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2017/08/30
毎年この時期になると、おびただしいほどのツバメがいるのが目につきます。大空を飛び回っているのを見ると羨ましくなりますが、あれは飛行を楽しんでいるわけではなくて、飛んでいる虫を食べるために旋回しているのでしょうね。

大旅行に出発する準備のために、電線に並んで点呼をとっているかのようなツバメたち。その数が日増しに増えてきています。ら飛び立って行くと、空が埋まってしまうほどの大群になってきました。

ツバメは小さいので良いですが、これがカラスなどだったら、ヒッチコックの映画『』のような光景になって怖いだろうな...。

巣から落とされた鷲と、孤独な少年の友情を描いた映画」を書いていたら、フランスで「rapace(ラパス)」という魅力的な名前で呼ばれるけれど、日本語では「猛禽類」という味気ない呼び方をする大きな鳥たちが飛び交うのを見るイベントを見たことがあったのを思い出しました。


テーマパークは原則として嫌い

テーマパークを私は好きではありません。東京で買い物しらディズニーランドのペア券をもらったことがあったのですが、子どもがいる知人に差し上げてしまったほど。つまり、ただでも行きたくない!

子どもの時には親に連れて行ってもらっていましたが、楽しんだという思い出は残っていません。子どもの時には親がすることに抵抗できないので行っていました。大人になってから思うには、父が勤めていた会社の福祉とか何とかで、招待券が出ていたのだろうと想像します。

フランスでは、友人が娘さんを連れて行くのに付き合って行ったことがあり、こういう所には二度と行かないぞ(!)と思いました。

その時のことを書いたブログ:


拷問を受けた気分になった日のこと 2005/08/19

写真アルバムで確認したら、その1カ月後に別のテーマパークに行っていたのでした。

でも、ジェットコースターなどに乗って酷い目にあったアミューズメントパークとは違って、こちらはフランスの歴史を再現するアトラクションを見せている所なのです。

歴史的建造物を見るのが好きな私。ここは色々な時代のフランスを再現しているテーマパークなので気に入りました。


ピュイ・ドュ・フーPuy du Fou

何もなかったところに作ったテーマパークなので、現代に作った建物ばかりなのですが、よくできています。「中世の村」などという一角は、知らなかったら本物かと思ってしまうほどの出来ばえでした。

Le Secret de la Lance
Le Secret de la Lance

Les Vikings


動画で見た方が雰囲気が分かるので、オフィシャルサイトのを入れます。


Le Grand Parc du Puy du Fou 2017

昔のフランスを味わいたかったら良くできているテーマパークだと思うのですが、日本ではほとんど知られてはいないのではないでしょうか? でも、フランスでは、パリのディズニーランドに次いで入場者数が多いテーマパークだそうです。

行政が始めた観光開発としては成功例だと思います。ここはフランス革命に反対してために、完全に破壊されてしたった地方なのです。ヴァンデの反乱の舞台。

歴史では、フランス革命は虐げられた農民が起こしたと言われていましたが、今では修正されて、あれは台頭したブルジョワ階級が起こした革命とされています。

それを強く感じたのは、このヴァンデ地方でした。貴族と農民が一緒になって、革命に抵抗運動をしたのです。革命軍には勝てず、悲惨な歴史を残しました。

フランス革命では、貴族や聖職者から財産を没収しました。貴族を抹殺しようという意図は分からなくもありませんが、信仰心があつかったはずの当時、宗教建築を破壊したというのは狂気の沙汰としか思えません。

ヴァンデ地方の宗教建築は見事に破壊されていした。今でも宗教心があついというのは、フランスでは余り感じることがない例外的な地域。

ともかく、観光客を呼び寄せる歴史的建造物が残っていないので、テーマパークを作ったわけですが、それが成功しました。

アイディアを持ったのは地元政治家で貴族のフィリップ・ド・ヴィリエ氏。最近はテレビで見かけることもないので、どうしていらっしゃるのかは知りません。

現在のピュイ・ドュ・フーは、NPOに運営を任せているようです。

楽しめるテーマパークです。レストランも、昔のフランスを味わえる趣向になっています。




ピュイ・ドュ・フー(Puy du Fou)は、日没後に行われる光と音の祭典「Cinéscénie」からスタートしました。1978年だったそうです。

それが大成功したので、昼間も楽しめるテーマパークができました(1989年)。それができたばかりの頃、近くを旅行したので行ってみて気に入りました。予算もなかったせいだと思いますが、質素なテーマパークの感じがしたのですが、ヴァンデ戦争の様子を再現した洞窟などは感動的でした。

