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2010/01/20
ブルゴーニュでは雪が珍しいので、雪が降ると嬉しくなるのですが、雪景色が続くと飽きてきます。しんしんと雪が降る、あるいは雪に青空というのは美しいと思います。でも、溶けないでいる雪が残っていて、空はどんよりしている、というのが一番つまらない…。

ようやく雪が消え、雪が溶けたら姿が見えるのではないかと期待していたペルス・ネージュが姿をあらわしました。

Perce-neige

春は永遠にこないように感じてしまう冬、この花が毎年咲いてくれるのを見ると、救われる思いがします。

日本では「スノードロップ」と呼ぶのが一般的のようです


スノードロップの苗2球入りGalanthus elwesii

フランス語だと「Perce-neige(ペルス・ネージュ)」。文字通りに受け取れば「雪をつらぬく」。まだ背が低いので雪に隠れていましたが、もう少し後だったら雪を突きさして出てきたところでした。

本当にけなげな花。どこかでもらった球根を庭に植えただけで、何もかまってあげないのに、毎年いまごろになると芽を出してきます。



今年のフランスは寒さが厳しいです。最低気温はマイナス23度になったと言う友人がありました。マイナス15度くらいなら驚かないブルゴーニュなのですが、そのくらいになるのはすごい。


この冬の話題:


断熱工事をした友人宅

家のリフォームが好きらしい息子さんがいる家。この夏には大々的な工事をしていました。石造りの古い家なので冬の断熱効果がないという理由で、壁に断熱材を埋め込み、天井も下げ、暖炉の場所も動かして、という大きな工事。

工事が終わったときに「見違えるでしょう?」と言われて見せてくれたときは、どう褒めて良いか戸惑ってしまいました。

天井の梁は見えなくなってしまったし、暖炉は効率が良い蓋をつけたかたちになったし、石壁も見えなくなってしまったし...。私は不満でした。都会の人が田舎に住むと田舎らしい素朴なインテリアにするのですが、田舎の人は都会風にしたがるのです。光熱費が何パーセント節約できるという数字は、そういうことに興味がないので無視。

でも、数日前に行ったときには断熱効果の違いを感じました。この家のリビングルームは30畳くらいあるので、以前はとても寒かったのです。冬に食事に招待されたときは、モコモコのブーツを履いて、暖かいセーターを着て、といういでたちででかけたのですが、その必要はなくなりました。気がつけば、夫妻は半袖姿!

都会のマンションにいるみたいで味気なくなったと思っていたのですが、この一家の考えは正しかったのかもしれない…。


燃料切れの友人宅

お正月明け、プロパンガスのタンクが底をついてきたので燃料補給を依頼する電話をしてから2週間を過ぎても、まだ来てくれないのだそうです。

大きなタンクローリーが来てガスを供給するというシステム。集中暖房するので、タンクには1トン入るそうです。特に大きな家ではないので、タンクはこのくらいが普通サイズ。

日本で都市ガスが通っていない家では、フランスのように大きなタンクを庭に備えるのでしょうか?

催促の電話を5回したそうですが、「いつ行けるか調べて、返事をする」と言われて、その連絡はなしの日々が続いているのだとぼやいていました。

私が「フランスのサービスは悪い」と嘆くときには、「ここはフランスだから」なんて言っているくせに、やはり自分が困ると参るらしいです。

フランスの田舎に住むお年寄りの家では、薪だけで集中暖房しているところも多いのですが、その方が賢いかもしれない。

それにしても、「来てください」と言ったってすぐには飛んでこないフランス。タンクの残りが3分の2くらいになったら注文してしまえば良いのに…。

ブログ内リンク:
★ 目次: ロウソク、キャンドルスタンド、暖炉、燃える火


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カテゴリー: 四季、自然 | Comment (8) | Top
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コメント
この記事へのコメント
日本ではガスでの暖房はあまりしません。
ほとんどの家庭では灯油を使います。
大規模な施設では重油
それ以外は電気
・・・寒冷地ではこんな感じです。

日本じゃガスは高いですから
2010/01/22 | URL | albifrons  [ 編集 ]
v-22albifronsさんへ

教えてくださってありがとうございます。

聞いてみたら、フランスでも重油の方が安いので、プロパンガスを家庭の暖房に使う家の方が少ないそうです。それで、友人宅では遠くからタンクローリーが来るので、近くの家でも注文があったときに来るということで待たされるのかも知れません。
2010/01/22 | URL | Otium  [ 編集 ]
薪の値段
こんにちは。いつもとても楽しく読ませてもらっています。
うちはもっぱら薪の集中暖房です。
一つ、お伺いしたいのですが、そちらで薪って、1ステールあたり
幾らくらいでしょうか?(薪割り前の状態の木)。
こちらは森の多い隣県に在住しているので、1ステール30ユーロくらいです。
これでも、数年前に比べればかなり値上がりしました。
もう少しお金があれば、うちもエコ型システムをフンダンに取り入れて家を
リフォームしたいのですが・・・。
どうぞ良い週末をお過ごしください。
2010/01/22 | URL | 隣県  [ 編集 ]
Re: 薪の値段
v-22 隣県さんへ

