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2009/12/09
前回の日記(フランスの古城をプレゼントされるのは不幸?)に入れた一枚目の写真に、クイズにしたくなるものが写っていました。

この日記の一枚目に入れた写真に変だと感じるものがあるか聞いてみたら、すぎちゃんが「右側の建物の窓の部分が窓として開いてないように見えます」というコメントをくださいました。

目に止めていただきたかったのは、それでした♪


塞がれている窓

せっかくある窓が塞がれている。光が入らないのですから、建物の中は暗闇のはず。フランスにある古い建物で、時々こういうのを見かけます。

たいてい大きな建物ですが、お城だけではなく、民家や農家でも窓を塞いでいるのがあります。「時々」というよりは、「よく見かけます」と言った方が良いかも知れないです。

なぜ窓が塞がれているのか? それをクイズにします。

前回の日記で書いたブランドン城にある「変な窓」をアップしてみましょう。




こんな風に窓が塞がれたのは昔のこと。それで、フランス人でもなぜそうされているのか知らない人が多いらしくて、お城の見学などをするとガイドさんが理由を説明しています。


たくさんの窓が塞がれていた別の例

下はブルゴーニュにあるドレ城なのですが、ここにも塞がれた窓がありました。

ドレ城

建物の正面と右側の翼にある窓は、みな本物の窓です。ところが、赤い矢印を入れた翼の部分は全部、塞がれた窓です。



ガイドさんに言われるまでは、普通の窓だと思っていました。言われても本当だろうかと疑ったので、目の前まで行って窓を眺めました。

アップにすると、塞がれた窓だと見えるでしょうか?



よくできていますよね。普通の場合は、一番上に入れた写真のように、塞がれているのが外から見える状態のままになっています。窓枠らしきものがあるので、以前は窓だったと想像できるだけ。ところが、ここのは窓枠があるので、普通の窓に見えてしまいます。

最近になったから城を修復したときに、この部分は外から白い窓枠をとりつけたのではないでしょうか?

ここは老朽化した城だったのですが、お金持ちのベルギー人が買って修復しました。膨大な費用をかけて派手に修復して、観光客が見学できるようにしました。それで、塞いだ窓などが城の正面にあっては美観を損ねる、と思って窓枠をつけたのだろうと思います。

ドレ城について少し触れて書いた過去の記事:
フランスへの民族大移動が始まったのか? 2006/10/12


というわけで、フランスには窓が塞がれている例が多々あるのですが、個人的な理由でなされたのではない限りは、はっきりした理由があります。

その理由とは何でしょう? いうのがクイズです。


ドイツでは違う方法をとった?

昔のフランスでは窓を塞ぐ人たちがいたという話しをしたら、同じ理由のためにドイツでは違う方法をとった、と言う日本人がいました。ドイツを旅行したときに聞いたのだそうです。

それが本当だとして、それを知っていらっしゃる方があったら、私のクイズの答えは出てくると思います。


ドイツの場合は窓を塞ぐのではなくて、2階や3階の部分の床面積をはり出したと言われました。

こんな建て方のことです ↓



この建物はフランス国内のものです。
以前に書いた日記「ロマン・ロランの生まれた町にある建物」にも同じ写真を入れていました。

ドイツのことは知らないのですが、本当にそうなのかな?... と思ってしまいました。

フランスでは、こういう風にはりだして床面積を広げるのは、単に広くしたいからしたはずなのです。中世の街は城塞で囲まれていて、外敵が侵入できないようになっていました。そのため、人口が増えてきたとき、新しく家を増築できるスペースには限度があります。

それで、建物は上へ上へと伸びていく。道路があるので、1階部分は広げられません。となると、2階から上の部分をでっぱらせていく。細い道路の場合には、通りをはさんだ家の人たちが窓辺から顔を出したら、握手ができるくらいまで近づいてしまったりもしたそうです。

ドイツでは別の理由ではり出したのでしょうか?... その「別の理由」というのがクイズの答えになるのですが、本当にそうなのかな?...

