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2009/11/09

シリーズ記事目次: 【ノルマンディー旅行(2009年秋)】 その5


プロヴァンスに住んでいたときには、天気予報なんか気にしたことがなかったのを思い出しました。毎日、「今日も晴天」に決まっていたのですから!


プロヴァンスの空と、ブルゴーニュの空の比較

プロヴァンスの空は、こんな色です。

プロヴァンスの空色

パソコンの画面によって色は変わるのですけれど、濃い青色になっていますか?

雲は全くない空でないとイメージと合いません。
もちろん、プロヴァンスにだって、たまには曇天も雨もあるのですが!


一方、ブルゴーニュらしい空というのは、こんな感じ。

ブルゴーニュの空色

この秋、ブルギニョンの友達が、「今日の空は典型的なブルゴーニュの空だ。こんな風に少し雲があるのが特徴なのだ」と言っていました。

その時、空の写真を撮っておいたのですが、アルバムに説明を書き込んだり、ブログの日記にしておかなかったりしたので見失ってしまいました。あるい、アルバム整理をしながら、空の写真なんかつまらないと削除してしまったのかも知れません。

でも、上に入れた写真だったのではないかな?...

もちろん、ブルゴーニュでもプロヴァンスの空の色になる日もあります。

でも、それを住んでいる人に言うと、ほめてもらったという風には感じないみたいです。ブルゴーニュの雲は力強くて美しいのだそうです。雲が少しはあった方が美しい、と私も賛成します。プロヴァンスの雲一つない空ばかり見ているのも退屈ですから。


ノルマンディーの空

今回のノルマンディー旅行では、空を見上げてばかりいました。

夜に星が輝いていたり、朝に晴れていたりするのに喜んで、今日は降らないぞ~♪ と確信しても、朝食が終わった頃には雨が降りだしたりするので参りました。

天気の話しになったとき、宿のマダムがおっしゃいました。
「このあたりは海に近いので、ノルマンディーの中では天気はマシな方なのだ」

でも、同じく雨が多いお隣のブルターニュ地方では、夕方の潮汐のときには嘘のようにカラっと晴れたのに、ノルマンディーではそれがないように感じました。ブルターニュのように外海に面していないので、潮汐の力が弱いからなのかな...?

でも、空を見ながらドライブしていると、なんとなく海がある方向の空の方が明るい感じはしました。それで、すっかり雨にうんざりしていた朝、海沿いの地域を観光することに決定。

とはいえ、滞在先の立地が悪い…。

河川の名前を県名にしているのが多いフランスにしては、カルヴァドス県というのは良い名前です。だって、あのリンゴの蒸留酒である「カルヴァドス」ですから!

でも、海岸線の多くノルマンディー上陸作戦の舞台だったので、見学スポットは戦場の跡ばかりなのです。同じ県内でもオンフルールはとても美しかったのですが、行ったことがない地域にとどまりました。


戦場跡ツーリズムなどというものがあるのだろうか?…

戦場だったところや博物館を巡りながら何日か過ごそうとしたら、数日の滞在くらいなら行くところには不自由しなかったと思います。

第二次世界大戦の戦場や墓地は、驚くほど手入れの良い公園になっていました。日本でも、沖縄あたりではちゃんと残しているのでしょうか?…

戦場の跡とは、例えば、こんなところ:

Pointe du Hoc
La pointe du Hoc

ここは海に臨む絶壁の上にあり、旧ドイツ軍の砲兵部隊の堅固で広い防御基地を築いていました。その姿が当時のままの状態で保存されています。

砲弾を打つための無数の穴、防空壕のようなトーチカ(Bunker)などがあり、敷地を囲う鉄線まで昔のものだったりして、実に生々しい史跡です。

今では、野ウサギたちが安心して住める天国になっているようで、おびただしい数が生息しているそうです。

この写真、ノルマンディーの空色ですね。本当は、この部分から日記を書きだしたのですが、プロヴァンスとブルゴーニュの空と一緒に並べてみたくなったので、前半の部分を付け足したのです。


気分を変えたい!

こういう観光スポットについては、このノルマンディー旅行シリーズの第1回目の日記でも1枚写真を入れていました。

こういう場所には博物館もあるのですが、民間がビジネスでしているもの以外は、みな入場無料のようでした。戦場跡ツーリズムはお金をかけないでできるというメリットがある?...

全部で4、5カ所は、この手の観光地に行ってしまいました。いたるところに案内看板が立っていて、それ以外には観光案内の看板が何もなかったので!

でも、普通の観光がしくなっていたし、海沿いの方が天気が良いのであればと、お隣の県にあるコタンタン半島に行ってみることにしました。

ただし、シェルブールまでは近づかない予定。ミュージカル映画「シェルブールの雨傘」に出演していたカトリーヌ・ドヌーヴの顔に、雨ばかり降っていた場面が重なってくるので...。

晴れ間もかなりある日になり、車の中では雨が降っていたけれど、歩くときは止んでいたという幸運な一日になりました。もっとも、雨が降りそうになったら車に避難、という移動ではありましたが。

その辺まで行っても、まだノルマンディー上陸作戦の舞台らしかったのですが、最終目的地にした岬の手前で、思いがけず「フランスの最も美しい村協会」の加盟村があったので喜んだのですが…。

- 続く -


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コメント
この記事へのコメント
空の色は北中南でこんなにも違うんですね。
プロヴァンスで絵を何枚か描いたのですが、絵具の色が違うんですよね。それは空の違いが大きいんだなぁと思いました。

ノルマンディーはやはり上陸作戦に関する史跡が多いんですね。
私は沖縄本島は行ったことないのですが、奄美大島から加計呂麻島という小さい島に行ったときに、地図のランドマークがほとんど特攻隊などの戦争に関する史跡や記念碑だったことを思い出しました。
美しい自然を背景に、戦争があったのですね…。
2009/11/13 | URL | chiaki@静岡  [ 編集 ]
v-22chiaki@静岡

ゴッホがプロヴァンス(アルルだったかしら?)に到着したとき、弟のテオに、ここの空は浮世絵のコバルトブルーだと感激したと手紙に書いて送ったという話しが印象に残っています。湿気が多い日本では、めったにプロヴァンスの空色にはならないと思うのですが。

「絵具の色が違う」とは、お使いになった絵具の色使いがいつもとは違っていたということでしょうか? とても興味深いです。

私が色は光によって違うように見えるのだと驚いたのは、ネパールに行ったときでした。女性たちはショッキングピンクなど、とてつもなくケバケバしい色の服装をしていたのですが、それは強い光のもとの風景に溶け込んで、全く派手すぎることはないのでした。

加計呂麻島もそうでしたか。ご報告ありがとうございます。インターネットで風景を眺めてみました。ノルマンディーは広い浜辺や絶壁などの地形が戦いの場として選ばれてしまったようですが、加計呂麻島は入り組んだ美しい海岸線のために選ばれてしまったのですね...。...。...。
2009/11/13 | URL | Otium  [ 編集 ]
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