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2010/02/26
ワイン好きは、アクセサリーにもワイン関連を選ぶ

ブルゴーニュにあるレストランで、ソムリエさんがしていたネクタイが気に入ったので、写真を撮らせてもらったことがありました。



まず、ブドウの房がついたネクタイピン。

それから、見えるでしょうか? ネクタイの生地には、色々なブルゴーニュワインの銘柄が書かれています。この画像を入れながら気がついたら、ネクタイピンのすぐ上にロマネ・コンティ(Romanée-Conti )の名がありました。

ネクタイをしめるときに、鏡の前で調整したのか?…
あるいは、デザイナーがそうなるように位置を決めていたのか?…

ブルゴーニュ地方のワイン地図

ソムリエさんは、職業柄、こういうのを探すのでしょうね? 私も少しは持っているのですけれど、金と銀のブドウのネックレスをしていたら、女性のソムリエさんから「どこで買ったのですか?」と聞かれたことがありました。シャブリの町にあるお土産屋さんだと答えたら、「私も行って買う」と言っていました。

ぶどう柄のアクセサリーなんてフランスだからあるのかと思っていたのですが、日本でもたくさん出ているみたいです。
ブドウ柄のアクセサリーを楽天市場で検索した結果

    

これだけあるとしたら、ワインが好きな人だけが買う、というわけでもないのでしょうね?… でも、ブドウを見たからってワインを連想する必要もないわけで…。


ソムリエさんは口がうまくなければ…

前回の日記のイントロで、日本のレストランでワインが辛口か甘くかを聞いたら、「普通です」と答えられてしまったエピソードを書いたら、だいぶ前に見たフランス映画を思い出しました。

ワインのことを何も知らない人が、ビストロのソムリエになってしまったストーリー。つまり、私に「普通のワインです」としか答えられなかった日本のウエートレスさんと同じ立場だったわけです。でもこの映画に出てくるソムリエさんの方は、殺し文句を教えてもらっていました。

どのワインを注文すれば良いか迷った客から聞かれたら、こう言ってワインを薦めれば良い、という殺し文句がふるっていました。

映画を見たのはだいぶ前のことなので、そのフレーズが何だったかすっかり忘れていたのですが、ブログに書いていたので探し出せました。
ソムリエお勧めのワインは? 2005/02/20
ブログを書きだしたばかりの時期だったので、読むのは自分だけだと思って独り言口調ですね...。

ワイン選びを客に決断させてしまう言葉は、これでした:
Un petit bourgogne fameux et pas cher.

「安くて素晴らしいブルゴーニュワイン」と納得させることができる表現なのです。映画を見てからしばらくは、ブルゴーニュの友人たちとワインを飲むたびに、「このワインを飲もう」と冗談を言っていました。

あの「普通のワインです」と私に言った日本のウエートレスさんも、気がきいたフレーズを覚えれば良いのにな…。


イタリアのレストランでのこと

映画の名ゼリフを覚えていたかどうかは分からない頃でしたが、イタリアのレストランでワインを注文するのに迷ったことがありました。

ブルゴーニュの友人たちと旅行して立ち寄った小さな町でのこと。おいしそうに見えるワインご自慢らしいレストランに、テラスもあるのも良ったので、そこで昼食をとろう、ということになりました。

友人たちはすぐにレストランに向かえないので、私が先にいって席を確保し、食前酒も兼ねた白ワインを注文しておく、ということになりました。暑かったのでノドが渇いていたので。

ワインにうるさい彼らのために、私がワインを選らぶというのは責任が重すぎます!… 私にはイタリアワインの知識なんて皆無だし、イタリア語で「こういうワインが良いのだけれど」などとは言えないのですから。

私は旅先で不味い食事をしたら、「そんなこともある」とあっさりあきらめられるのですが、食べるために生きているような友人たちは、一日中、不機嫌になってしまうのです...。

少し遅い時間だったのですが、テラスに席をとれました。第一の問題はクリアー。

ところが、「どのワインにしますか?」と聞かれて、たじたじ。ワインリストはないらしいのです。店の中に入ったら黒板か何かに書いてあったかも知れない。でも、ここでなぜ私が突然立ち上がるのかイタリア語で説明できないので、不審な行動をするのはやめました。

