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2009/12/18
いつだったか、ブルゴーニュの人たちを大いに喜ばせた発言がありました。

ボルドーのワインをふるまわれたブルゴーニュの政治家が、そのワインを「どう思うか」と聞かれたときの返事です。
― 悪くないですね。でも、私はワインの方が好きです。

どのくらい真面目に言ったものなのか知らないのですが、そういう感覚が分かる気がするのです。

これにハム・ソーセージとチーズの盛り合わせがついてきました。軽く食べたいときには便利な食事♪
レストランでのブルゴーニュワイン飲み比べメニュー


飲みなれているワインが本物だと感じる

私もブルゴーニュワインばかり飲んでいるので、それがワインの味だと思っているように思います。

特に、ブルゴーニュワインに使われるブドウの品種は少ないので、「これがワインの味だ」と思い込む度合いが高いのではないでしょうか?

私がよく飲むブルゴーニュワインの品種は、白はシャルドネで、赤はピノ・ノワールしかありません。たまに飲むのがアリゴテとガメ。この4つの品種から作られるワインは、たまに品種の独特の味になっていないワインに出会って驚くことはありますが、味わえばたいてい違いが分かります。

旅先では、ワイン産地である限りは、できるだけ地元のワインを飲むようにしています。ワインリストを見ると、ブルゴーニュワインだとおいしそうかどうかが判定できるのですが、だからと言って、せっかく旅行しているのですから危険を冒しても地元産を飲みたい。

日頃の見慣れているワインと違うので楽しいはずなのに、なぜかボルドーはおいしいと思わないのです。それと、白ワインは違う味を楽しむ傾向にあります。

例えば...

ロワール河流域地方を旅行したとき、サヴィニエールという白ワインが素晴らしくおいしいので感激しました。レストランのソムリエさんが勧めてくれた農家。


サヴィニエール“レ・ヴュー・クロ”[2006]年・ドメーヌ・ニコラ・ジョリー元詰

なぜか、ボルドーにはなじめません。レストランで飲むにしても、自分で「これなら」と思って買ったのを飲むにしても、ボルドーのワインにはたいていがっかりするのです。

ブルゴーニュとならぶ上質のワインだからというので、期待しすぎてしまうのかも知れません。ボルドーは知らないから、「安くて美味しい」というのを入手できないので、やたらに高いのを買う。それで、がっかりしたときの恨みが大きいせいもあると思います。


赤ちゃんも同じ?

日本の産院には、赤ちゃん用のミルクを製造している会社のスタッフが常駐していて、無料でサンプルをくれるのだ、と言う人がいました。

一番始めに飲むミルクが、その子が受けつけるミルクの味となるので、会社としてはかなり効果があるPR方法なのだそうです。

私とワインのことを考えると、そういうのもあるのではないかな... と思いました。

でも、産院には縁がないので、この話しが本当かどうかは確かめたことがありません。現状をご存じの方がいらしたら、教えてくださいますか?




常にブルゴーニュワインの風味を探しているらしい…

レストランでボルドーワインを選ぶ必要がある場合に、迷わず注文するのはサンテミリオンです。ボルドーを旅行したときは、ワイン産地なのにブルゴーニュのように試飲の機会がないので楽しくないと感じました。でも、サンテミリオン村は美しいので気に入りました。ブルゴーニュにある村みたいに美しかったのです。

それだからお気に入り銘柄にしたと思っていたのですが、他に理由があったのでした。サンテミリオンの赤ワインは、ブルゴーニュに近いのだそうです。


楽天最安値に挑戦中!!サンテミリオンのトップに君臨する『神話的シャトー』 [1995]


フランス南部で生産されるワインの中でお気に入りは、コート・ロティ。でも、コート・ロティもブルゴーニュに近いのだとか。


パーカーポイント100点![1988] E ギガル コート ロティ ・ラ・ムーリンヌ (ムーリーヌ)

地元のレストランで飲んだコート・ロティは、度肝を抜かれるくらいおいしいと思いました。でも、コート・ロティのワインは高いのですよね。おいしいけれど、そこまで高くしなくても良いのにと思ってしまいます。それなら、ずっと安くて、同じくらいおいしいブルゴーニュを飲みたくなります…。そのあと、つまらないコート・ロティにも出会っているし...。


決定的に、私にとってのワインの味はブルゴーニュなのだ、と気がついたことがあります。

ロワール地方を旅行したときのこと。地元のツーリズム振興組織が日本人グループのための滞在プランを作ってくれて、私はそれに参加していました。

ある夜、出てきた赤ワインが非常に美味しかったのです。
「ええっ、ロワールでもこんなに美味しい赤ワインができるの?!」
滞在プランをオーガナイズしてくれたフランス人に、思わずそう言ってしまいました。

ロワールの白ワインは飲みやすくて美味しいのですが、赤ワインはどうも… と思っていたのです。

そうしたら、なんのことはない。私がいるので、そのときの赤ワインはブルゴーニュにしたとのこと。

出されたワインは、ただの「ブルゴーニュ」。村の名前も何もついていないワインで、ブルゴーニュにいるときはお料理にしか使わないランクなのです。

それなのに、「わあ~!!!」と叫ぶほどおいしく感じてしまったのでした。ブルゴーニュを離れて3週間たっていたので、私にとってのワインに飢えていたのだと思います。

同じような出会いを、少し前に行ったイタリアでもしました。

- 「イタリアで出会った、すごいワイン!」に続く -


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コメント
この記事へのコメント
赤ちゃんのミルク
ご無沙汰しています。

