、頭のてっぺんにトーチ(たいまつ)の先みたいになっていると学んだのですが、上の絵には両方ともそれが見えるからです。

これが、栗のトーチと呼ばれる部分 ↓


マロニエの実の方は、頭のてっぺんがツルンとしているのだそうです(画像入りサイト)。

2つの絵を示しているのは、栗のシャテーニュとマロンの違いを説明するために入れているのですから、描かれているのはマロンとシャテーニュの違いを見せるための2種類の栗を示しているのだろう、と想像します。

しかし...

この2つの絵は何を見せようとしているのでしょう? イガの中に栗が1つだけなのがマロンだというのを示しているなら、イガを輪切りにした絵となります。でも、私には、栗を輪切りにしたようにしか見えないのですけれど...。


◆ フランスの栗業界でのマロンの定義

確信できたのは、マロンとシャテーニュは栗の木の品種で区別されているということでした。つまり、栗の木には、マロンが収穫できる品種と、シャテーニュとされる実がなる品種がある。

栗業界のサイトが示しているマロンとシャテーニュの違いは、下の絵でした。それを見せながらしている説明によって、市場に出る栗をマロンかシャテーニュかを決めている定義が分かります。


技術者は次のように用語を使う。
マロン marron は、仕切られている果実 fruit cloisonné (果実の仁 amande が複数の2番目の皮 deuxième peaux によって2つに分割されている)が12%未満である栗の木の品種。
シャテーニュ châtaigne は、仕切られている果実の割合が12%以上の品種。
☆ もう少し詳しい情報: Fructification chataignier 

図の上に描かれているのは、イガの中に栗が3つ入っているのだ分かります。下は、また同じような絵。ここでも「仕切られている」ことがポイントなわけです。

マロンが何であるかの説明ですが、1本の栗の木から取れる実で「fruit cloisonné(仕切られている果実)」の割合が12%未満なら「マロン」がなる栗の木の品種とされる。つまり、全部がそうでなくてもマロンで良いということになるわけですね。

※ 前回の記事「イガの中に実が1つだけの栗がマロンって、本当なの?」を書きながら、イタリア語の情報をフランス語に自動翻訳させて読んだのですが、イタリアでも「12%」でボーダーラインをひいていました。フランスとイタリアの基準が同じということは、欧州連合(EU)で決めているのかと思ったのですが、この定義がフランスで使われるようになったのは1954年であるという情報がありました。


Q 2. 「仕切られている」って、何が分割されているということ?

仕切られていない実がマロンで、仕切られていたらシャテーニュとされる。
それは分かりました。

シャテーニュとマロンの輪切りの絵でも、それを示していると考えられます。

「仕切られている」と訳したのですが、たいていは「cloisonné」という単語を使っています。仕切られていることを示す名詞はcloisonnement。仕切っているのはcloison(隔壁)。

こういう単語は、マンションが3つの部屋に「区切られている」とか、諸国間に市場の「障壁」があるとかいう時に使う単語なので、イメージはわきます。

でも、仕切られている、分割されている栗とは、何のこと?
何が仕切られているの?

イガの中に幾つかの栗の実が入っているのがシャテーニュ、ということ?
あるいは、1つの栗の実の中身を問題にしていて、その中で何かが幾つかに分かれているということ?

前者だとすると、イガの中に実が1つしか入っていないものがマロンである、という日本での定義になります。そうではないと主張するには抵抗があるので、日本の定義通りだと仮定した場合を考えてみます。


Q 3. イガの中に複数の栗が入っていたら、
    それは仕切られているということ?

イガの中に栗が3つ入っている場合、「3つに区切られている」という言い方をするのは不自然ではないですか? 日本人は「イガの中に3個の栗が入っている」と言いますよね?

でも、フランス人的感覚だと、3つに分かれていると言うのかもしれない。日本人のフランス語教師が、日本とフランスでは捉え方が違うのだ言っていたことを思い出しました。

何の例だったか忘れたので、ある地方に県が幾つあるかというのをどう表現しているかを例に出します。例えば、「ブルゴーニュ地方は4つの県に分かれている」という表現がフランスでは普通です。日本では、「東北地方には6つの県がある」とか「6県からなる」というような言い方をしませんか?

