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2008/05/28
少しずつ、数多くの料理を食べるのが好きです。これって、日本的な食べ方なのでしょうね。

フランスでも、ランクが高いレストランに行くと、前菜の前に出される「アミューズ・ブーシュ」と呼ばれるおつまみが出てきます。かなりの高級レストランだと、その数が多くなります。

ひと口とは言わないまでも、すぐに食べてしまえる料理の数々。これが大好きです。

でも、幾つものおつまみを味わって、前菜を食べると、もうそこで食事をストップしてしまっても良いと思ってしまいます。胃袋の大きさなのがとても残念・・・。

いつかブログの書き込みで、日本ではフレンチ懐石というのが流行っているのだと教えていただいたことがあったのですが、そういうのがフランスにもあったらな・・・。

日本に帰ったときに友達と食事をすると、食べ終わった段階でまだお腹がすいているということもあるのですから、それほど私は小食なわけでもないと思います。

フランスのレストランの料理のボリュームが多すぎるのがいけないのです!

そもそも、フランス人というのは食いだめができるのではないか? という疑問を持っています。普段はそれほどたくさん食べているわけでもないのに、いざ食べるとなると食べられるらしい、と観察しています。

そういう器用なことができない私。どうしたらレストランで食事を楽しめるかと考えてしまっています。

今日ご紹介するのは、これ:
大食漢と一緒にレストランに行くと楽しい!


フランスで食事するときは、定食が安上がり

ところで、私がフランスのレストランで食事をするとき、たいていの場合は定食メニュー(Menu)を選んでいます。

定食は割安にできているからです。同じ料理をアラカルトで選んだら幾らになって、定食で食べるのとの差が幾らになるか・・・ などと、見比べてしまったりもしますが、チーズとデザートはオマケのようになっていることが多いです。

アラカルトで取ったら量が多いというフランス人もいましたが、小食な私はそういうメリットは評価しません。

レベルの高いレストランになると、「Menu Dégustation」とかいって、たくさんの料理をセットにした定食があります。たいていの場合、一番高い定食。

これが魅力的なのです。でも、よほど体調が良いとか、食べるぞ~! と覚悟したときでないととれません。

普通の定食の2倍や3倍の値段になっていますが、これを二人で分け合って食べたら楽しいだろうな・・・ と思うのです。でも、そういうのは許されることではないので、できません。

たまに、そうしたのと同じことを楽しめる機会があります。

大食漢とレストランに行くのです。

相手は親しい人に限ります。色々な料理を注文してもらって、私は相手のお皿の料理を味見する。一口づつで良いのですもの。これは大好きです。

さもなければ、残したら幾らでも喜んで食べてくれる、というのも、ボリュームのある料理を注文する決心をさせてくれます。そういう人がテーブルに2人か3人いれば、気が大きくなって注文できます。

レストランでは残しても良いのだから、と言われるのですが、私はそれがだめなのです。食べ切れない料理を眺めているだけで食欲が落ちてしまうのです・・・。

もう一つ、嬉しい食事ができる方法もあります。その例をご紹介します。


心遣いのあるレストランが嬉しい

その夜、昼食さえ消化できていなかったので、全然お腹がすいていませんでした。

でも、レストランに入ったからには食べねばならぬ。しかも、地元では指折りの美味しい料理を出すことで定評があるレストランだったのですから、お味見したい気持ちは十分ありました。

お品書きを見ていて食べたいと思ったのは、下の料理でした。



旬の生のモリーユというキノコのメインディッシュです。
キノコ料理で有名なシェフだったので、迷わずにこれに惹かれました。

これだけで十分。でも、ある程度のレベルのレストランに行くと、ひと皿だけで食事を済ますのは、レストランに対して失礼にあたってしまうことになります。

それで、お給仕の人に軽い料理はないか相談してみました。

「お腹がすいていないのですが・・・」なんて、変なお客のセリフですが!

