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2009/09/07
前回の日記に書いたバーベキューパーティでは、場所を提供する人が肉を用意して、あとはみんながあるものを持ち寄る、というものでした。

ご近所からいただいた野菜が余っているので持って行こうと思ったのですが、おっとっと。集まる人の中には、農家なみに野菜を作っている人がいたのでした。

持って行かなくて正解でした。新鮮な野菜がどっさりあったのです。

サラダにするために持ってきたレタスは、「カミカゼ」という品種だと言われました。そんな名前のレタスがフランスにあったとは、初めて知りました!

気取らないバーベキューの集まり。食前酒タイムが終わると、みんなは手分けして食事の準備にかかりました。

野菜を洗いに行こうとしたので、写真を撮りたいと言ったら、ポーズしてくれました ↓

家庭菜園が趣味の人

カミカゼだから、こういうポーズになった?!


フランス語になった「カミカーズ(神風)」

Kamikazeとは日本語です。神風。すっかりフランス語になっている単語で、「自爆テロ」の代わりに用いられていて、フランス人は「カミカーズ」と発音します。

自爆テロの意味で「神風」という言葉が使われるのが定着したのは、アメリカの同時多発テロ事件(2001年)だったのではないかと思っています。

カミカーズという言葉を使われると非常に気分が悪いのですが、ニュースでも頻繁に使われるので、もう慣れてしまいました。

それで、「カミカーズという品種のレタスを持ってきたよ♪」と言われたときには、喜んでしまいました。カミカーズという言葉が暗くない意味でも使われていると知って嬉しくもあったし、私への配慮だったのかも知れないし。

それでも、みんなに神風の語源を話してしまいました。フランス人にしたら第2次世界大戦のときの特攻隊のイメージしかないけれど、元寇から追い払ってくれた台風を神風と呼んだのだ(フランス語にしたらvent divin)、と。そうとは言い切れないらしいのですが、私はこの説が好きなので、フランス人たちにはそう説明しています。

それを話すと、フランス人たちは例外なく感心してくれます。だって、戦争中というのは、フランスだってそういう神がかったことが好きだったと思うのです。世界大戦のときには、それまで忘れ去られていたジャンヌ・ダルクが脚光を浴びて持ち出されたりしたのですから!

例えば、これ。
むかしお世話になったマダムがお餞別にくれた昔の絵葉書をスキャンしてお見せします。

戦時中の絵葉書

彼女の母親に送られたという貴重な絵葉書だったようです。大切にしていた骨董品の中では気軽にあげてしまっても良いものなのでくださったと思うのですが、ジャンヌ・ダルクの絵なのでした。


神風サラダ

カミカゼは、立派なレタスでした。

「カミカゼ」という品種のレタス



カミカゼ・サラダ

歯ごたえがあって、とてもおいしかったです。サラダはこれに決めたい、と思ってしまったほど。でも、お店で見かけたことはありません。

来年は種をくれるように頼んだのですが、覚えていてくれるかな? 以前にも大勢集まる席で会ったことがあるかどうか記憶が確かでない程度の知り合いに過ぎないので、当てにできません。

インターネットで調べてみたら、本当にフランスには「カミカゼ」という品種のサラダがあるようで、ネットショップでも売られていたのでメモしておきます。
Batavia Kamikaze
Laitue batavia kamikaze

日本のレタスには「神風」などという品種はないですよね?
楽天市場で「レタス」を検索

ブログ内リンク:
★ 目次: 食材と料理に関して書いた日記のピックアップ

情報リンク:
【フランスで栽培されているサラダ用葉菜の種類】
C'est si bon la salade...

Kamikaze はテロリスト?