仕方がない!
「ヴィーノ、ビアンコ、セッコ、ブオーノ」、と言ってみました。
おいしい辛口の白ワイン、と言いたくて羅列してみたのです。

すかさずウエートレスは、ワインの銘柄らしきものをズラ~っと並べてきました。さすが、ワイン自慢のカフェレストランですね~♪ 

でも、キョト~ン…。

しかし、何か答えねば!
相手の目をみすえて、「ブオ~~ノ」と、重々しく言ってみる。

ここで「最高に良いワイン」と言ったら、ブルゴーニュの友人たちから非難されないワインが出てくる可能性は高いだだろうけれど、お勘定するときに文句を言われてしまうのは必須。だからって、「高くはないワイン」と強調するのもさもしいので止める。「多少高くても、おいしいのが良いのです」などと複雑な説明はできないです!

また、何か言ってきました。
「ブオーノ エ サンパティコ」、と、フランス語の語尾を変形させただけのイタリア語を加えてみました。

すると、ウエートレスさんは諦めたような顔になり、それ以上の追及はやめて引きあげました。不安な時間がすぎます...。

少しすると、冷たく冷えた白ワインを持ってきてくれました。
それが、素晴らしく美味しかったのです♪

友人たちからも、「良いワインを選んだ」と褒められました。
でも、何と言って注文したのかを話したら、大笑いされてしまいました!

これって、あのフランス映画の素人ソムリエが言ったセリフの逆ですね。ワインの価格も「パ・シェール」だったのです。いつもこれでうまくいくのかは実験していませんが、こんな片言イタリア語で良いワインを選んでくれるなら助かります♪


フランス語とイタリア語は似ている

ところで、イタリア語はフランス語の語尾をイタリア風にするだけで良かったりする単語もあるので、知らなくても想像できる場合も多いです。でも、フランス人に比べると、私は不利だと感じます。

フランス人たち、特に学生時代にラテン語をとっていた人たちは、イタリア語を勉強していないでも、かなり会話が通じるのですよね。フランス人はフランス語で話して、イタリア人はイタリア語で話していてさえ、彼らはかなり意味を捉えて会話になっています。

これは逆のケースとして、フランスに来るイタリア人でもやっています。

フランスでイタリア人観光客はあまり見かけないのですが(少なくとも、他のヨーロッパ諸国の人たちのようには農村部にやって来ない)、大学の外国人向けフランス語コースには必ずイタリア人がいて、よくしゃべります。しゃべりだすと止まらない。

フランス語だかイタリア語だか判別できないことを言っているので、学生はもちろん、フランス人の先生だって何を言っているのだかわからないのだけれど、彼らは話しだすと止まらない! フランスに留学した日本人学生は、イタリア人学生におされてしまって、会話の練習が全然できない、という経験は誰でもしているのではないでしょうか?...

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コメント
この記事へのコメント
大笑い
わかる~、わかります~
夜中に一人大笑いです(ただし心の中で)
なんでイタリア人って、あんなにしゃべりだすと止まらないんでしょうか。
一人いてあんなだったら、イタリアの学校なんていったら、どうなるんだろうね~と、語学学校で他の友達と話してました。
陽気なアメリカ人やスペイン人も、おしゃべりでは全然比べ物にならなかったです。一人別次元だったもんな~。みんながみんなああではないのかもしれないけど。…私が遭遇したのは、まさにおしゃべりさんでした。
ん?これ、元々は何の話でしたっけ…?
ワイン選びに迷った時の話でしたね…おまけのところで大きく反応してしまいました。
2010/02/28 | URL | すぎちゃん  [ 編集 ]
v-22すぎちゃんへ

ああ、すぎちゃんのクラスにもいましたか、イタリア人学生! 私が初めて経験したクラスでは、先生が「あなた、他の生徒たちも話せるように黙りなさい」とやってくれていたのですが、そのときは口をつぐむものの、少しするとまた始まってしまいました。

>一人いてあんなだったら、イタリアの学校なんていったら、どうなるんだろうね~と、語学学校で他の友達と話してました。
⇒ ほんと。ああいう人がクラスに3人でもいたら、どうなるのだろう?!...

ところで、私が抱いている疑問:
イタリア語とフランス語が近いからしゃべっちゃうのだと仮定すると、イタリアの外国人コースにフランス人学生がいた場合、同じようにしゃべりまくって皆に迷惑をかけているのだろうか?...