軽い前菜として、マグレのスモークを入れたサラダはどうかと聞かれたので、それにしました。



お品書きにはなかった料理です。

フォアグラ用に育てたガチョウの肉の燻製の薄切りに、メロンを丸くくり抜いたものも添えられていて、さっぱりしていました。食べていると食欲が出てくる(これ、フランスの諺です!)という文字通りの効果!

テーブルに同席した人たちは、皿数の多い定食を注文していました。

テーブルを囲む他の人たちの前にお皿があるのに、何もない人がいるというのは、フランスでは絶対に避けるべきマナーのようです。

というわけで、私にも小さなお皿を出してくれました。



左は、フォアグラ。みんなが食べていた料理のミニチュア版です!

右は、ボリュームのある料理のとき、メインディッシュの前に出るお口直しのシャーベット。
マール・ド・ブルゴーニュというブドウから作ったブランデーをかけるのがブルゴーニュのお口直し。このときは、ボトルごと置いてくれて、お好きなだけどうぞ、という演出でした。

こういう心遣いをしてくれるレストランは大好きです。


* * * * * * *
ボリュームのある食事が楽しめない胃袋の私としては、フランスの食生活は厳しいものがあります。
以前のブログでも、別の角度から同じテーマのことを書いていました:
小食な人が、フランスのレストランで食事を楽しむ方法 (2007/06/05)

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コメント
この記事へのコメント
フランス懐石
>日本ではフレンチ懐石というのが流行っているのだと教えていただいたことがあったのですが、そういうのがフランスにもあったらな・・・⇒ そういうの、フランスにはないんですね???日本人が生み出したもの?
日本のフレンチレストランは、メインであろうと、本当に一口ですよね。高いお金払ったのだから、お腹一杯食べたい!と思うけれど、量が少なくても食材にこだわってるからとか、シェフのレベルが高いからとか、老舗だからとか、なんかそんなもので仕方がないか、ってみんな納得してるんでしょうね。実はすごい儲かってるの?と疑いたくなってしまいます。
 私も全然小食ではなく、食べるの大好き、絶対残さない人なのですが、フランスでは、メインに入ったころには本当お腹いっぱいになってしまいますね。
 でも、食べることを心から楽しみ、時間をかけるフランス人、大好きです!
2010/02/25 | URL | ママン  [ 編集 ]
Re: フランス懐石
v-22ママンさんへ

フランス人に本物の懐石料理を食べさせるときには、これは非常に洗練された料理で、ほんの少しづつ色々なものを出すもので... とか、長々と説明しておかないと、「なんだ、こんなものなのに高すぎる」となるのだそうです。冷たい料理ばかりだと、なおさら不満が高まる。

>日本のフレンチレストランは、メインであろうと、本当に一口ですよね。
⇒ フランス人たちからは「小鳥のようにしか食べない」と言われている私ですが、日本では食事が終わってからまだお腹がすいていることがよくあります。

一番困ったのは、招聘したフランス人の接待役を仰せつかって、二人でフランス料理を食べたとき。たぶん町で一番高級なフレンチ。まずくはないけれど、ともかく、ほんの少しの前菜とメイン料理。「お腹がいっぱいにならないでしょう? 申し訳ない」、と私。すると相手は、「いいんですよ。チーズでお腹をいっぱいにしますから」。

でも、チーズなんか、ないはず! あっても、フランスのように食べ放題なはずがない。

この際、私が自腹をきってでもお腹をいっぱいにしてもらわなければと、ウエーターに聞いたら、チーズは全くないので追加注文もできないとの返事。その後に小さなデザートがでて、食事は終わりました。

面白いと思うのは、フランス人に日本料理を食べさせると、「すごいボリュームだ」と言われることが多いことです。日本の焼き魚定食のようなランチメニューなんかでは、そうなりませんが。

あなたたちが普段食べているものからいったら、何でもないでしょう! と言いたくなります。結局、食べなれないものは、すんなりお腹に入っていかないものなのかな?... と思ったりしています。
2010/02/25 | URL | Otium  [ 編集 ]
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