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2009/11/12

シリーズ記事目次: 【ノルマンディー旅行(2009年秋)】 その8


カランタンという町の見学を終えてから、海沿いの町で昼食を取ろうと思ったのですが、なんとなく気に入らないレストランばかり。

それで、もう少し先にあるBarfleurに向かいました。

こう書きながら、つまずきました。

Barfleurという村の名前は、カタカナでどう表記すれば良いか?…

アルザスに行くと、地名や人名はドイツ語風なので、どう発音するのか分からないものが多いです。でも、このBarfleurの発音は簡単なのです。

カフェの意味でも使われるBarと、花を意味するfleurがつながっているだけ。ところが、カタカナにするのは難しい!

フランス語には縁がない方のために、フランス語の発音を聞かせるサイトをリンクしておきますね。開いたページにある赤いサウンドボタンを押してください。
  ☆ Barの発音
  ☆ fleurの発音

Barとfleurをつなげた発音は、どうカタカナで書きますか?


カタカナでは足りない!

日本語の発音にない「r」と「eu」が難しい。Rは「ル」ではなくて、舌の奥の方でハトが鳴くように出す音。それから、「eu」も「ウ」ではないので曲者。

日本語で「ミルフィーユ」と呼ぶケーキも、この発音が入っているのでカタカナにはしにくいです。Mille-feuilleで、milleが「千」、「feuille」は「葉」、あるいは紙を「一枚」と数えるときに使う言葉。つまり、パイ生地が千枚重なっている菓子、というオーバーな表現なのでしょうね。

でも「ミルフィーユ」というと、フランス人にはMille fillesと聞こえて、「千人の女の子」になってしまいます。日本には「ミル・フィーユ」というケーキがあると聞いたフランス人の男の子が喜んでいました!


fleurは「フレール」と書こうか、と初めに思いました。でも、兄弟の意味があるfrèreは「フレール」としてほぼ抵抗がない書き方なので、fleurを同じにするのは適当でない。

そこで、インターネットで調べてみたら、fleur(花)の日本語表記は「フルール」とするのが一般的らしいと知りました。

それでは「バーフルール」にしようかと思ったのですが、もう少し検索してみました。

この村は有名ではないのですが、紹介なさっている方がほんの少しありました。「バルフリュール」あるいは「バルフルール」と表記しています。

Barのカタカナ表記は、両方とも「バル」となっているのが気になりました。

「バル」とフランス人が聞いたら、「bal(ダンスパーティー)」あるいは「balle(球、弾丸)」を連想するのではないでしょうか?

でも、考えたら、Bonjourは「ボンジュール」と「ル」を付けるのですよね。「ボンジュー」くらいにしておいた方がフランス人には自然に伝わるように思うのですけど。


自動翻訳でカタカナが出てきた!

バルフリュールであろうと、バルフルールであろうと、バーフルールであろうと、そう発音して村に行く道を聞いたら、フランス人には通じないことは確実ではないでしょうか?…

でも、やはり気になるので、Googleの自動翻訳で「barfleur」を日本語に翻訳させてみました。

すると、なんと、「岬」とでてきたのです!

このツールは、日本語=フランス語ではほとんどメチャメチャな翻訳を出してくるのですが、「岬」と出てきたのは薄気味悪いくらい的をえている翻訳! 「Barfleur岬」というのがあるからです。

でも、barfleurは地名にしかない単語なので、普通の辞書を引いても何もでてきません。

それでは「岬」を付けてみたら(la Pointe de Barfleur)、自動翻訳は何と訳してくるか?
「ポイント岬」とでてきました。
この自動翻訳機は、Barfleurは「岬」だと思いこんでいるのですね。

それでは、と、しつこく、「私はBarfleur岬に行った(Je suis allé à la Pointe de Barfleur.)」とフランス語で入力したらどうなるのか?

そしたら、まともな翻訳がでてきました

「私は、バルフルール岬に行きました」、とある。
*ただし、「pointe」と小文字で入力したときは「岬の先端」になってしまってNGでした。

それで、Barfleurは「バルフルール」の表記で決めてしまおう、と折れることにしました!