イギリスの語学学校で勉強したことがあるのですが、イタリア人学生がいたのかどうか、記憶がありません。語尾を変化させたくらいでは英語風にはならないので、フランスの学校にいるときのようにはおしゃべりにはならないので、目立たなかったのではないかと思うのですが、どうなのかな?....

どなたか、事情をご存じの方がご覧になっていたら、教えてくださると嬉しいです。
2010/02/28 | URL | Otium  [ 編集 ]
ほんと!
イタリア人はおしゃべりですよね。身振り手振りも大きいのでもう黙っててもうるさいくらい(笑)フランス人の友人(毒舌)が「イタリア人の手を縛ると話ができなくなるんだよ」と言っていましたが…

私も学生時代、夏休みにイギリスの語学学校に行っていたことがあるのですが、イタリア人はそれなりにたくさんしゃべってはいましたがあまり目立たなかったような気がします。日本人やアラビア語圏の学生の多いクラスだったのでリズムが違うのか少し面喰っていたのかもしれません。

フランス人@イタリア語のクラスはどうなるんでしょうね?なんとなくうるさそう(笑)

フランス人に交じって英語のレッスンを受けていたことがありますが、フランス人たちは抽象的な単語(ラテン語起源やフランス語由来の言葉)はよく知っているのでそういう話ではわいわいがやがや一斉に話はじめますが、日本人にはすでにカタカナ語になっているようなことになるとあれ?って感じで意外でした。

ところで、ソムリエさんのネクタイ、文字の羅列に一瞬、耳なし芳一を思い出してしましましたが、アイディアといい、色(バーガンディ=ブルゴーニュ、ですね)といい、すてきですね。女性用にスカーフとかあったらいいなと思ってしまいました。
2010/03/01 | URL | 元ぶるとんぬ  [ 編集 ]
Re: ほんと!
v-22元ぶるとんぬさんへ

>フランス人の友人(毒舌)が「イタリア人の手を縛ると話ができなくなるんだよ」と言っていましたが…
⇒ それは面白い♪ イタリア旅行にまつわって「運転中の運転手に話しかけないでください」という張り紙をもじって、「運転手に答えないでください」としていた漫画があって、大いに笑ったことがありました。イタリアでバスに乗ったら、お客さんと話している運転手がいて、ハンドルから手を離してしゃべっているので、見ていて危なっかしくて仕方なかったです!

もう一つ。イタリア人が手に何か持って歩いているとき人に会ったらどうするかを追跡するのがあって(テレビ番組)、買い物籠などはまず地面に置いてからおしゃべり初めている姿が出てきて面白かったです。その姿はごく自然。話しているうちにカゴなんか邪魔だからというのではなくて、まず置かないと挨拶もできないようでした!

フランス人と一緒に英語のレッスンを受けると面白いですよね。私はフランス人学生たちから「僕たちはfaux-amisがあるので英語が難しいけれど、あなたは楽で良い」と言われてカッカとしたことがありました。日本語にだってカタカナ英語があって紛らわしいのだし、そもそも全然違う言語を覚えるというのは大変なのですから!

>ソムリエさんのネクタイ、文字の羅列に一瞬、耳なし芳一を思い出してしましましたが
⇒ ほんとうだ! 何か連想させると感じたのですが、耳なし芳一があった! タペストリーにもブルゴーニュワインの銘柄を並べたのがあるのですが、大きく書かれているので抵抗ないのに比べて、このネクタイはなんだか奇妙に見えたのでした。

>バーガンディ=ブルゴーニュ、ですね
⇒ ああ、画像で色が出ていました? ボルドーのワインレッドでないところも凝っているのですよね。
2010/03/01 | URL | Otium  [ 編集 ]
ぶどうのアクセサリー
 ぶどうのアクセサリーで、思い出したことがあります。
 幼いころ、確か天皇家の日常を特集したテレビ番組があって、百貨店の高島屋がスポンサーだったのかな?Gerg Jensen(ジョージ ジェンセン?)のアクセサリーのCMがあって、そこで紹介されていた銀のぶどうのイヤリングだったか、ネックレスだったか・・・・とにかくそのぶどうのデザインがとっても印象的で、大人になったら、このアクセサリーを着けたいな、と幼心にあこがれたことを思い出しました。
 今となっては決して手の届かない値段でもなさそうですが、あまりアクセサリーにお金をかけない私としては、もうすっかり忘れていました。
 なんであのぶどうのデザインに魅かれたんでしょうね・・・アクセサリーにお金をかけるより、美味しいワインが飲みたい、という将来の私を暗示していたのでしょうか・・・???
2010/03/01 | URL | ママン  [ 編集 ]
Re: ぶどうのアクセサリー
v-22ママンさんへ