フランスの場合は、窓をふさいだ理由を聞けば「なるほど」とすぐに納得できます。


 クイズの正解者をいただきました♪ コメントをご覧ください。


窓を塞いだのと同じ理由で、別のこともされていました。
次回の日記に、それを書きます。

- 続く -

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カテゴリー: クイズ | Comment (9) | Top
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コメント
この記事へのコメント
窓を塞ぐということは、光を遮断するという事で・・

巨大なワインセラー?!
2009/12/10 | URL | albifrons  [ 編集 ]
v-22albifronsさんへ

巨大なワインセラーとは良いですね♪

そういう風にリフォームした人もいるかも知れないのですが、この2つの城はそういう風に使った時期があったとは思えません。ワイナリーが持つ地下でないセラーも見たことがあるのですが、たいてい、上に高い建物ではなくて、床面積が広い建物だったように思います。その方が重いものを動かすのに便利ですから。
2009/12/10 | URL | Otium  [ 編集 ]
うろ覚え…
昔、窓に税金がかかったというのをどこかで聞いたことがあります。窓の代わりに壁画で窓の絵を描いてしまった家をリヨンあたりで見たような気がします。同じく、写真の家のように2階が張り出している建物は昔税金の金額は1階の面積で決まったからとブルターニュのほうで聞いたことがあります。
どちらもうろ覚えなのですが…
あ、それとも昔は窓ガラスが高かったから?
税金対策にせよ、窓ガラス代を節約するためにせよ、窓を塞いでしまったら昼間でも暗いから明りが必要なので果たして節約になるのか疑問ですね^^;
2009/12/10 | URL | 元ぶるとんぬ  [ 編集 ]
ん~~、これは~~
塞いである窓をとても不気味に感じていた私です。
塞ぎ方がいかにも、訳ありで今までにあった窓をつぶしました!って感じですからね。
どのアパートを眺めてもすぐにこういう窓を見つけることができるのも不思議でした。
たしか、、、税金対策だったのでは~~???


2009/12/10 | URL | pepe犬  [ 編集 ]
もしかして…
光ではなく「風」を避けるため?
ミストラルのような、猛烈な風を避けるためにつぶした、ということでしょうか??
でもそれなら最初からそちらを頑丈な壁にしてもいいのだろうけど…。そうできない理由があったのかな。
2009/12/11 | URL | すぎちゃん  [ 編集 ]
正解が出ました♪
いただいたコメント3つのコメントを同時に表示しました。従って、コメントをくださった3人の方は、前のコメントを見ずに書いてくださっています。

元ぶるとんぬさんとpepe犬さんが正解を出してくださっています♪

次の日記に、もう少し詳しく理由を書いてみますね。
2009/12/12 | URL | Otium  [ 編集 ]
Re: うろ覚え…
v-22元ぶるとんぬさんへ:

>窓に税金がかかったというのをどこかで聞いたことがあります。
⇒ その通りのお答えを期待しておりました♪

2階が張り出している建物は昔税金の金額は1階の面積で決まったからとブルターニュのほうで聞いたことがあります。
⇒ ドイツのお話しもそれでした。北フランスでもそうお聞きになったというのなら、そうだったのだと結論することにします。建物の1階と2階が別の人の所有になっていたら税金はどうなるのだろうと思って、ドイツの話しを疑ってしまったのですが、何か決まりがあったのでしょうね。情報ありがとうございます!

>それとも昔は窓ガラスが高かったから?
⇒ 窓を塞いでしまったのは、そういうのも拍車をかけたかもしれないですね。
2009/12/12 | URL | Otium  [ 編集 ]
Re: ん~~、これは~~
v-22 pepe犬さんへ

塞いである窓をとても不気味に感じていた私です。
⇒ 不気味ですよね。幽閉されている人がいるんじゃないかとも思ってしまうし…。

たしか、、、税金対策だったのでは~~???
⇒ 大正解でした!
2009/12/12 | URL | Otium  [ 編集 ]
Re: もしかして…
>ミストラルのような、猛烈な風を避けるためにつぶした、ということでしょうか?? でもそれなら最初からそちらを頑丈な壁にしてもいいのだろうけど…。
⇒ ミストラルが吹くような地方では、完全に風が入る方向には窓や出入り口を付けないのだそうです。そういう目で教会の入り口の場所などを確認すると面白いです。ミストラルは吹かないブルゴーニュでも、昔に建てられた家では、北側にはできるだけ窓をつくらないようにしていますね。新しく建てられる家でも同じかな?…

正解を出してくださった元ぶるとんぬさんもpepe犬さんも、どこかで聞いていらしたとのこと。なぜ窓が塞がれたかは、想像だけだと理由が見つけにくいでしょうね。すぎちゃんのことなので、ヒントを出していったら答えが見つかっただろうとは思いますが!
2009/12/12 | URL | Otium  [ 編集 ]
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