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2010/01/04

シリーズ記事目次 【イタリア旅行記 2009年秋】 目次へ
その7


フランスには美味しい創作料理を出すレストランがたくさんあるので、イタリアに行ったときには庶民的なレストランで伝統的な料理を食べたい、という気持ちがおこります。

イタリアで食べたいと思うのは、まずパスタ。それから、オリーブオイルでさっぱりと調理した魚介類。

そういう料理を、高級レストランで食べるのと、庶民的なレストランで食べるのとで、何が違うかといえば、イタリアの場合は、店内の内装と、お勘定書きが高くなるだけ、という気がしています。

イタリアのレストランは、経営者家族も自分の家のダイニングルームにいるような感じで食事してしまっているようなリラックスした店も好き。何でもなさそうなパスタが、素晴らしく美味しかったりもするのです。

ところが…


イタリアの食文化も変わってきている?

ここ数年で、イタリアのレストラン事情変わってきているように感じます。「も」とつけたのは、フランスも変わってきているから。

一つ感じるのは、昔ながらの庶民的レストランで、ちょっと不衛生かも知れないけれど、お母さんが腕をふるったような料理に出会うことが少なくなったこと。

その反対に、非常に洗練された料理を出す小さなレストランがイタリアでも増えてきたこと。今回のイタリア旅行でも、その思いを新たにしました。

ミシュランが推薦しているリーズナブルプライスのレストランだというマークを掲げるところが、イタリアでも増えてきたのも原因かも知れません。ガイドブックの推薦レストラン情報を持っていないときでも、洗練された料理を出すレストランを探しだしやすくなりました。

その思いを始めて持ったレストランについて書いた日記:
ミシュランのガイドブックは悪くない、と思ったのはイタリアだった 2008/03/13

このとき以来、イタリアではミシュランの推薦マークがあるレストランを信頼して入るようになりました。でも、今回のイタリア旅行では、1軒だけ、どうして選ばれているの? と思うレストランに入ってしまいした。やはり、レストランのランク付けというのは100%正しいわけではないのでしょうね。店の前に立ったとき、何となく感じる自分の予想の方が正しいのではないかな、とも思ってしまいました。


おいしい創作料理が食べられるのは嬉しいですが、どこで食事してもパスタとコーヒーだけはおいしいというのが減ってきたのは少し寂しいです。


イタリアの食事は遅く始まるはずなのに…

ポルトフィーノという海沿いの美しい村に行ったときのこと。

城からのポルトフィーノの眺め

山の上にある城からの眺めです。以前は城には入れなかったように思うのですが、見学できるようになっていました。買った人(イギリス人かな?)があったらしくて、修復が進んでいました。

この村は観光シーズンに行くとツーリストだらけなのですが、冬にはホテルも、軒を連ねているレストランも閉まっていて、そのコントラストはすごいです。

午後2時過ぎにポルトフィーノに到着して、昼食をとるつもりでした。

ところが、この超観光地は例外らしい。たくさんレストランがあるのに、どこでも「もう、だめ」と断られてしまいました。何ということ! ここはイタリアでしょう?! と思ったのですが、仕方ない。ここはそういうことになっているのだろうと諦めようかと思ったのですが、アイディアが浮かびました。
最後の挑戦。こういう場合は、高級そうなレストランに入るのが一番のはずなのです。お給仕のマナーが良いので、断らないだろうと踏みました。

推測は当たりました。いかにもプロのウエーターさんという感じの男性が受け入れてくれました。もうシェフが引き揚げるので、簡単な料理なら出す、と答えます。

願ってもないこと。お腹に何か入れておきたいという程度だったので、一皿とデザートくらいでたくさんだったのです。


イタリア式お刺身は、日本のよりおいしいと思ってしまった!

