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2010/01/24
最近は不況の影響で閑古鳥が鳴いているレストランが多いのに、先日行ったレストランでは平日のランチなのにほぼ満席になっていました。

十数人の団体さんが大テーブルを作っていて、お給仕はそちらを優先しているようす。それでも、私たちが席につくなりアミューズ・ブーシュが運ばれてきて、ワインを注文するとすぐに持ってきてくれたので、料理をイライラと待つことはないので救われました。

予定より時間をかけて食事をすることになりましたが、おいしかったので満足。

レストランを出ようとすると、奇妙なものが置いてあるのが目に飛び込んできました。


青十字のキャンディー

クロワブルー

レストランの出入り口にあるカウンターに飴などが置いてあることはありますが、ここのは、そんじょそこらの量ではない!

しかも、このキャンディーって!!!

日本にもありますか? ただの飴ではないのです。

スイスの国旗にあるような十字マークがあるせいか、「スイスのボンボン(飴)」と言われていたのではないかと記憶していました。楽天市場でスイスのキャンディーを検索してみたら、リコラというハーブキャンディーはたくさんでてきたのですが、この青十字マークの飴は出てきませんでした。

こういう不真面目なものは、日本では売らないのかな?…

好きでなめている人もいるのでしょうが、フランスでは特別な使用目的で知られているキャンディーです。


飲酒運転でアルコール検査をされたときに役立つ飴

この青十字がついたキャンディーは、飲んだお酒をカモフラージュできる飴としてフランスでは知られています。警察官が車を止めるようにサインを送ってきたとき、あわてて口に入れるために、運転手の席に置いている友人もいます。

レストランの出口まで見送ってくれた男性に、「あら、まあ」という感じでキャンディーを指さしたら、アルコール検査のときに、少しくらいのオーバーくらいなら抜群の効き目があるのだ、とおっしゃる。

フランスのレストランは、不況でお客さんが減ったうえに、しかも飲酒運転取り締まりが怖くてお酒を飲む量も減少したので、経営難になっているところが多いのです。それで、こんな飴のサービス?…

フランスでは多少ならお酒を飲んだ後に車を運転しても良いのですが、その「多少」が、だんだん減少しました。最近は、かなり厳しいです。

「法律はやぶるために存在する」というようなラテン系の国フランスだったが、この頃は締め付けが多くなって、フランス人たちは従順な国民性になってきたと感じます。

そもそも、フランスの公共交通網は貧弱なので、大都会にでも住んでいない限り、免許が取り上げられたら明日から仕事ができなくなくて困る人がたくさんいるのです。

それで、レストランが対抗? こんなクアンディーを置いているレストランのフトドキ精神が気に入りました。

でも、そのうち、警察から睨まれるのではないでしょうかね…。


日本人は真面目!

日本では完全に飲酒運転は禁止なので、アルコール度が隠れる飴なんていうのには需要がないのかも知れない。

でも、やはり気になったので検索を続けたら、口臭を消す「口内革命」という飴が出てきました。

真面目なショップもあって、こんなことが書いて売っています。
「お酒や焼肉・ギョーザ等を食べた後の臭い」を消すけれど、「血中のアルコール濃度を下げるものではありません!」。さらに「飲酒運転は法律で禁じられてます!」とダメ押し。

↓ こちらのショップでした
 口内革命 レモンライム味 (ラムネタイプ)

すごく日本的なので感激! デパートでエスカレーターに乗った人には「手すりにおつかまりください」という国ですね...。

フランスでも、そのうち、そうなるかも知れないです。ワインのレッテルにも「妊婦は飲んではいけない」という危険マークが義務付けられるようになりましたから! 未だに赤信号でも平気で横断歩道を渡るのがフランス人だと思いますが、時代は変わっております...。


不思議がいっぱいのキャンディー: クロワブルー

実は、この青十字マークの飴を口に入れてみたことがありませんでした。すごく強いのだ! と聞いていたので(だからアルコールも隠せるらしい)、口の中がメチャメチャになるのだろうと思ったからです。

このキャンディーのことを書きながら、一度も口に入れたことがないのは片手落ちだと思いました。レストランでもらったのをバックに入れていたのを思い出したので、日記を書きながらなめてみました。

別に、飛び上がるほどきつい味ではありませんでした。
こんなのでアルコール度が隠れるとは信じられないです…。


ハーブキャンディーのような味です。包み紙にモミの木の絵が書いてあります。モミの木のリキュールというのがあって、喉が痛い時に飲むと良いと聞いています。なるほど…。

でも、松の樹液のキャンディーなのですって。ということは、この絵は松の木?!