テーマパークは事業の成功で得た収益で充実されていると聞いたので、それから何年かして、夜のスペクタクルも見て、パークも しっかり見ようということで二度目の訪問。見違えるようにテーマパークは見事になっていました。

一緒に行ったブルゴーニュの仲間と、近くに住んでいたら年間フリーパスを買うのにね、と話しました。でも、ブルゴーニュからは非常に遠いのです。二度目に行ったときは、遠くまで行ったのを利用して地域を観光する旅行だったので、8日間をかけました。

また行きたくなったけれど、フランスの東から西の果てまでは、おいそれとは行けません。近所の人たちがバスで行く団体旅行を企画して、夜にはバスで走り続けるという1泊2日の旅行をしていたけれど、無茶だと思いました。

毎年のようにアトラクションを増やしているのですが、現在のプログラムはこちら。大小60くらいのアトラクションがあるそうです。

今ではフリーパスの設定はなくなっているみたい。二度目に行ったときには2日間のチケットを買ったと思います。料金はこちら。そう安くはない...。


一番気に入ったのは、猛禽類の鳥たちのショー

本格的にピュイ・ドュ・フーで遊んだなか、最も気に入ったのは、猛禽類が登場する「Le Bal des Oiseaux Fantômes」というものでした。「亡霊鳥たちの舞踏会」という感じの命名かな。

気に入ったので、2度見てしまいました。


Le Bal des Oiseaux Fantômes - Puy du Fou


テーマパークが好きではないのに加えて、動物園も大嫌いな私です。動物たちが可愛そうではないかと思ってしまうから。テレビでイルカのショーなどが出てくると、動物虐待だと言いたくなる。

でも、ここでは猛禽類の大きな鳥たちが飛び交っていて、見ている人間だって危険を冒しているから対等という感じがあるので、違和感がなかったのでした。

語り手がいてストーリーになっているのですが、最後にたくさんの鳥たちが出て来るときには圧巻のシーンになります。


長い動画(27分)は、こちら:


Le Bal des Oiseaux Fantômes, Puy du Fou


このパークには鷹飼育のアカデミーがあって、ヨーロッパの品種を保護したり、鷹狩りの方法などを教えているようです。


le travail en coulisse du bal des oiseaux fantômes du Puy du Fou (Académie de Fauconnerie )


左手をあげる?

前回の日記を書いた後で、ピュイ・ドュ・フーのアトラクションの動画を見たくなったのは、鷹匠がグローブをはめた手をかざすのはどちらの手なのか確認したかったからです。

私が巣から落ちたカササギ兄弟が挨拶に来ないと話して、こうやって手を差し伸べていたら飛んできてとまるかな、とジェスチャーをやったら、「かざすのは左手だ」と言われてしまったのです。

なぜ左手?

調べてみたら、日本の鷹匠でも同様でした。右手は杖を持ったりするために空けておかなければならないからのよう。

友人は、どうして左手をかかげると知っていたのだろう? 私が注意散漫なだけなのだろうけど...。

ふと、また気になる。

学校で先生が何か言ったとき、片手をあげて「は~い」とやっていましたよね。あれは、どちらの手をあげるのが普通でしたっけ?

