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2009/12/04

シリーズ記事目次: 【ノルマンディー旅行(2009年秋)


覚えたことをブログに書いておくと、メモ代わりになって便利です。「あれは何だったっけ?」というときに、自分の日記を見て確認することができますので。

ブログはカテゴリーに分けたり、タグを付けたりしておけるので、ワープロで日記をつけるのよりも役立ちます。それで、このブログでは自分で検索しやすいように、たくさんタグを付けてしまっています。

何でも書いておくと後で重宝するのですが、毎日色々なことがあるので、なかなかブログには書ききれないです...。


メモしていなかったことがあった!

先月のノルマンディー旅行のことは心してメモすることにしたので、日記を20も作ってしまいました。その中の1つ「ノルマンディーで変な教会を見つけた」を書きながら、「これはメモしておかないと!」と思ったのに書いていなかったことがあったのを思い出しました。

その日記にサント・メール・エグリーズ村の紋章を入れながら気が付いたのですが、紋章を読み取る方法を教えてもらったことを書いていなかったのでした。

1年余り前、ブルゴーニュにある古城をしたとき、城主さんが複雑な紋章の読み方を分かりやすく簡潔に説明してくれたのです。

城の納屋を改造した展示室

教えてもらったことをメモしておかなかったので、もうだいぶ忘れてしまいました。

でも、しっかり覚えたのは、紋章にあるライオンとヒョウの見分け方。それが、このサント・メール・エグリーズ村の紋章に入っていました。
サント・メール・エグリーズ村の紋章

フランスの市町村には必ず紋章があるのかどうか知らないのですが、たいていはあります。例外もあるのかな? という程度。昔からあった市町村もありますが、なかったとしても最近になって作っています。

サント・メール・エグリーズ村の紋章は、かなり変わったものでした。

村の紋章

* 紋章に白いパラシュートが2つ描かれているのが奇妙なのですが、それがなぜかは先日の日記「ノルマンディーで変な教会を見つけた」で説明しました。

この紋章は戦後に作られたのは明白ですね。もともと別の紋章があったのに、あえて村の歴史を象徴するパラシュートを入れたのかもしれません。

フランスの紋章は言葉ですべて説明できるようになっているので、紋章を注文するときには、絵を描いてみせなくても、文章だけで注文できるのだと聞きました。

でも、この村の紋章のように特殊なデザインのものは、絵を描かなければ無理ではないかと思ったのですが、次のように表現できるのだそうです。

D'azur à l'église d'argent, couverte d'or et surmontée de deux parachutes aussi d'argent soutenant chacun une étoile du même, l'église chargée des lettres A et M capitales de sable, à la champagne cousue de gueules chargée d'un léopard aussi d'or.

この文章をもらった紋章屋さんは、これだけで本当に同じデザインを描くことができるのでしょうか?!…


紋章にあるライオンと豹(ヒョウ)の見分け方

サント・メール・エグリーズ村の紋章の下に金色で描かれているのは豹(ヒョウ)です。ノルマンディー公国の紋章が2匹のヒョウの図柄なので、それをとったのだろうと思います。この村がある県の紋章も、少し違うだけで2匹のヒョウが描かれています。

* 書きながら気が付いたのですが、行政区分でノルマンディーは2つの地域圏に分かれているのですが、紋章は同じなのですね。(フランスの地域圏の紋章一覧

紋章には色々な動物が描かれているのですが、ヒョウとライオンは非常に似ています。例えば、リヨン市の紋章にあるのはライオンです。

2つの動物は似ているのですが、ちゃんと見分けられるように規則があるのだそうです。

紋章

- ライオンは、常に横向きの顔で描かれる
- ヒョウは、顔がこちらを向いている


こんなのもありました。盾の区切り方にも規則があるので、言葉で表現できるそうです。

紋章を区切る仕組み

それから、ヨーロッパ諸国の国々には国旗の他に国の紋章(国章)があるのに、フランスには法律で定められている公式な紋章がないのだそうで、紋章が好きな人たちは定めるように運動しているのだそうです。

それでも、パスポートなど、何か紋章を付けなければならないときには色々なものが使われているとのこと。
Wikipédia >> Armoiries de la France

ヨーロッパ諸国の国章の一覧:
Wikipédia >> Armoiries d'Europe
なかなか美しい紋章の国々がありますね。フランスのはパスポートに入る紋章を入れていますが、カラフルではないので見劣りします。


お城の見学をしたに教えてもらった紋章についての知識は、メモしておかなかったので殆ど忘れてしまいました。それでも、このヒョウとライオンの見分け方だけは覚えました。それに出会うと、「わたし、知ってる~♪」と喜んでしまうのです!


歴史の先生をしている友人は、たいていの紋章を解釈できます。そういう知識を持っていると、紋章を見ただけで家系の背景が分かるので便利だな、と思います。ヨーロッパの紋章は婚姻関係も示すので(図柄を加えていく)、日本の紋章学より面白いのではないでしょうか?


いつか紋章のことを勉強してみたいと思いながら、他にもった数々の興味と同様に、これまた勉強しないでいます...。



たくさん本が出ているようですが、インターネットでも紋章学に情熱を燃やしていらっしゃるらしい方々がサイトを作っています。

例えば...

日本語サイト:
Die linische Katze/ヨーロッパ紋章集
Dragon's Lair「ヨーロッパ紋章学」

仏語サイト: さすが、ものすごく詳しいです!
GASO - la banque du blason
Héraldique européenne
☆ Wikipédia >> Portail:Héraldique
Héraldique et l'Art des Blasons...
Au Blason des Armoiries

フランス語の場合は無数にあるみたいですね...。


- 続く -


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