| Login |
2008/05/20
今年のフランスの冬は暖冬。そして春先には異常に寒くなりました。それで、庭の花も、蕾ができたときに霜にやられてしまって咲かなかった花もあるし、例年よりみごとに花を咲かせたものもあります。


ヴィーナスの木靴という花

毎年見に行こうと決めている花にSabot de Vénusがあります。そのまま訳せば「ヴィーナスの木靴」と呼ばれる野生の蘭(らん)です。

天然記念物という言い方がフランスにあるのかどうか知りませんが、それに匹敵する貴重な植物です。

背丈が40センチくらいになる、実に見事なランなのです。

どこに咲いているかを友人に場所を教えてもらえたのはラッキーでした。普通に森の中を散歩しているくらいでは出会えない貴重な花ですので。

こんな異常気候の年、ヴィーナスの木靴は咲いているだろうか?・・・ あるいは、いつもより立派な花を付けただろうか?・・・ 期待を高めて見に行きました。

雑木林のような場所なのですが、知っている人はいるらしくて、獣道のようなものができていました。それをたどっていくと、3カ所で見つかりました。

ちょうと満開になった時期♪ でも、お花は少ない・・・。



昨年は枯れ始めた花もあったので、行く時期が遅すぎたと思ったのですが、今年よりずっと見事でした。
そのときの写真が入っている日記:
野生のラン、サボ・ド・ベニュスを見に行く 2007/05/24

ついでに、大きな写真を紹介しているサイトを見つけたのでご紹介しておきます:
Lady's slipper orchid
英語サイト。大きな写真をクリックすると、さらに拡大します。


森の散歩

ヴィーナスの木靴が生えているところは、湿地帯にあります。他とは違った植物が生息しているので、森を2時間ばかり散策しました。

普通のところより背が低い花もあるし、逆に背が高く育っているので面白いのもありました。

花瓶に活けたくなったのは、Polygala communという小さな花。普通は10センチくらいなのに、ここでは花瓶に活けるのに問題ないくらい背が高いものがありました。しかも、青い粒のような花しか見たことがなかったのに、あずき色のもあります。

それを積んで花束にしながら、同じように白い小さな花、スズランのようなのがあったらきれいなのにな・・・ と思いました。でも、もう5月も末。スズランの花が咲いているはずもない!

ところが、スズランの小さな花畑を見つけて感激。しかも、何か所にもありました。お花は全く枯れていなくて新鮮。香りも衰えていません。

しかも、森に咲くスズランは背が低いのに、ここのは見たこともないくらい大きなスズランでした。やはり、ここは地質が特殊なのでしょうね。


摘んできた花は、小さな花瓶3つに活けました。

フランス人は食いしん坊なのでキノコ狩りには熱心なのですが、お花を摘む人はいないらしい。散歩すると、信じられないほど美しい花々に出会います。

ブログ内リンク:
★ 目次: フランスの田園に咲く野生のラン
★ 目次: 森に咲く春を告げる花々
総目次: テーマおよび連続記事ピックアップ


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村


カテゴリー: 植物 | Comment (7) | Top
この記事のURL | Rédiger
コメント
この記事へのコメント
「森に散歩」って日本では言いませんけれど、赤頭巾、ヘンゼルとグレーテル、白雪姫、などなど、森の中にお家がある童話とか、「ある日、森の道、熊さんに出会った」という歌とか、違和感なく、童話・童謡で日本に紹介されていますね。
それにしてもみごとなスズラン、きれいですね。
2008/05/22 | URL | Saule  [ 編集 ]
そうそう、「ヴィーナスの木靴」って面白い名前ですね。ヴィーナスって木靴なんかはきそうもない感じですが。
2008/05/22 | URL | Saule  [ 編集 ]
v-22Sauleさんへ

「森の散歩」というのが、私は気になっている点です。

フランスでは、山岳地方でない限り、勾配も少ないので森の散歩が楽しめます。でも、日本の学者さんが書いたものに、ヨーロッパの森は日本のように雑木が生えないので散歩できないような世界にはなっている、というのがあり、どうかな? と思ったのでした。「そもそも、ロビンフットの物語は・・・(私の子ども時代の大好きなお話だったので、よけいに注目)」とあって、ヨーロッパの森だから馬で走っていられたのであって、日本の森ではありえない、という記述でした。でも、ヨーロッパの森林は手入れがよく行き届いているから散歩できるのであって、自然に放置していたら、やはり散歩なんかできないくらい灌木や雑草が生い茂るはずだと思うのです。

