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2010/02/02

シリーズ記事 【2010年サン・ヴァンサン・トゥルナント】 目次へ
その3


イベントに参加していた子どもたちが愛らしく見えました。

子どもたち

女の子がかぶっているのはキシュノットという帽子。
この帽子については、昨年のサン・ヴァンサンの日記でご紹介しています:
クイズ: キシュノットとは?
フランス式の挨拶がしにくい帽子

サシャーニュ・モンラッシェ村では、ちょうど40年前にもサン・ヴァンサンが行われていました。子どもたちの衣装が可愛いな~と思ったのですが、前回1970年の祭りの写真を見たら、子どもたちはもっと本格的な民族衣装を着ていました。40年前だと、まだ民族衣装が残っていたのかな?…

下のリンクで「SAINT-VINCENT TOURNANTE 1970」をご覧ください:
写真アルバム

40年前の写真と比べて気がつくのは、今の子たちの服装には「風邪をひかないように」という親たちの思いが前面に見えること。フランスの子どもの躾はとても厳しかったのですが、少子化になった最近はかなり変わってきました。


イベントの楽しみはワインの試飲

サン・ヴァンサン・トゥルナントの祭りは厳しい寒さの時期に行われます。それで、ワインも冷たい! イベントの開催地が白ワインの産地で、試飲するワインが白ワインだと冷たいのは良いのですが、赤ワインを飲むのには適していません。手で温めても限度がある…。

今年の祭りに行ったのも、主催地となったサシャーニュ・モンラッシェ村は白ワインの評価が高かったからでもあります。お天気が悪いと言われていたので、赤ワインを試飲するのだとしたら行かなかったと思います。

ワインを試飲するにはグラスを買う必要があります。特製グラス、試飲券6枚(白ワイン5、赤ワイン1)、イベント案内パンフレットのセットを15ユーロで買いました。

ひと昔前のワインイベントではワインが飲み放題だったのですが、最近はどこでもクーポン券のシステムにしています。良いことだと思います。酒飲み運転をする危険が少なくなるし、試飲所が混雑してしまうこともないし、主催者側が赤字を出すこともないし。

フランスの公共交通網は貧弱なので、車で行く必要があります。昔は明らかに酔っぱらっている人たちばかりの車が会場から出て行くところに交通整理のお巡りさんしかいない。「さすがブルゴーニュだな…」などと感心したりしたのですが、そういう時代は終わりました。

ワインイベント帰りの人たちが通る道に警察官が待機していて捕まえるということをした、と騒がれたこともありました。怒ったのはワイン醸造者たち。「それじゃ、お客さんを罠にかけたみたいじゃないか!」というわけです。

グラスを首から下げて村の中を歩く

みんなが首から下げているのが試飲用のグラス。今年のは紐がしっかりと固定されていて、とても良い作りになっていました。グラスも実はガラスではなくて、ちょっと落としたくらいでは割れない材質(Kwarx®)だったそうです。

☆ グラスを販売しているショップ: Coffret de 6 verres dégustation "Saint Vincent Tournante Chassagne-Montrachet 2010"

サン・ヴァンサン・トゥルナントでは、主催村が共同でワインを用意します。ブルゴーニュワイン・ファンは畑が違うブドウを混ぜるのを嫌うのですが、このイベントではそういうワインになります。珍しいワインといえば、そうなのですが、個々のドメーヌが作る普通のボトル詰めのワインより質が落ちます。だから、特別に美味しいワインを味わうというより、お祭り気分を楽しむ目的で試飲します。

でも、今年のサン・ヴァンサンのワインはとてもおいしいと思いました。特に白ワイン。やはり超上質の白ワインができる産地だと、ブレンドしてしまっても美味しいのでしょうか?


ブルゴーニュ地方のワイン地図


込みださないうちに退散

仮設レストランで生牡蠣を食べ、それから別のところでブルゴーニュの郷土料理を食べようとしたのですが、行列ができています。フォアグラのサンドイッチを食べたら、素晴らしくおいしかくてボリュームがあったので満足。それで昼食は終わりにしました。

普通の人たちは試飲のためにやって来るので、午後からは人出が多くなります。私たちは退散! ブルゴーニュの友人たちとワインイベントに行くときは、ついでにワイン農家に行って買い付けをするのを習慣にしているのです。

村のイベント会場入口

村を出る前のところには、こんなテントがありました。

アルコール度テストをしてくれるテント

風船を膨らませてアルコール度を検査してくれるようです。たぶん無料。NPOだと書いてある。そんなサービスができる資金源はどこから? と気になりました。一緒にいた友人は、交通違反でとりあげられたポイントを取り戻す研修会をオーガナイズしている組織だろう、と苦虫をつぶしたような顔で言いました。

調べてみたら、サイトがでてきました:
Prévention routière

創設は1949年。かなり大きな全国組織のようです。収入の40%はメンバーの会費からなのだそうです(誰がメンバーになるのかな~?...)。行政組織からの補助金もあるけれど(当然!)、企業、特に保険会社の資金援助(なるほど~!)があるそう。

交通違反で減点されるポイントを取り戻すことができる研修も、この組織に委託されて実施されているようでした。

ポイントがなくなりそうなので研修を受けた友達がぼやいていたのを思い出しました。正しい運転をするための研修というわりには何の役にも立たないように思えて馬鹿バカしかったけれど、じ~っと耐えて(!!)受講してポイントをもらった、という話し...。