さて、産院で赤ちゃんのミルクをサンプルでくれる・・とあったので、上の娘の時のことを思い出しました。

常駐かどうかはわかりませんが、確かに産後病院にいる時、サンプルどころか、哺乳瓶とポットを持ってミルクメーカーの人が部屋に来て、ミルクの作り方を丁寧に
教えてくれました。

母乳でいきたいと思っていたし、出ていたので
なんか妙な気分でしたが、産後はそんなことを意見するほどエネルギーは残っていません。

母乳を上げる前と後で体重を測り、足りないとミルクを足すという指導でしたが、神経質にそんなことやってられるのは、病院にいる時だけですね。

ワインとミルクですか。わかる気がします。
確かにミルクを急に変えると赤ちゃんが飲まなくなるという話は聞きますもの。

ちなみに私は頂いても使わなかったので
ペットの犬にあげてしまいました。

そうそう。味噌も急に変えると、特にご主人が飲まないそうですよ。
我が家では初めて味噌作りされる方には
いつも使っている味噌と同じようなブレンドをおすすめしています。

Otiumさんのブレンドも、ワインの好みに似た感じにしてあるので、大丈夫だと思いますが・・。
もう少し発酵が進んだら、お渡しできます。
春頃でしょうか・・。
2009/12/25 | URL | みほ  [ 編集 ]
ブルゴーニュのワインは美味しいのがわかっている
のですが、
最近は、ワインを買うときは色々試してみたく
なって、チリ産や南アフリカ産やルーマニア産
なんかも買ってしまいます。
ワインを選ぶときは意外性を求めるというか
冒険をしてしまいたくなるんですよね~
自分だけのお気に入りワインを発見したい感覚です
2009/12/26 | URL | フランス大好き  [ 編集 ]
Re: 赤ちゃんのミルク
v-22みほさんへ

ご無沙汰しています。ブログを拝見できるので、お元気にご活躍していらっしゃるな... と、ご無沙汰してしまっている気がしないのですが。

産院の詳しいご報告、どうもありがとうございます! そうそう、サンプルを配るだけではなくて、もっとサービスがあると聞いたのを思い出しました。ただサンプルを配るより効果がありそう。徹底していて、すごいですね~。ちょっと怖い気もします。

ワンちゃんがおこぼれをもらえたのは良いですね♪

お味噌もスクスク育っていますか。とても楽しみです! 4月末には日本にいるはずです。よろしく。
2009/12/27 | URL | Otium  [ 編集 ]
v-22フランス大好きさんへ

>チリ産や南アフリカ産やルーマニア産なんかも買ってしまいます。

⇒ 楽しそうですね。ルーマニア産は話題を聞いたことがないように思うので、興味があります。ブラジルに転勤していた日本人が、ブラジルでは殆どワインを生産できないのだと聞いて面白かったです。

なんでも冒険。良いですね~♪
2009/12/27 | URL | Otium  [ 編集 ]
ブルゴーニュワインは美味しすぎるので
値段を気にしなければくいくい飲んでしまいます
日本では、お手頃な価格のブルゴーニュに
お目にかかったことはありませんね
ボルドーのお手頃はあるのですが・・・
1つのブランドとして品質のよい物しか
輸出しないのでしょうか?
2009/12/28 | URL | フランス大好き  [ 編集 ]
v-22フランス大好きさんへ

>日本では、お手頃な価格のブルゴーニュにお目にかかったことはありませんね

⇒ 私も日本にいるときに店で見ているとブルゴーニュは高いなと感じるのですが、インターネットショップでは、このくらいだと現地で買うのと余り差がないな、と感じるのが「たまに!」あります。

>ボルドーのお手頃はあるのですが・・・
1つのブランドとして品質のよい物しか輸出しないのでしょうか?


⇒ ボルドーの生産量はブルゴーニュの倍くらいあるので、ボルドーとして売られているワインの中での質の差は大きいと感じています。中には「ボルドー」という名前だけが嬉しいワインもありますね。

ブルゴーニュはボルドーと違って小規模生産の農家が多いので、商品として扱うと手間がかかるせいか、フランス国内でも現地を離れると価格が高くなっています。ブルゴーニュではお茶代わりに白ワインを出したりするので、お水のように飲めるワインの需要も高いです。そういうのは地元で消費されてしまうので、外には出ないのかも知れない...。
2009/12/28 | URL | Otium  [ 編集 ]
ボルドーの半分ですか?
だったらあまりお目にかからない訳ですね。
伊勢丹のワイン売り場で試しに買った
ブルゴーニュの白が2500円位でなかなか美味しかったです♪
近所のスーパーで買ったボルドーの白は1000円ちょいでしたがこれは美味しくなかったです。
2009/12/29 | URL | フランス大好き  [ 編集 ]
v-22フランス大好きさんへ

ブルゴーニュの白、おいしいのに当たって良かったですね♪ ブルゴーニュで普通に飲むワインでも1,000円前後するので、日本でそのくらいで買えてしまうワインというのは、ちょっと怖くて手がでないです...。でも、ひところは、フランスより税金が安いせいか、日本でも同じくらいの値段で買えてしまうな... と思う時期があったのですけれど。
2009/12/29 | URL | Otium  [ 編集 ]
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