日本の農村開発に携わっている人に農村を案内してもらうと、同じような話しをされます。日本の森は散歩なんかできない。フランスの場合は、未だに暖炉を使うので、剪伐すべき小さな木の需要があります。それで、森はたいてい歩きやすいくらいにきれいに整えられているのだと感じています。

「ヴィーナスの木靴」とは良い表現だなと思います。花が本当に木靴のようにふくらんでいるので。でも、確かに、ヴィーナスが木靴をはいた姿というのは想像できませんよね!(笑) 英語ではLady's slipperとなっているのは、それを考えたのか、言葉の響きのためなのか?・・・
2008/05/22 | URL | Otium  [ 編集 ]
ロビンフッド
そうそう、わたしも大好きな話でした。小学生のころに読んだ文学全集の中の一冊にあって、挿絵も素敵で繰り返し読みました。楽しい物語ですが、でも、たしか最後が、ロビンの死で、図られて毒を盛られたロビンが死の床で「この矢の落ちたところに自分を埋めてくれ」と弓を射て、その矢の向った先、自分が愛した森にロビンは葬られる、というものでしたね。
中学生のころ、エロール・フリンがロビン、マリアン姫はオリビア・デ・ハビランド、の映画が良くNHKで放映され、これまた大好きで必ず見ました。エロール・フリンは「剣戟スター」でフェンシングの場面がなんともかっこ良く、彼の他の映画も大好きでした。
ロビンフッドはいろんな人で映画になってもいますけれど、ショーン・コネリーとオードリー・ヘプバーンの「ロビンとマリアン」という映画が、しみじみしていて好きだったです。
2008/05/23 | URL | Saule  [ 編集 ]
Re: ロビンフッド
v-22Sauleさんへ

Sauleさんもお好きでしたか?!

映画の方は、私は何となく違和感を覚えたような気がします。話しを読んで想像を膨らませすぎていたのかも知れません。

ところで、フランスでロビンフットの話しをしたとき、フランス語では「Robin des Bois」というのだと教えられて、なんとつまらない名前かと幻滅しました! 「ロバン」というのからして、締りのない響きではありません?

書きながら、hoodが仏語ではwoodになっているので間違いだったかと気になって調べたら、Robin Hoodを直訳すれば「Robin la Capuche」なのだと書いてありました( http://fr.wikipedia.org/wiki/Robin_des_Bois)。でも、これはもっと締まらない言葉ですね!
2008/05/23 | URL | Otium  [ 編集 ]
フランスのリヨンのスイス寄り
スイスバーセルからリヨン行きの列車にのっていた。居眠りしてて、リヨンについたと思って降りたら、全然違う田舎の駅。暇つぶしに駅前の郵便局へ。そこで、すごいものみた。なんと、二人の制服を着た郵便局員の間にじっと座っている、切手をなめるのだけが仕事のおじいさん。1983年の4月はじめ。でも4月1日ではなかった。未だにわすれられない。あれは、幻覚か? 一人旅だったので一緒に見た友達がいないのが惜しい。フランス通の方、誰かこの謎を解いてほしい。熱烈待回答
2008/06/11 | URL | ましまかずこ  [ 編集 ]
Re: フランスのリヨンのスイス寄り
v-22ましまかずこさんへ

どなたか疑問を解決するコメントを入れてくださることを私も期待しています!

今日は、たまたま郵便局に勤めていた人に会ったので、こういう光景はどういう可能性があったのだろうか? と聞いてみました。

切手の在庫を調べる人が来ていたのではないか、という返事でした。郵便局で切手を売るときの会計が間違っていないかをという検査の人が来る制度があるそうで、在庫の残りを調べて会計ミスがないかをチェックするそうです。そう言った人の郵便局は会計のズレがないので、年に2回くらい監査の人が来るだけだと言っていました。

ご覧になった人が切手が入ったバインダーをペラペラめくっていたのだとすると、その可能性が強いと思います。でも、それ以外に何かあることを教えてくださるコメントがあるかも知れませんね。会計監査の人だったなどというのは面白くないので、何か別の答えが出てくることを期待しています!
2008/06/11 | URL | Otium  [ 編集 ]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する