そういう捉え方の違いがあるとしたら、イガの中の栗も「3つに分かれている」というような捉え方をフランスではするのかもしれない...。

英語と仏語でページを入れている栗の苗木を売っているサイトでは、仕切れレている(cloisonnement)を英語ページではdividingとしていました。英語に直しても分けられているという意味ですから、何が仕切られているのかは分からない。

マロンとされる栗が収穫できる栗の木の品種があるわけなので、マロンとされる品種の栗の画像を探しました。

仕切り率が5%以下として売っている「Belle épine」という品種:
Plants de châtaigniers variété Belle épine英語ページ

ここに入っている栗の写真では、イガの中に栗が3つ入っています。もし1つでないのが5%以下の品種なら、イガの中に1つしか実がない写真を入れるのが普通ではないですか? 売っている苗木に全部同じ写真を使っているのかと疑ったのですが、ちゃんと品種ごとに違う写真を入れているのです。

もう1つの植木屋さんで、同じ品種と思われるものに入っている写真でも、イガの中に1つの写真ではありません:
Vente Châtaignier 'Marron Belle Epine' (Castanea sativa)

マロンとはイガの中に1つしか実がない栗である、という定義は疑いたくなってきます...。


Q 4. アマンド(仁)とは、なに?

栗の実の中に「amande(アマンド)」が1つしかない栗が「マロン」なのだ、という説明がありました。つまり、日本で言われているように「イガの中に栗の実が1つあるのがマロン」ではなくて、1つなのは「アマンド」。

では、アマンドとは何なのか?

「アマンド」というフランス語を聞いては真っ先に思い浮かべるのは、ナッツのアーモンドです。amandeを仏和大辞典でひくと、植物用語として「(梅や桃などの果実の核にある)」という訳語が入っていました。それに相当するのだろうと判断。

仁(じん)とは何か?
  • 種子の中にある「仁(じん)」と呼ばれる部分は、子葉となるための胚と、胚の栄養分である胚乳とからなる。
  • いわゆる食べられる木の実となり、栗などの堅果類、アーモンドなどの核果類、カシューナッツなどの熱帯果樹などいくつかに分類される。
  • かぼちゃの種やごまなどは、果実以外の植物の「種」であり、「種子類」と分類される。

さっきの絵(こちら)で、シャテーニュの絵では2つに分かれていましたが、これはアマンドが2つある、ということなのかな?...

アマンドが1つなのをマロンと呼ぶと説明している情報で、よく似たシャテーニュの絵に「amande(アマンド)」と書き加えているのが、こちらの絵

でも、専門家が書いたものではないらしいので、これが本当に正しいのかは分かりません。

栗の場合のアマンド(仁)が何なのかは放置することにします。私の興味は、「マロン」と呼ばれる栗は、イガの中に1つ入っているものなのか、栗の実の中が分かれていることを意味するのかどうか、ということなので。


Q 5. 栗を仕切っているtan(タン皮)とは、なに?

問題にされている仕切りですが、何が仕切っているかというと、tanタン皮)だというのは確かなようです。

仏和辞典で「タン皮」と訳されていたわけですが、それが何なのか分からないので、マロンとシャテーニュの違いを説明しているサイトに書かれている「タン皮」が何であるかの説明を読んで、謎解きゲームの開始 ♪
  • 2番目の皮。
  • ベージュ色の薄い皮で、苦い。
  • 普通の栗の木ではタン皮ができてしまうが、栗の中にタン皮があると苦いので、それがないマロンが美味しいとされる。
  • タン皮が発達しすぎると、実の中が亀裂してしまう場合がある。

もしも「仕切られている」というのをイガの中に複数の実があることだとすると、その仕切りになっているのは堅い鬼皮で、そんなものを食べて苦いなどと言うはずはありません。だとしたら、栗を仕切っているタン皮とは栗の渋皮のこと...