去年のサン・ヴァンサン・トゥルナントに行った話しは7つも日記にしてしまったので、今年はこのくらいにしておきます。

サン・ヴァンサン・トゥルナントなど、
ワインイベントについて書いた過去の日記一覧:
★ 目次: フランスの酒(ワインなど)イベント

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コメント
この記事へのコメント
はじめまして
はじめまして、こんにちは!(^^)!
楽天ブログでOtiumさんの日記を知り、お気に入りに登録していましたが、こちらに引越されていることをよくわかっていなくて、最近更新ないなあ・・なんて思っていたら、こちらにいらっしゃったんですね。でも、私のブログもご訪問頂いたみたいで、ありがとうございます。
私は11月にブルゴーニュを訪れ、その魅力にっすかりはまってしまいました。あのころ、ボジョレーヌーボ―の解禁がありましたが、このサン・ヴァンサン・トゥルナントのお祭りも盛大なんですね。11月の栄光の3日間は、どんなお祭りですか?もし行かれたことがあるのなら、それもいつか教えてください。もしかして、もう記されていますか?(まだ、全部読み終えていないので、ごめんなさい)
 これからも、更新楽しみにしています(*^。^*)
2010/02/04 | URL | ママン  [ 編集 ]
Re: はじめまして
v-22ママンさんへ

引っ越してしまった楽天ブログですが、私へのリンクを入れてくださっている方もあるので、放置しておくだけでは申し訳ないと思い、最近は連続した日記の目次を入れることにしてみました。

ママンさんのフランス旅行記、楽しく拝見させていただいていました。ブルゴーニュをお気に召してくださって、とても嬉しいです。とても良いコースでご旅行なさいましたよ~♪

>11月の栄光の3日間は、どんなお祭りですか?
⇒ たぶん10年は前だと思うのですが、行ったことがあります。ブログを始める前のことです。

行列を作ってセラーに入り、どうなるかなんて素人には全く分からない発酵中の新酒を樽から試飲したりしました。競売は、ガラス張りのあの部屋で行われるのを垣間見る程度。一度見ておく価値はあって面白かったですが、何回も行く気持ちにはならなかったです。観光客も受け入れていますが、やはり業界たちの人のためのイベントなんだな、という印象を残しました。
2010/02/04 | URL | Otium  [ 編集 ]
早々のお返事、ありがとうございます。
Otiumさんは、もうずっとブルゴーニュで暮らしているんですね。うらやまし~!!
またいつかブルゴーニュに行ける日を夢見て、日々フランス語の勉強に励んでいます。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします(*^。^*)
2010/02/04 | URL | ママン  [ 編集 ]
こんばんは! ワイン祭りの話題、大変興味深く拝見しました。
アルコール度の検査の屋台、パン焼き車など、これは本当に愉快ですが、こういう愉快さは日本にはないですねぇ! こちらでは当たり前の顔をして出てくるのがおかしいのですが・・!
こちらイタリアでもワインのお祭りがあり、私の住んでいる辺りでは春の白ワインのお祭りが盛大にあります。
やはり試飲用のカップを首から下げてらしいのですが、行って見たいものの、運転して帰る事を思うと、ちょっと出かけるのが悔しいです!!
2010/02/04 | URL | shinkai  [ 編集 ]
v-22ママンさんへ

ブルゴーニュの田舎がお気に入られたということは、とても良い方なのだろうな、と想像しています。「おフランス」的なのがフランスだと言われるのには抵抗を感じるので!

こちらこそ、どうぞよろしく♪
2010/02/05 | URL | Otium  [ 編集 ]
v-22shinkaiさんへ

飲酒運転を避けるためにワイン祭りにいらっしゃらないのですか?! 驚きです。

イタリアではスピード違反のチェックがあるから注意という看板が立っていても、何も装置が設置されていないようだし、道路で警察官が取り締まっているのも見たことがないです。この間もイタリアを旅行していて、「イタリアは大らかで良いよな~」と友人と話していたのですけど。

ブルゴーニュの酒飲みたちは、「お酒を飲んでいるときの方が注意深く運転するから安全なのだ」などと言っています! でも、ワインイベントには、お酒が好きでない人が仲間に入ってドライバー役をしてくれるのが一番ですね。
2010/02/05 | URL | Otium  [ 編集 ]
こんばんは、再度です!

いえいえ、イタリアも昔は良かったらしいですし、今も少々ならば皆さん飲まれているようですが、アルコールと麻薬での事故が多く、この頃は大変厳しくなりました。
ビールなら、ワインなら、何杯までとか表示が義務づけられたようですし、スピード違反の取り締まりも結構あり、現にこの私も昨年1か月の免停を喰らいましたぁ!

イタリアにもお出でのようですが、お気を付け下さいませませ! あはは。
2010/02/05 | URL | shinkai  [ 編集 ]
v-22shinkaiさんへ

最近は厳しくなったのですか。締め付けが厳しくなっているのは世界的現象なんですね。寂しいことです...。

ずいぶん前に読んだフランスのガイドブックに「イタリアでの運転の仕方」というのがあって、すごく面白いと思いました。(1) 前だけを見て走ること(後ろの車のことは気にしてはいけない)、(2) STOPと書いてあっても絶対に止まってはいけない(後ろから来た車がぶつかって来るから)。

全て、それ式かと思っていました。ナポリの運転は、聞きしに勝るものでありました! フランスに比べるとイタリアの運転はメチャメチャなのですが、「フランスより死亡事故が少ないのだから、イタリア式の方が良いのだ」と言った友人がいました。最近のガイドブックでどんな風に書いているのか(面白くなくなっているのか)チェックしてみたいと思います。

免停のご経験があったら、ワイン祭りに躊躇してしまうのも当然だと納得できました。

イタリアでは交通違反の取り締まりを見かけないので、本当にないのかどうか、イタリアに詳しい方に聞いてみたいと思っていたのです。貴重な情報どうもありがとうございます!!!
2010/02/05 | URL | Otium  [ 編集 ]
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