そんなにカタカナ表記で悩むことはないですよね。今までの日記だって、フランス語をカタカナにできないときは原語のままで逃げていたのですから。

でも、このBarfleurには変にこだわってしまいました。

というのも、この美しいバルフルール村には、他にも奇妙なことがあったので(これまた、どうでも良い問題なのですが!)、発音のことにまで「?」マークを付けてしまったのでした。


前置きはこのくらいにして、次回はバルフルール村に行ったときの話しを書きます。

- 続く -



追記:

バルフルール村の少し先にある岬に行ったときのことを書いた日記(ヨーロッパで2番目に高い灯台に登る)には、バルフルール村の様子も入ったビデオへのリンク入れました。「Barfleur」という言葉が何度も繰り返されていますのでお聞きくださいね。「バルフルール」とは聞こえないことが確かめられるはずです!

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コメント
この記事へのコメント
確かに…
難しいですね。私なら、バーフラーと書くかな。もしくはバーフルー?

一度、スーパーマーケットの「カルフール」を、迷って「カフー」と書いたことがあります。その後、日本に進出するとき「カルフール」と表記されてて、あ、そうなのか~と自分の中でも改めたのでした。
とすると、最後のrはやはり「ル」と書いた方が一般的なのでしょうか…。
2009/11/14 | URL | すぎちゃん  [ 編集 ]
Re: 確かに…
v-22すぎちゃんへ

バーフラー、いいですね。これだとフランス人に通じてしまいそうな気がします。

「カルフール」も、耳に聞こえるのはほとんど「カフー」ですよね。

外国語のカタカナ表記には、一定の法則が決められているのではないかしら? 明治時代の人のカタカナで書いた英語を見たら、今の定番表記からはとんでもなく外れているけれど、実際の発音に近いので「すごい!」と感心したことがありました。
2009/11/14 | URL | Otium  [ 編集 ]
フランスの発音にはお手上げです
ご無沙汰しております。
フランス語は、全然わからないのですが、
ボクが行ったことがあるいくつかの町、
カルカッソンヌ・ナルボンヌ・パリ近くのウィユ
フランス人に、何度も直されても
マネがほとんどできませんでした。

フランスの北部海岸地域も素敵そうですね。
行ってみたいです。
エーズって、日本で言われているエズのことでしょうか?
2009/11/15 | URL | ヒデオ1999  [ 編集 ]
Re: フランスの発音にはお手上げです
v-22ヒデオ1999さんへ

あれ、あれ。ビデオさんは普通ではできない旅もたくさんしていらっしゃるので、仏語も含めて外国語には全くご不自由なさらないのだと思っていましたよ~。

>フランス人に、何度も直されてもマネがほとんどできませんでした。

⇒ 分かるなら、いちいち直してくれなくても良いと思うのですが、フランス人は発音がちょっとでも違うとひどく気になるみたいですね。

フランスの友人から、小学生の子どもが耳のお医者さんにかかているという話しを時々聞きます。つまり、難聴ではないのですが、発音をうまく聞き分けられないという病気(?)で、それを早い時期にく治しておかないと大きなハンディキャップになるのだとか。日本にはありえないのではないかと思っています。

私はRの発声練習を毎日まいにち練習して、この発音ができるようになるまで3カ月かかりました! でも初期の勉強で発音を勉強したおかげで、実力以上にフランス語ができると思われて得をしました。

>フランスの北部海岸地域も素敵そうですね。 行ってみたいです。

⇒ そう聞いてほっとしました。雨のことばかり書いてしまっているので、ノルマンディーに悪いイメージを与えてしまう... と反省していたのです。でかける前には、友人から、ノルマンディーの人に会ったら「お天気のことをけなすのはタブーだから」と強く注意されていたのでした。

>エーズって、日本で言われているエズのことでしょうか?

⇒ 調べてみたら、この村のカタカナ表記は「エズ」が一般的だと分かったのですが、このEは口を開いて発音する「エ」で、「エズ」ではないぞとばかりに「エーズ」にしてしまいました。
2009/11/15 | URL | Otium  [ 編集 ]
- Re: フランスの発音にはお手上げです -
ははは、
たまたまボクと同じ程度の英語レベルの友人が
いたりするものですから、なんとか楽しい旅行ができているようなものです。

もっと自由に生きられたら、
ヨーロッパに数年住んでみたいものです。

シェルブールの雨傘 差してみたいです。
ボクは晴れ男ですので、ごくたまにしか雨に遭いません。
フランス人の友人にも北の部分も行くよう薦められています。
鉄道では通り過ぎたこともありますが。