下は、芽が出始めている栗の断面図です。



この図の右にある皮の部分に対する単語で、外側はpéricarpe(果皮、種子を包む果実の部分)とあるのは、鬼皮のことだろうと思います(情報)。その内側と思われる部分がtan(タン皮)ですが、これは渋皮ですよね?

としたら、一番初めに入れた絵にあったシャテーニュの絵では、渋皮で仕切られていることを見せていることになります。

でも、栗の実の中に渋皮がありましたっけ?!

日本語で栗の詳しい情報が見つけることができなかったのですが、ドングリは詳しく書いていらっしゃる方があり、「大泉緑地の奇妙なドングリ」に入っている図6-3-3が「仕切られている」というのと同じなのではないかと思いました。

しかも、説明してくださっているのです。渋皮を取り除いた栗を食べたときに、渋皮が口の中に残る感覚がすることがあるのは、これと同じです、と。

そういうのがtan(タン皮)で、それがないのがマロンということなのではないと思って良いのではないでしょうか? つまり、フランスの栗業界では、イガの中に実が1つかどうかの問題にしていない?!



日本の栗は、はっきりと栗の実の中で亀裂しているのが多いのかも知れないと思いました。「渋皮煮」をキーワードにして画像検索すると、その典型的なものが入っていました。


渋皮煮を楽天市場で検索

九州の知人が作った渋皮煮を味わったときは、余りの美味しさに驚いたのですが、亀裂が入っている栗だったら、渋皮煮には問題ないとしても、マロングラッセを作ることはできないだろうと思います。


栗が割れると困る代表は、マロングラッセ

栗の実の中にあるのは薄い皮とはいえ、仕切りになっているタン皮(tan)には少し苦みがあるので、お菓子を作るには望ましくない。逆に、料理で使う栗では、それが独特の風味を出すことにもなる。そこでマロンとシャテーニュを使い分けるの意味があるのではないでしょうか?

マロングラッセというお菓子は、障壁のないマロンで作るのは理解できます。実の中で仕切りになっている薄皮があると、栗の実が崩れやすいだろうと想像できますから。

大きい栗で作ればマロングラッセは見事ですが、それよりも亀裂する可能性が少ない栗を選ぶ方が重要だろうと思います。実が割れてしまったら、ずっと安い価格に下げなければ売れません。
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◆ 「仕切られている」とは、栗の実の中が区切られていることだろうと判断

フランスのサイトの情報を眺めていると、日本と同じように、イガの中に果実が1つなのがマロンだという人もいました。でも、実際に販売されている栗に関しては、業界の人たちが言う「fruit non cloisonné(仕切りがない果実)」がマロンとされていているはず。

ヨーロッパ栗へのこだわり」のページにあった、マロンは「中央部に割れ目のないものを指す」というのは、フランスで「仕切られていない」と表現されているのと同じことなのだろうと思いました。

仕切られている栗というのは、下の断面図に見えるようね薄い皮が栗の実の中にあるということでは?



私は栗を売る仕事には無縁なので、マロンの定義なんかどうでも良いではないかと思い始めたとき、栗の産地として名高いコート・ダジュールのイゾラで栗の収穫をしているニュースがYouTubeに入っているのに出会いました。どうでも良いと思いながらも、まだしつこく探求を止められなかったわけですが!...

ご覧ください! 私の推察は間違っていなかった... かもしれませんよ~♪


ISOLA RECOLTE CHATAIGNES

栗を収穫している人が、実をナイフで割って「果肉(chair)しかない」と言って見せているのです。テロップのおかげで、2つに切った栗の断面はほとんど見えないのが残念。彼はこう言っています。

この栗からはマロングラッセが作れますよ。
シャテーニュは、中部が仕切られている(cloisonné)。

栗を扱うプロにとって、イガの中に実が1つしか入っていないことより、実の中に薄皮が入っていないことの方が重要だということになりませんか?