画像検索すれば出て来るので検索してみました。日本では、明治時代に右手をあげろという方針があったらしい。ヨーロッパ諸国では、どちらでも良いという感じがしました。




このテーマパークに観光客が多く訪れるのは、夜に行われる「Cinéscénie(シネセニー)」に絶大な人気があるからではないかと思います。

Son et lumière(光と音の祭典)は、夏の観光シーズンにフランスを旅していたら、何処かで必ずぶつかるはずのアトラクションですが、このピュイ・ドュ・フーのは世界最大規模と言われています。

フランスでは珍しくないアトラクションなわけですが、いつから始まったのだろうかと書きながら気になってきたので、調べてみたことを次回に書きます。

続きへ:
ソン・エ・リュミエールと呼ぶスペクタクル



ブログ内リンク:
フランス革命がもたらしたもの・・・ 2008/02/03
★ 目次: 右と左の違いが気になる
★ 目次: フランスで感じるキリスト教文化

外部リンク:
Puy du Fou (オフィシャルサイト)
Puy du Fou - YouTube(オフィシャル動画)
Puy du Fou / la Cinéscénie, nouvelle version 2017
フランス中世の大テーマパーク「ピュイ・デュ・フー(Puy-du-Fou)
☆ Wikipédia: Puy du Fou
☆ Wikipedia: Rapace » 猛禽類
最後の鷹匠3
☆ 日本鷹匠協会: 道具について
教室での挙手は右手?それとも左手?
挙手の研究、誰かやりませんか。


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コメント
この記事へのコメント
猛禽類をつかった ショーがあるなんて
さすが フランスらしく 優雅で美しく
そしてダイナミックですね〜
日本でも新年にかしら、、
浜離宮公園で 鷹匠の デモンストレーション?
が毎年 おこなわれるようですが、、
ショーとしてというよりも 伝統芸を
見せる、、という意味合いみたいで
いまは 女性の鷹匠が 人気のようです〜
このようなテーマパークが日本でも
あれば いいのにな、、と 思います〜
2017/08/31 | URL | katananke 05  [ 編集 ]
Re:
v-22 katananke 05さんへ

>浜離宮公園で 鷹匠の デモンストレーション? が毎年 おこなわれるようですが、、ショーとしてというよりも 伝統芸を見せる、、という意味合いみたいで

知らなかったことを教えていただいたので(感謝!)、動画を探しました。放鷹術(ほうようじゅつ)というものなのですね。

フランスで見たショーとは全く違いますね。餌で釣っているイルカのショーみたいで、鳥たちが哀れに見えてしまいました。鳥たちの表情が痛ましい...。鵜飼いも美しい日本の伝統ですが、見ていると自分が鵜になった惨めな気分になるのを思い出しました。さらに、気にする私がおかしいのでしょうけれど、浜離宮公園のバックが高層ビルなのが何とも味気ない…。

フランスは日本のように経済的に豊かではないし、普通の観光客はそんなにお金を落とさない国なので、こんなに大規模で、お金がかかりそうなテーマパークができていることに驚いております。収益をあげたらいけない規制があるNPO組織が運営しているからで、行政支援も大きいのだろうなと思います。

日本にも、鎌倉の鶴岡八幡宮で行われる流鏑馬とか、奈良の東大寺二月堂で行われるお水取りとか、ドラマチックで迫力のあるストーリーにしたアトラクションに仕上げることができる伝統がたくさんあります。そういうの一堂に会したショーを見ることができるテーマパークがあったら行きたくなりますが、神事だから軽々しく真似してはいけないのでしょうね…。
2017/08/31 | URL | Otium  [ 編集 ]
浜離宮公園は 駅から近いので 決して広大では
ないですが 都会の中の ささやかなオアシス、、という意味で
うしろに 高層ビルがあるけど
貴重な場所だとは おもいますよ〜
季節季節に 植え込んで ていれされたお花が満開の ささやかな? 広場もありますしね〜

手軽に でむけるし 池の側の茶室で
お手前もいただけるので
外国の観光客にも 
人気の場所です〜
入場料もとったかなあ、、
いらなかったかも、、

2017/09/02 | URL | katananke 05  [ 編集 ]
Re:
v-22 katananke 05さんへ

浜離宮恩賜庭園を調べてみたら、入園料をとりますね。

フランス語の学校でガイドクラスがあり、その授業でフランス人の先生に連れられて、浅草までの隅田川ラインという水上バスに乗るというのをした時に行っていたのを思い出しました。こういう公園が東京にあるのは良いな、と思ったような気がします。
2017/09/03 | URL | Otium  [ 編集 ]
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