薪で集中暖房なさっているのですか? 何か良いシステムがあるのかも知れませんが、薪暖房のお家は、薪が燃えつきないように火を見張っていなければならないので大変そう... と感じています。

薪の値段は、かなり差があると見ています。パリなどでは仰天してしまう値段! 1ステール30ユーロというのは、森が多い地域の相場だろうと思います。同じブルゴーニュ地方でも、森が少ない地域だと倍くらいになります。とは言え、これは家に持ってきてもらって支払う値段です。輸送費がかさむので、自分で運んだ場合の値段を聞いたことがあったとしても、記憶に残っていません。公有森で伐採する権利の値段は聞いたことがあるのですが(忘れてしまった)、これは面積当たりで決められていたと思います。

私が知っている薪での集中暖房の家は、ご主人が森で薪を切っているケースがほとんどです。伐採の権利にお金を払いますが、大したことはない。でも、トラクターのようなものを持っていない人の場合は、農家にトラクターを出してもらうお礼を支払う費用が高くなるので(かなり高額の謝礼金を定めている!)、自分で薪をつくるのは楽しみのためにしているのではないか... と感じてしまいます。

少し前には代替え燃料が流行っていて、色々な燃料の話しを聞きました。小麦を燃やして集中暖房しているという話しを聞いて仰天したときは、農家だからできるのかと思ったのですが、その後は小麦の値上げ。まだ続けているのか知りたいです。たくさん日があたる地域だったら、太陽エネルギー装置をつくるのが良いと思うのですけれど、最近の曇天を見ていると南仏でしかできないだろうと思います。
2010/01/22 | URL | Otium  [ 編集 ]
薪の値段
Otiumさん、お返事ありがとうございました!
1ステール60ユーロというところもあるとは、聞いていましたが、やはりこれは森が近いかということに大きく左右されるのですね。うちの公有森での伐採権利は、1ステールあたり、20~25ユーロだったような気がします。これも、運良く林道に近い場所に当たればいいのですが、奥深い所だと、トラクターでの介入もなかなか大変です。
1999年冬の暴風雨の際は、森の木がなぎ倒されて、その分、薪の値段が下がりましたが、その後輸送費や伐採にかかる石油の値段が上がったこともあり、薪の値段も自然に上がってしまいました。
薪の集中暖房は、確かに「ちょっと寒いな…」と思う頃には薪が底をついていることがありますが、薪ストーブでコトコト料理ができるところが気に入っています。
また、素敵なお話を待っています!
2010/01/23 | URL | 隣県  [ 編集 ]
v-22隣県さんへ

薪が値上がりしたというのは意識していませんでした。そもそも、ユーロに切り替わってから、何でもかんでも、すごい値上がりをしたと感じているので。薪で集中暖房なさっていると、変化がお見えになるのでしょうね。暖炉1つでも、ものすごい量の薪を使いますから。

火が燃えるのは良いものですよね。寂しい冬、暖炉の火が燃えるのを眺める楽しみがなかったら、ずい分寂しいと思います。

それに、フランスでは薪の需要があるおかげで森の手入れが行き届いていられる、というのも感じます。日本では、森の中の散歩などはできないほどに荒れていますので。

>また、素敵なお話を待っています!
⇒ 気が向くことしか書いていないので、そうおっしゃっていただけると嬉しいです♪
2010/01/23 | URL | Otium  [ 編集 ]
日本でも「雪割草」という花があるなと思ってちょっと調べてみると、スノードロップとは違う花のようですね。もっともスノードロップを雪割草としているサイトもあって、もしかしてOtiumさんの記事からすると、これはフランス語からひっぱってきているのでしょうか。

で、日本の「雪割草」は、主として北日本、それも日本海側の花らしいですね。日本の冬は、太平洋側と日本海側とでは大違いで、先日、新潟からの知人が東京に来て「こんなに青空があって暖かい。まあ、大陸からの寒さは全部山に当たって日本海側の雪になる、そのおかげで太平洋側の冬は『日本晴』になるから」と言っていました。
2010/01/23 | URL | Saule  [ 編集 ]
v-22Sauleさんへ

ペルス・ネージュの日本語名は「雪割草」が相応しいと思うのですが、日本にもそういうけなげな花があって、そちらに名前を与えているのだろうなと思います。

>日本の冬は、太平洋側と日本海側とでは大違いで
⇒ そうなのですよね。フランス人からよく「今ごろの日本の天気は?」と聞かれるので、東京育ちの私は「日本の冬は青空が広がっていて、日が照っているときにはガラス戸越しはとても暖かいのだ」と自慢していたのですが、日本海側は違うのでそう言ってはいけないと反省してから、「雪が多くて大変な地域もあるし、東京のようなところは青空で...」と言うようになったのですが、そう言ってしまうと全く面白みがない返事なので、羨望の目をもらえなくなってしまいました!
2010/01/24 | URL | Otium  [ 編集 ]
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