栗の苗木を扱っている会社のサイトにある売れ行きトップ3の1つになっていたVerdale(仕切り率 > 5%)は、その品種の栗の写真を入れているのですが、栗の中身に分割が入っていないのを見せるために輪切りにしたものが入っています。

ついでに、この動画を見て、もう1つ発見しました。犬も歩けば棒にあたる。無知でもネットでサーフィンしていれば棒にあたる...。

昨日の日記「辞書が頼りにできないと困る...」で、栽培されている栗の木をマロニエというのは本当なのだろうか、と書いたのですが、このニュースの中では、栗を売る人もアナウンサーも、マロンができる栗の木をマロニエと呼んでいました。私は栗の産地とは無縁なので聞いたことがなかったのですが、栗の木も「マロニエ」と呼ばれるようです。


マロンという栗であるかどうかは、気にすることはない?

もしも栗業界で基準になているマロンの定義で「12%未満」というのが、栗の実の中が薄皮で仕切られていないことを意味しているとしたら、イガの中に実が1つかどうか、実が大きいかどうかというのは全く無視していることになります。

現在のフランス国内で流通している栗では、12%のボーダーラインは超さない品種が半部以上で、むしろ栗の実の中に薄皮がたくさんある品種の方が珍しいような感じで書いている記事もありました。そうかも知れないという気もします。栽培するなら、美味しいとされるマロンの苗を植えるでしょうから。

生栗をマロンだとして高い値段で売るときには、見事にふっくらとした大きな栗なのではないでしょうか?

マロンもシャテーニュも、栗であることには違いありません。マロンとして売られている栗が特別なものだとして飛びつかなくても良いということ?... 栗の産地の人たちは、「マロンはツーリスト向け」などと言っているらしいのです。

マロンなんかどうでも良いと思ってしまいながらも、謎が次々でてくる栗のお話しはまだ続けます。


続き:  栗のマロンとシャテーニュ、言葉の使い分けは?

★ シリーズ記事目次: 栗のマロンには不思議がいっぱい!



シャテニエ
Châtaignier
ブナ科 クリ属
マロニエ
Marronnier
トチノキ科 トチノキ属
果実:
 ・シャテーニュ(châtaigne)
 ・マロン(marron)
果実:
 ・マロン(marron)
Graine de Marron



続き:  栗のマロンとシャテーニュ、言葉の使い分けは?

★ シリーズ記事目次: 栗のマロンには不思議がいっぱい!

マロングラッセのメーカーの製造過程で、イガの中に実が1つだけの栗を使っているわけではないことが見える動画を入れた記事:
マロングラッセを作るのには20日間もかかる <その8>





ブログ内リンク:
★ 目次: 食材と料理に関して書いた日記のピックアップ

外部リンク:
【栗のシャテーニュとマロンの違い】
☆ Chataigniers Noyers Coulié: Fructification chataignier 
☆ Esprit de Pays Dordogne-Périgord: La Châtaigne  un peu de botanique
La châtaigne et le marron
Marrons ou châtaignes, quelle différence
Châtaignes et marrons en Cévennes
☆ Terroirsdechefs.com : Le Marron et la Châtaigne, chauds ou glacés
☆Gustave La châtaigne et le marron
☆ Futura Planète: Définition  Châtaignier - Castanea sativa
   » Quelle est la différence entre une châtaigne et un marron
大泉緑地の奇妙なドングリ その2

【栗業界サイトの情報】
Comité Interprofessionnel de la Chataîgne d'Ardèche
   » Châtaignes et marrons ?
Castagnades (Parc Naturel Régional des Monts d'Ardèche): Tout savoir sur... la châtaigne d'Ardèche
Confrérie de la Châtaigne d'Ardèche
LA CHATAIGNE EN ARDECHE
Variétés de châtaignes & marrons en Cévennes
Connaissance de la châtaigne

【単語、語源】
☆ CNRTL / Etymologie: Châtaigne  | Marron
☆ Wikipedia: (仏)Châtaigne » (伊) Castagna
☆ Wikipedia: (仏) Marron (fruit) » マロン (植物)

【シャテニエ / 栗の木】
☆ Faculté de Biologie: La CHÂTAIGNE : un akène
☆ Cairn.info : Classer et nommer les fruits du châtaignier ou la construction d'un lien à la naturea
châtaigniers oubliés
☆ SECRETS DE JARDINS: CHATAIGNIER
☆ Nature Gastronomique et Médicinale: Le Châtaignier
☆ YouTube: Sur la route des châtaignes - Les carnets de Julie
☆ Encyclopédie de Diderot et d'Alembert: CHATAIGNES
☆ Chataigniers Noyers Coulié: Plants issus de greffes sur P.G. résistants
☆ 果物ナビ: くり 栗 Chestnut
果実の種と核と仁の違いを教えて下さい。

