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2017/07/02
春先の寒さで、伸び欠けていた木々の葉が黒くなって、お化けのような姿になっていたのですが、暖かくなったら元気を取り戻し、緑の世界になりました。でも、クルミも菩提樹も花は全く付けない。ベリー系の果実はいたって元気。

6月になってから猛暑になるというニュースが入ってきたら、友人たちは堪らないという顔をしていました。喜んでいたのは私だけ。真夏の服装でいられるような暑い日は年に何日もないので、私にはフランスの暑さは歓迎なのです。

でも、例年より少し早く来た今年の猛暑はかなり気温が上がっていました。

気温が上がって耐え難いのは、都会独特の暑さがあるパリ、それから近代的なコンクリート造りの家屋に住んでいる人たちだと思います。室内の温度は、日中には外と同じくらいになってしまうし、夜になっても温度は低くならないので。そういう所で生活する人たちは、フランスといってもクーラーが欲しいと思うかもしれないけれど、1年に何日くらい使うかな?...

私がいる所では、猛暑といっても、朝晩は寒いくらいに涼しいし、昔に建てられた石造りの家の中にいる限り過ごしやすいです。

私の家の石壁の厚さは1メートル足らず。外の温度が30度も過ぎると、さすがに家の中の温度も上がります。こういうとき、フランスでは窓の鎧戸を閉めて温度を遮断します。温度計で確認したら、鎧戸を閉めると室内の温度が4度下がっていました。

鎧戸を閉めれば涼しくなるのは良いのですが、家の中は真っ暗! 昼間から電気を付けて生活したくはない...。


過ぎ去ってしまえば、大した暑さではなかった

フランスでは記録的な猛暑が2003年にあり、大量の死者を出していました。2万人くらい?

その時、枯れ野原になってしまった牧場です ↓

2003年8月撮影

2003年の猛暑に比べたら、この6月のはそれほどには気温が上がらなかったように感じました。

でも、十数年たったおかげで、私の体力が落ちたかも知れない。暑さはどうということは無かったのですが、体が乾燥してくるのに参りました。

政府は1日に水を1.5リットル飲むようにというキャンペーンをしています。日本の蒸し暑さのようなものではないので、汗はかかないのです。それで、水を飲みたいとは思わないでいると、体が脱水症状になってくるというのが怖いところ。

冷蔵庫にたくさんオシボリをストックして顔を拭いたり、頭に乗せたりしていたのですが、そんなのでは脱水症状は抑えられないだろうと思って、1日に何回もシャワーを浴びることにしました。

本格的な夏になる前の猛暑のピークは、全国的に6月20日の前後1週間くらいだったようです。



このグラフは、気温ではなく、30度以上(赤)と35度以上(黒)になった地域のパーセンテージを示しています。つまり、35度を越えた地域はそんなに多くはない、ということですね。ただし、6月20日にはフランス全土の85%が30度以上になっていました。


私の自慢のミズナが枯れてしまった

私の記憶で最も暑かったのは、友人たちを昼食に招待した6月22日でした。

庭の北側にある納屋だった建物にある夏用のダイニングルームで食事したので、暑さはしのげました。日本にはうち水というのがあるのを思い出して、庭に水を撒くのに使っているホースを引っ張って来て、入り口のところの床に水を撒きました。

打ち水で、少し温度は下がった感じ。でも、体が乾燥していくのは感じる。

この日の食事の間に6回おしぼりを出しました。普通の時だと、おしぼりなんか必要ないという顔をするフランス人も多いのですが、こういう時には喜ばれます。大きなスープ鍋に保冷材を入れて、それにオシボリを入れて置いたので、いちいちキッチンの冷蔵庫まで取りに行かなくて便利でした。


友人たちを食事に招待したのは、庭で元気に育っている野菜や果物をおすそ分けするのが目的でした。



レタス、ミントなどを籠に入れて用意しました。それから、朝のうちに収穫しておいたフランボワーズ、果物で作った自家製のアイスクリームも保冷材を入れたバックに入れました。

この日、驚いたことを発見。庭で元気に育っていたミズナが全部枯れてしまっていたのでした。

種から育てたのですが、見事に葉を伸ばしていたのです。パセリ代わりに使えるし、変わった日本の野菜なので友人たちにも評判が良く、それもレタスと一緒にあげようと思っていたのに、哀れな姿になっていたのでがっかりしました。



水をあげていたのですが、この猛暑では足りなかったのかもしれない。あるいは、水菜というのはレタスのようにいつまでも生えているものではないのかな?...

枯れてしまうのが分かっていたら、全部収穫して、湯がいてから冷凍しておけば良かった...。


7月に入ったら、さむ~い!

暑さが去った翌日くらいはほっとしますが、どんどん気温が下がってきて、雨も降ったりして暗い。そうなると、また暑さが恋しくなる。最高気温が25度くらいは欲しいのです。数日したら、夏の天気に戻るという天気予報なので期待。

ニュースでは、政治家のSimone Veilシモーヌ・ヴェイユ(Simone Veil)が亡くなったという報道が目立ちました。享年89歳。

ユダヤ人なので、戦時中には家族と共にアウシュビッツ収容所に送り込まれましたが、奇跡的に生還。

保健相時代に、猛反対を押し切って妊娠中絶を合法化(1975年)させるなど、女性の権利向上に取り組んだ功績で知られている女性です。平和構築が原点となった欧州連合(EU)の統合深化に尽力し、1979年には女性として初めて欧州議会議長に就いています。

お顔立ちからして、強い女性という感じ。

パリにフランスの偉人を葬るパンテオンがあるのですが、シモーヌ・ヴェイユを入れようという運動が起こっているそうです。遺族の反対があれば強制はできないので、入らないで済んだ人たちもいたのですが、彼女の場合は政治家だから入るかな...。

ブログ内リンク:
2003年の猛暑 2003/07/20
フランスの猛暑を乗り切る方法 2006/07/03
猛暑のとき、パリで涼しく過ごせる場所は? 2013/08/03
★ 目次: 今年のミレジムは? (ブルゴーニュ・ワイン)
「日本のパセリ」という名で売られていた野菜 2009/09/20

外部リンク:
Bilan de la canicule de Juin
Fortes chaleurs Pompiers.fr
Plan national canicule 2017 - Vague de chaleur : des questions ?
Canicule Gouvernement.fr
フランスの象徴的存在、シモーヌ・ヴェイユ死す
シモーヌ・ベイユさんが死去 アウシュビッツの生存者


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