クロワブルー

松の木も針葉樹ですから、ノド飴になるのかも知れない。本来はノド飴として作られたのに、アルコール度をカモフラージュする効果があるとして広まっただけなのかも知れませんね。


包装紙を見たら、キャンディーの名前は「Croibleuクロワブルー)」でした。青い十字がトレードマークなのですけれど、「青十字(Croix bleue)」という名前ではないんですね。発音は同じになるのですが。

フランス人をつかまえて、「青十字という綴りではないのを知っていた?」と聞いたら、商品名として作られた単語だとは知らなかったと言われました。どうして貴女は、いつも、つまらないことを気にして質問してくるの? という顔をされましたが!...


それでも、好奇心が強すぎる私はまだ、どうでも良い探求を続ける。

飴を包んでいる紙をしげしげと眺めてみると、FRANCEと繰り返して書いてありました。ということは、これはスイスの飴ではなくて、フランス製?… 十字マークなので「スイスの飴」と呼ばれているだけ?…

「Croix Bleue(青十字)」の方をキーワードにして検索してみました。

このページがトップにヒットしたのでクリックしました。

ぬぬっ~?!
大きく「青十字でノン・アルコール」と書いてある!

こちらのCroix Bleue(青十字)は、依存症の人たち、特にアルコール依存者たちを助けることを目的としているNPOなのだそうです。つまり、青十字マークの飴とは全く関係ないらしい。
☆ Wikipédia: Croix-Bleue

偶然なのか? しゃれなのか?…

ともかく、不思議なキャンディー...。


ノド飴としてなめるなら…

ともかく、初めて口にしてみたクロワブルーは...
おいしくはなかったです…。

私が一番好きなのは、リコラというハーブキャンディーです。

この前に帰国したとき、日本でもこのキャンディーを売っていると喜んで買ったのですが、日本での表記は違っているのだと気がつきました。

私が好きなCirtronMélisseは、どうやら「レモンミント」となっているらしい…。


13種類のハーブエキスが使用されています。リコラ レモンミントハーブキャンディBOXシュガーフリー

なお、リコラのパッケージにはノド飴だと書いてあります。青十字のクロワブルーの方は、呼吸を円滑にするという説明がありました。やはり青十字の方が強いキャンディーなのでしょうね。

ブログ内リンク:
交通違反の取り締まりが厳しくなって・・・ 2005/04/18
★ 目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ


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コメント
この記事へのコメント
はじめまして!
すごく面白いブログですねっ!
これからも頑張って下さい!
2010/01/28 | URL | 口臭の原因と口臭予防  [ 編集 ]
Re: はじめまして!
v-22

どうもありがとうございます♪
2010/01/28 | URL | Otium  [ 編集 ]
croibleu 数年前にフランスのどこかのレストランかホテルのキャッシャーでひとついただいたこの飴、私はとても気に入ったのですが、あいにく帰国までの数日では手に入れることができず、以来ずっとその包み紙を後生大事に取っておりました。
今日ふと思いついて検索したら、読めそうなページで一番上にヒットしたのがこちらでした。
フランスでは売っているものなのでしょうか??? 
買いに行きたいです(笑)
2010/03/31 | URL | nana  [ 編集 ]
v-22nanaさんへ

お気にいられましたか?

お店で売っているのが目に止まったことはないように思うのですが、売っているのは確かだと思います。

インターネットの価格比較でcroibleuを検索:
http://www.twenga.fr/search.php?q=Croibleu

日本は何でも売っている国なので、ありそうな気がするのですが、検索しても出てきませんでした。
2010/03/31 | URL | Otium  [ 編集 ]
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