【栗の接ぎ木】
☆ YouTube: greffe(s) Au coeur de la châtaigneraie
☆ YouTube: 岡山県森林研究所
足立音衛門: 西洋と東洋が交差するトルコ共和国に栗を訪ねて


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カテゴリー: 食材: 果実 | Comment (5) | Top
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コメント
この記事へのコメント
素晴らしいですね!!
お菓子に携わる方に、ぜひ読んで欲しいです!!

ニンニン・・、忍者ハットリ君を思い出しました。(笑)
杏仁豆腐に使われる仁ですね。仁は、『さね(実・核)』、とも読むそうですね〜。へぇ〜ッ!!

日本の栗、白い実の中に渋皮が入っているのがありますね。
では、次回も楽しみにお待ちいたします!!

いつもの余談ですが、YouTubeでジャン・フェレを聴いていましたら、思いがけず、
マルティーヌ・クレマンソーの、♪ ただ愛に生きるだけ が出てきました。懐かしい〜〜!  こういうメロディー、昭和の感じ。(笑)

第2回ヤマハ世界歌謡祭(1971年)でグランプリ。日本人が好きなマイナーな曲調を、恋は水色のアンドレ・ポップが作曲したんだそう。
でも、フランスではヒットしなかったんだとか。今だと、日本でもヒットしないですね。楽しんでますけれど・・。(笑)
2016/12/06 | URL | フォルナリーナ  [ 編集 ]
訂正・・
仁→さねと読むわけではなく、さねという意味なんですね。さね→真根。
2016/12/06 | URL | フォルナリーナ  [ 編集 ]
Re:
v-22 フォルナリーナさんへ

>仁

アーモンドで食べる部分が仁なのだとか。フランス人はアーモンドを呼ぶので、その方が分かりやすいな。「核」というのは何かしらイメージがわきますが、「仁」と言われたら??です。「さね」と言われても、私は何にもイメージできない(トホホ)。

>マルティーヌ・クレマンソーの、♪ ただ愛に生きるだけ

知らないな... と思ったのですが、曲を聞いてみたら、よく耳にしたらしい曲でした。

http://chantefable2.blog.fc2.com/blog-entry-26.html

昔は声量がある人たちが歌手になっていたような気がする。
2016/12/06 | URL | Otium  [ 編集 ]
栗だけでこのような 考察ができるとは これは ドクター論文が とれますね〜
日本では シャテーニュという言葉は
聴いた事はありませんが(わたしだけかもですが)
マロンは 親しみやすい言葉で
絵つけの絵の具でも なぜか
マイセンの バラのピンク色を出す
絵の具を(粉の状態は 赤茶色い濃い ローズ色)
ワタシの先生は マロン、、とよんでいたのですよ、、
バラの色と 栗の茶色は あきらかに
違いますけどね〜
謎だ〜
2016/12/14 | URL | katananke 05  [ 編集 ]
Re:
v-22 katananke 05さんへ

>ドクター論文が とれますね〜

ひゃ~、ありがとうございます♪ 図に乗ってやったら、初めの1ページ目で、いい加減だと先生からお叱りを受けてしまうでしょうけど。

>マロンは 親しみやすい言葉

そうですね。フランス語にしては片仮名にもしやすい発音でした。シャテーニュなんていうのは、日本では受けそうにもありません。日本でネーミングするときにはイタリア語が向いているのだと聞いたことがあるのですが、この単語もイタリア語から来ているので納得。

>マロン、、とよんでいたのですよ、、
>バラの色と 栗の茶色は あきらかに 違いますけどね〜
謎だ〜


あら、まあ。また謎が出てきてしまった~! ピンクは茶色がかった感じもあるかな...。
2016/12/14 | URL | Otium  [ 編集 ]
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