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コメント
この記事へのコメント
otiumさんv-22こんにちは。

カミカゼという、いかもレタスに名づけられているなんてびっくりしました。しかも自爆テロのような意味があるのはちょっとひっかかりますね。。

私もOtiumさんのように元寇から来てるので、急に勝負の風向きが自分側に吹き始めたという意味として捉えていたので、言葉の伝わり方は怖いなぁと思いました。。
日本にも変なカタカナ外来語が多いようなので、自分も気をつけなきゃ。
バーベキュー、おいしそうですね。

あと前述にあったマスクの話、私もニュースでマスクをかけてる人がずら~っといる画像を見ると「うぅ世も末だ。大丈夫だろうか」と感じます。
草刈正雄主演の「復活の日」(ウィルスで世界が滅びる)という昔の角川映画を思い出してしまいます。

マスクの異様光景は怖い、でも実際にウィルスが万遍するようになったら、、複雑な気分になりますね。
2009/09/08 | URL | chiaki@静岡  [ 編集 ]
カミカゼレタスって知らないけど、なんかどこかでこんなレタスを見たことがあるような…と思っていたら、思い出しました。

実は、うちでできたレタスが、どことはなしにこんな感じだったのです。
でも、それはちゃんと畑に植えられたものではなくて、タネから苗になった状態のまま、他の作業が忙しくて、うちのジジがそのまま苗床にほったらかしにして育ってしまったレタスが、ちょうどこんな感じの葉っぱになってました。
葉っぱは、あまり巻かなくて、デロンとのびてました。
苗床で根っこのところが狭かったので、これほど大きくは育ちませんでしたが、普通に育ちすぎて葉っぱが厚くちょっと固くハリハリする感じのレタスとは違って、柔らかくておいしかったです。
畑に移したのは、大きく丸くハリハリに育っていたので、あれはカミカゼレタスではなかったと思いますが…。

2009/09/08 | URL | すぎちゃん  [ 編集 ]
v-22 chiaki@静岡さんへ

>カミカゼ・・・ 自爆テロのような意味があるのはちょっとひっかかりますね。

⇒ 同時多発テロ事件の頃、フランスのニュースで「カミカゼ」という言葉が乱発されていたので参りました。日本が特攻隊をしていたころ、ドイツ軍は犬の首に爆弾をつけて突撃させるということをしていたので、そちらの言葉を使って欲しかった、と思ったり…。でも、犬は空から降ってきたわけではないので与える恐怖は少ないし、可哀そうな犬たちは信条のために命を落としたという満足感を持て命を落としたわけでもない。カミカゼという言葉がふさわしいのかな… とあきらめました。

>前述にあったマスクの話、私もニュースでマスクをかけてる人がずら~っといる画像を見ると「うぅ世も末だ。大丈夫だろうか」と感じます。

⇒ わあ、chiakiさんもそう感じられますか! 意見がまとまらないフランスと違って、日本は、何かが流行るとそれに染まってしまう、誰かが悪いとなると皆で袋叩きにしてしまう、そういうのが日本なんだな… と感じるようになったので、マスクに関してはどうでもいいや、と考えることにしています。

こういう免疫ができたのは、久しぶりに日本に帰国したときに見たペットボトルだらけの光景でした。家の前に置いてある植木鉢の間にあるだけではなく、電信柱の周りにもペットボトルがしっかりと巻かれている。それがあちこちにあるので、本当に怖かったです!

何事が日本におきたのかと心配したのですが、猫よけ手段なのだと知りました。でも、何だかおかしいぞ… と思ったのですが、その後に帰国したら、地下鉄サリン事件でニュースが賑わっていました。こういう集団ヒステリック状態のときに戦争が起こるのではないかと思って、戦争を経験した日本人に聞いてみたら、「あの頃は、もっと世の中が暗かった」と言われました。私の第6感は当てにならないのだろうな、と安心していることにしました。
2009/09/08 | URL | Otium  [ 編集 ]
v-22すぎちゃんへ

>うちでできたレタスが、どことはなしにこんな感じだったのです。
>普通に育ちすぎて葉っぱが厚くちょっと固くハリハリする感じのレタスとは違って、柔らかくておいしかったです。


ご報告ありがとうございます♪ 品種改良って、そんなことからも生まれるものなのではないでしょうかね? でも、神風と呼んでみようなんて思われなかったでしょう?

レタスは、歯ごたえはあるものの柔らかい、というのが最高ですよね。ジジさまのレタスはただ育ちすぎでそうなったのだとしたら、もともと非常に質の良いレタスだったのだと思います。来年は、幾つか神風レタスを育ててください!
2009/09/08 | URL | Otium  [ 編集 ]
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