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2010/01/17
日本のお正月にお雑煮を食べるのを欠かせないようなものでしょうか? フランスにいるとき、これがないと新年になった気分になれないものがあります。

ガレット・デ・ロワというケーキ

パイというべきかな? ともかく、こういうケーキです。

Galette des rois

日本でも最近は見かけるようになっていますね:
ガレット・デ・ロワとフェーヴを楽天市場で検索

このケーキには、次の2つも欠かせないものになっています。

王冠

フェーヴ

ケーキの中に「フェーヴ」と呼ばれる小さなものが1つ入っていて、切り分けたときに、それが入っていた人が「当たり」となります。

このケーキを買うと、かならず王冠がついていて、当たった人がそれをかぶり、皆から「王様ばんざい!」と言ってもらえるというもの。女性だったら「王妃様ばんざい!」ですが。

つまり、フェーヴが入っている部分をもらえるかどうかが大事なので、一人で食べてもおもしろくないというケーキ。

今年はガレット・デ・ロワを4回食べました。そのうち3回は、私が王冠をもらいました。かなりの確率♪ もともと、なぜか私は、良いことでも、悪いことでも、確立が低い方に転ぶ傾向があるので、4分の3の当選率はどうとも思いませんが、当たるというのは嬉しいものであります。

ガレット・デ・ロワは、どこのが一番おいしいかと、あちこちで買って食べくらべ比べた年がありました。結論は、おいしいパンを作っているパン屋さんので十分ということ。素晴らしい腕前のケーキ屋さんのガレットは、値段が高いだけで、どうということはない、と思いました。ムースを作るのなどは高い技術を必要とするのに対して、ガレットはある程度の技術で作れるのではないでしょうか?

ただし、避けるべきはスーパーなどの安いガレット。パン業界で働いていた友人が、仕事が暇な夏にガレットを大量に作って冷凍しているのだと教えてくれました。


今日、近くにあるパン屋さんのガレット・デ・ロワがおいしいので買ったら、今年はこれで最後で、もう作らないとのこと。やめるのは少し早すぎるのでは? と思ったら、フェーヴのストックがなくなったとのこと。

伝統的なガレット・デ・ロワはアーモンドクリームが入っているものなのですが、今年は色々なバリエーションのガレットが目につきました。リンゴタルトのようなもの、チョコレートが入っているものとか…。

本当は年に1回食べるものなのだそうですが、みんなで食べるのが楽しいので何回か食べることになります。となると、変わったのを食べたいという人がいて、そのために色々な味のを作るのでしょうね。


大統領のガレット・デ・ロワ

巨大なガレットの前に立っているサルコジ大統領の写真がありました。毎年、フランス大統領が招待客に食べさせるという慣例です。

今年のガレットは直径1.2メートル、重さ20キロだったそうです。

そんなに大きいガレットにフェーヴは1つしか入れないのかな? だとしたら、それに当たるのは大変なことですよ!...

ところが、この大統領のガレットには、フェーヴは入っていないし、王冠も用意されていないのだそうです。

この行事が行われるのは大統領官邸の中だからとのこと。

大統領がいるのを差し置いて、誰かが王冠をもらい、みんなから「王様ばんざい!」などと祝福されたら、確かに変な光景になりますね。

逆に、大統領がフェーヴをひいて王冠をかぶったら、これまたバツの悪い場面になります。権力をひけらかしている大統領が批判されるときには、王様きどりだとか、ナポレオンきどりだとか悪口を言われ、ネットには合成写真が出回っています。本当に王冠を頭にのせた大統領の写真なんかが出回ったら、マズイ!

それにしても、フェーヴが入っていないガレット・デ・ロワなんてつまらないと思いますけれど...。

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カテゴリー: 季節の行事 | Comment (2) | Top
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コメント
この記事へのコメント
Otiumさん、3/4の確率でフェーヴを当てたとはすごい!年始から幸先よくていいですね^^

サルコジ大統領が巨大なガレットを切っているところ、時期は少しずれますがなんとなく神社とかでやっている鏡開きを連想してしまいました。(宗教がらみだから??)
でもフェーヴが入っていないガレットなんてさびしいですね!
どうせ大統領など政治家は何やってもいろいろいじられるのだから、いっそのことフェーヴをたくさん入れて大勢で王様&王妃様になってしまえばいいのに。

ところで、パリに本店のある某有名日本人パティシエの東京の支店で今年は抹茶&小豆のガレット・デ・ロワを販売していました。それはそれでとても美味しいかったのですがあまり季節感を感じるガレット・デ・ロワではありませんでした。確かに今年ふたつめ、みっつめ、のガレットだったらバリエーションとしていいかもしれません。
何かの事情でフェーヴが入れられないとのことで、かわりにアーモンドまるごとが入っていて、かわいらしいオリジナルのフェーヴ(今年はちびマカロン)が外付けでついてきました。どうやら一緒に食べていた母がアーモンドを当てたようですがぼりぼり食べてしまい今年のガレットは終了。これはちょっとさびしかったです。^^;

でもガレットにフェーヴを入れられない事情ってなんでしょうね?過去に誤飲などの事故があったのかもしれませんが外にフェーヴがついてくるのはお楽しみ半減です。
2010/01/18 | URL | 元ぶるとんぬ  [ 編集 ]
v-22元ぶるとんぬさんへ

そういえば日本には鏡開きというのがありましたね。

>いっそのことフェーヴをたくさん入れて大勢で王様&王妃様になってしまえばいいのに。
⇒ そうですね。一人が当たるから変になってしまうわけで...。不況で暗いのや、大統領の人気が落ち込んでいるのを吹き飛ばすような楽しいことをしたら良かったのに。

抹茶&小豆のガレット・デ・ロワとはすごいですね。思えば、アーモンドクリームはアンに似ているので違和感がないかもしれない。

>何かの事情でフェーヴが入れられないとのことで、かわりにアーモンドまるごとが入っていて、かわいらしいオリジナルのフェーヴ(今年はちびマカロン)が外付けでついてきました。
⇒私も日本で、フェーヴが外付けのを買ったことがありました。店員さんは、前の年に事故があったので入れないのだと説明していました。つまらないですよね。その店では二度と買う気になりませんでした。

>母がアーモンドを当てたようですがぼりぼり食べてしまい今年のガレットは終了。これはちょっとさびしかったです。^^;
⇒ アーモンドだと、知らないで食べてしまうことにもなるわけですね。それは一番つまらないですね~!
2010/01/18 | URL | Otium  [ 編集 ]
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