>天皇家の日常を特集したテレビ番組があって、百貨店の高島屋がスポンサーだったのかな?
⇒ この組み合わせに、う~、なるほど~。スポンサーは番組を見る人たちに合っている商品を扱っているから巨額の費用を出すわけで...。フランス人に天皇家の話しを聞かれて答えられないので、帰国したときにはそういう番組を見たりするのですが、誰がスポンサーになっているかまでは観察していませんでした。

>ぶどうのデザインがとっても印象的で、大人になったら、このアクセサリーを着けたいな、と幼心にあこがれたことを思い出しました。
⇒ そういう思い出が全くないので、そういうのがあるのか... と感心。気難しがり屋の兄が「こんなのは着たくない!」という物を譲り受けて着るのも気にしない私だったので。

>なんであのぶどうのデザインに魅かれたんでしょうね・・・ アクセサリーにお金をかけるより、美味しいワインが飲みたい、という将来の私を暗示していたのでしょうか・・・???
⇒ そういう分析、面白いですね。自分の子ども時代に思っていたことを回想すると、結局、あの時代にすべて、将来の関心の方向が決まっていたような気がしています。
2010/03/01 | URL | Otium  [ 編集 ]
こんばんは! 大いに楽しく、時に吹き出しながら(皆さんのコメントにも)読ませていただきました!
はい、イタリアに住んでいる者として、何もかもその通りです!!と申し上げますです、はい。

もの凄く喋るのも、手で喋るのも、バスの運転手が客に話すのも(運転手が客に小話を、手振り身振りで聞かせてくれるに、乗り合わせた事があります)教室で喋りまくるのも(現在英会話の教室に行っておりますが、そりゃあもう、賑やかなもんです、英語のできない分、イタリア語で発散させていますね)、すべて本当です!!
彼らは一日喋って過ごすこともできる才能を持っています! 
それも、日常の何でもない事を延々と喋れる才能ですから、到底太刀打ちできません!
特別な大声ではないですが(時に大声もあり)ヴェネツィア・メストレから、ガルダ湖のデセンツァーノまで1時間半くらいかしら? 延々と途切れることなく一人で喋る男が向こう隣りに居りました。 彼の相手は、時に相槌を打つだけ、きっとミラノまであの調子だったでしょう!!

いやぁ、この手の話になると、こちらも終らなくなります。
それにしても、Otiumさんのレストランでのワインの注文、場面を想像して大笑いさせていただきました!
2010/03/01 | URL | shinkai  [ 編集 ]
v-22shinkaiさんへ

shinkaiさんがコメントを入れてくださるのを期待しておりました♪ やっぱり、そうですか~。

バスの中で話し続けていた男の話しで、むかし一度だけ、飛行機の中でイタリアの団体さんと一緒になったのを思い出しました。東京とヨーロッパ(パリだったと思うけれど)を結ぶ長い路線。まあ、うるさいこと、うるさいこと! さらに、食事が終わると皆がいっせいに立ち上がり、通路をウロウロするので、何事かと驚きました。次の食事の後にも、通路に立っての賑やかなおしゃべりが始まるので参りました。後になって、イタリアには食後に散歩する習慣があるのを知り(passeggiataでしたっけ?)、それだったのだろうと納得。でも、飛行機の中ではやらないで欲しい!

フランス人もかなりしゃべりまくる人種で、こちらが疲れて黙っていると、「なにを怒っているの~?!」と言ってくるので困ります。イタリアでも同じかな?...

でも、フランス人たちは、おしゃべりがはずむときの方が怒っているような顔になるのですから、そう言われるのは不満。フランス人が大勢集まった食卓などで、おしゃべりが盛り上がっているとき、何を言っているのか分からない人がその場にいたら、彼らは喧嘩しているのだと確信すると思う。

飛行機の中で安眠を妨げられたり、語学クラスを独占されているような状況ではない限り、イタリア人のおしゃべりには愛嬌があるので、見ているのが楽しいです。
2010/03/02 | URL | Otium  [ 編集 ]
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