いつか、ブルゴーニュ再訪したいものです。
今は、長期休暇も思うに任せません。
2009/11/16 | URL | ヒデオ1999  [ 編集 ]
v-22ヒデオ1999さんへ

一番すごい才能だと思っているのは、外国人に普通に日本語で話しかけられる日本人です。たまにいらっしゃるのですよね。表情たっぷりに話しかけると、ちゃんと言わんとしていることがフランス人に通じている! 私などは、言葉が通じないと思うと、何も言葉がでてきません。

>ボクは晴れ男ですので、ごくたまにしか雨に遭いません。

⇒ いいですね~。この間プロヴァンスに行ったときのある朝、傘をさして歩いている日本人の団体さんとすれ違い、お気の毒になりました。めったに来れないでしょうから残念だし、この町で雨が降るなんて確立が低いのだし、曇天のプロヴァンスはプロヴァンスらしくない色になるし...。

>今は、長期休暇も思うに任せません。

それは残念ですね。あんなに頻繁に海外旅行ばかりなさっていたビデオさんなので、心配しておりました。
2009/11/16 | URL | Otium  [ 編集 ]
Barfleurは「バルフルール」
お久しぶりです^^

フランス語を週1(大学の社会人用公開講座なので、年間20回)で習っても、毎日練習・勉強を続けないと、なかなか上達は難しいものです(><)。
フランス語をカタカナにするとなると、微妙な発音の違いも出てきますから、益々やっかいですね~。

「カルフール」と同じく、日本人は外国語は母語で発音しやすいようにカタカナに変換する傾向が強い気がします。
2009/12/06 | URL | ひなの。  [ 編集 ]
Re: Barfleurは「バルフルール」
v-22ひなの。さんへ

大学の公開講座にフランス語講座があるのですか。良いですね。最近は、インターネットでフランスのテレビニュースやビデオなどが見れるので、勉強する環境は恵まれていると思いますよ~。

>日本人は外国語は母語で発音しやすいようにカタカナに変換する傾向が強い気がします。

⇒ そうなのでしょうね。日本語自体の発音も、発音しやすいように変化していますものね。ところで、明治時代の人のカタカナ表記が実際の発音に似ているので感心したことがあります。
2009/12/07 | URL | Otium  [ 編集 ]
「ローザンヌ」という地名に関して
はじめまして。フランス語の発音で困ってて、検索していたところ、このページにたどり着きました。
スイスのフランス語圏の都市で「ローザンヌ」という風に日本語では一般的に表記されるのがありますが、これはIPAの音声記号を見る限り、「ロザン」(?)にように発音した方が近いのでしょうか?
他にも、フランス語をカタカナ表記したもので「ヌ」で終わるものがしばしば見受けられますが、本来は「ヌ」じゃなくて「ン」と発音すべきなんでしょうか?
それとも、「ヌ」で正しいのでしょうか?
2011/02/06 | URL | 通りすがり  [ 編集 ]
RE: 「ローザンヌ」という地名に関して
v-22通りすがりさんへ

Lausanなら「ロザン」とカタカナ表記できるでしょうが、「Lausanne」と語尾が「anne」となっていると、どうしてもフランス語の発音では「ヌ」となるはずです。

フランス語を勉強したのはかなり昔なので、発音記号の読み方を忘れてしまいました...。それで調べてみたら、 説明が出てきました:
http://frenchpodcast.cocolog-nifty.com/blog/files/petit_native_prononciation.pdf

やはり、[m]はム、[n]はヌの発音としていますね。

最近はインターネットで発音を聞かせてくれるサイトがあるので便利ですよ。例外的な発音をする単語の場合には、自動的に発音を入れていると間違っていることが多いので当てにならないのですが、普通の単語だとかなり参考になります。

Lausanne の場合:
http://translate.google.co.jp/#fr|ja|Lausanne
http://ja.forvo.com/search/Lausanne/

地名は勝手にその国風の発音をするので、これもチェックする必要があります。
Lausanne は、フランス語圏の人が発音していると「ローザンヌ」ですが、英語圏の人やドイツ人が発音しているのは「ロザン」に聞こえました:
http://www.acapela-group.com/text-to-speech-interactive-demo.html
2011/02/07 | URL | Otium  [ 編集 ]
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