選んだのは前菜の一皿。それならOKとのこと。ほっとしました。それはダメと言われて、食べたくない料理にするのは嫌でしたから。

私が注文した料理です ↓

イタリア風お刺身

先日書いた日記(イタリアの甘エビ?)でも書いたエビを、今回の旅行では生で食べまくりたいと思っていて選んだ料理だったのですが、すばらしく美味しかったです。

前々からイタリアには魚やエビのカルパッチョがありました。とても美味しいので、薄いスライスにした魚や海老で真似して作ったりしています。

でも、今回出されたのは、カルパッチョというよりは、殆どお刺身をオリーブオイルで食べるというもののように感じました。マグロも、ある程度の厚さがある切り方です。

つまり、イタリア風お刺身!♪ フランスで強くなってきた日本料理の影響は、イタリアにもおこってきているのではないでしょうか?

こういう食べ方は絶対にやってみたいと思いました。というのも、フランスにいると、なぜか、私は醤油味に拒否反応がおこるのです。


食後のコーヒー

さすがイタリア。さっさと食べて出て行って欲しいような口ぶりだったのに、ゆったり食事できました。

コーヒーカップが気に入ったので写真を入れておきます。

コーヒー

蓋付き。こんなカップがあるのですね。

コーヒーに添えられていたのはフルーツの砂糖菓子。他のレストランでも、何回かこういうお菓子に出会いました。さっぱりしていて、食後には嬉しいです。フランスの場合は、お腹いっぱいなのに追い打ちをかけるようなお菓子がついてきますから!




- イタリア旅行記は続きます -


コメント
この記事へのコメント
マグロ
美味しそうなオードブル!
マグロも新鮮そうな赤い色をしてますね~

ポルトフィーノ名前もいい村ですね
旅情をそそられます
2010/01/05 | URL | フランス大好き  [ 編集 ]
きれい~!
素敵な村ですね。
建物の壁の色がカラフルで「さすがイタリア!」って思いました。
お刺身風カルパッチョ、おいしそう~~!
マグロがお刺身のように厚めだとうれしいですね。
ん~~、今度、日本のお刺身を醤油じゃなくオリーブオイルをつけて食べてみよう!
写真の蓋つきのカップ、かわいいですね~。
初めて見ました。
茶碗蒸しやプリンにも使えるかな???(笑)
2010/01/05 | URL | pepe犬  [ 編集 ]
v-22フランス大好きさんへ

>ポルトフィーノ名前もいい村ですね
旅情をそそられます


立地として素晴らしいところなのですが、村の名前も良かったですね。何度聞いても忘れてしまう地名もありますが、これは耳に残ります。
2010/01/05 | URL | Otium  [ 編集 ]
Re: きれい~!
v-22pepe犬さんへ

>建物の壁の色がカラフルで「さすがイタリア!」って思いました。
⇒ イタリアというと、こういう色合いを思い浮かべますよね。色とりどりなのに調和している風景に見えるのは、なぜなのかな?... 日本の家々の屋根がいろんな色なのを見ると、景観が乱れていると思ってしまうのに...。

>今度、日本のお刺身を醤油じゃなくオリーブオイルをつけて食べてみよう!
⇒ 是非お試しくださいね♪ 私はレモンの代わりに柚子の汁をかけて、皮の千切りを散らしたりしています。レモンのようにきつくないのが長所。

>写真の蓋つきのカップ、かわいいですね~。 初めて見ました。
⇒ pepe犬さんもご覧になったことがないということは、本当に珍しいのだ...。絵付けしたくなるでしょう?

>茶碗蒸しやプリンにも使えるかな???(笑)
⇒ 日本から持ってきた茶碗蒸しセットを出すとフランス人たちから称賛されているのですが(バーゲンで買った安物なのですけど、蓋つきは珍しいのでスゴイと思うらしい)、これだと使えそうですね。蓋をあけて食べるのは楽しいですけど、思えば、その楽しみはヨーロッパでは少ないですね。アルミホイル焼き(パピヨット)を空けるくらいかも知れない。
2010/01/05 | URL | Otium  [ 編集 ]
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