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2009/12/12
前回の日記では、フランスで見かける変な窓についてクイズにしてしまいましたが、正解をコメントで出していただきました♪

窓を塞ぐには、個人的な理由でされることもあったはずです。でも、前回の日記(クイズ: なぜ窓がふさがれているのでしょう?)に写真を入れたような窓がたくさん塞がれているのは、完全に「あの理由だ」と断定できると思います。

フランス革命で貴族社会が崩壊した後、新たに税金の徴収する方法を考えだす必要があったのでしょう。窓の数で課税することにされたのだそうです。

となれば、使わなくても良い部屋の窓などは塞いでしまうに限ります!


ムノーのある窓

窓を塞いで壁にしたのは、後でまた窓にすることもできます。でも、こういうことをして取り返しがつかなくなった窓もあります。

仕切り枠(ムノー)のある窓(Fenêtre à meneau)の場合。

B&B民宿
こういう十字に切ってある窓は、ゴシック様式からルネサンス様式までの間に作られたそうです。この形の窓だと、窓4つとして数えて課税されたのだそうです。

中央にある十字をとってしまえば窓1つになる、と考えて当然ですよね? 塞いで壁にしてしまうわけではないので、全く問題なし。それで、ただの四角い窓にされてしまったものが多いのだそうです。

貴重な文化財なのですから、破壊されたのは残念です。

窓の数で課税するなんて馬鹿げていると思うのですが、フランス革命の後には想像を絶するようなバカなことを色々としているので、そんなもんだろうな... という気もします。

そういう課税がされなくなってから、ムノーの窓もきれいに石をはめ込んで修復したりもしているので、このムノー(仕切り枠)のある窓を見ると、昔のものなのか、後から本物らしく直したものなのか… と眺めてしまいます。

上のムノーの窓がある建物は、これでした ↓

超豪華なB&B民宿だったのですが、写真では全く外観が見えないですね...

ムノーが残っている窓、なくなっている窓、色々です。

昔の窓に関する情報:
☆ Le monde de l'art >> Meneau
Chassis de fenetres - XVe - XVIIIe siecle


日本も同じ?

前回の日記では、昔は1階部分の面積によって課税されるという方式もあったらしいと書いたのですが、思い出したことがありました。

京都の町屋です。奥行きが深い作りになっているのは、その昔、道路に面した家の間口の広さが固定資産税の算定基礎になっていたからだそうです。

どこの国でも、なんとか税金を取ろうと考えるものなのでしょうか? でも、窓を塞いだり、壊したりして節税するのは社会に何も貢献しませんが、他の2つは街づくりの合理性にも貢献したように思うのです。1階部分を広げて道をせまくするのを防いだり、通りに面して陣取ってしまう家を少なくして仲良く軒を連ねるということになりますから。

フランスにも、京都の町屋を思わせるような奥行きが深い家があります。これも税金に関係しているとは思えないのですが、どうなのでしょうか?

間口よりもが奥が深い家に関しては、「avoir pignon sur rue」という表現もあります。
☆ フランス語見聞録 >> 資産家の象徴: pignon

京都の町屋がどんななのか検索してみたら、家が本当に極端に奥深い作りになっているのが見えました:
☆ 京都町屋資料館 >> 町家の基礎知識
☆ KYO-MACHIYA >> Photo gallery
まさに、ウナギの寝床ですね…。

ついでに、町屋をまるごと宿として利用するシステムがあるのも知りました。そんなところに1週間滞在してのんびり京都見物というのは良いな~ と思ったのですが、私などには手がでない利用料金でありました…。
☆ 京都おこしやす.com >> 京都町家を体験

日本に滞在する計画を立てている友達グループがあるのですが、彼らもこういう所には泊まる予算はないだろうな…。
☆ Kyoto machiya stays >> Iori traditional townhouse stays




- 続く -


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