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2010/02/27

国を統治する者の任務は、国民のお腹を満たすことを保障すること? その1


日本に帰ったときは、神社やお寺に行くのが好き。何でもないのでも良いのです。その土地の人だけのものというところの方が雰囲気があったりします。東京にある神社仏閣は、戦後に新しくされているせいか、余り雰囲気は感じません...。


高千穂の天岩戸神社

高千穂に行ったのは3年前ですが、鮮烈な印象を受けました。仕事だったのでさっと行くこともできたのですが、せっかくの機会なので滞在を伸ばしました。

あれだけ感激した滞在になったので、ブログに書いているはずだと思ったのですが、何も書かなかったようです。メモしておかないと、場所の名前などは忘れてしまうのに…。間違ったことを書いていたら、教えてくださったら嬉しいです。

最近は、フランスやヨーロッパの近隣諸国を旅行したときより、日本の地方を旅行した方が異国を味わう感動が強いです。結局、東京育ちで、それ以外のところはほとんど知らなかったのですね...。それと、日本にどっぷりつかって生活していたときは、日本の良さが全く見えなかった...。

日本文化って、なんと美しいのだろう… と涙ぐんでしまうのは、こんな風景です ↓

天岩戸神社の境内

今日書きたいと思ったのは、この天岩戸神社。高千穂滞在の最後に訪れました。
天岩戸神社|高千穂

ガイドブックに、天岩戸を祀る西本宮の方は立ち入り禁止だけれど、社務所にお願いすれば見学できる、とありました。

でも、社務所にはそれらしき表示が見当たりません。土産物を売っているところで聞いてみると、向こうでお掃除をしている人を指さして、その人に声をかければ案内してくれると返事されました。

本当にお願いしてしまっても良いの?!…
でも、生きているうちに二度と来れない可能性が強いのですから、庭を履いていた男性に厚かましく声をかけてみてしまいました。

気持ちよく承諾してくださいました。でも、「○○分かかりますが、よろしいですか?」とおっしゃる。40分と言われたように思います。ここで、大半の観光客は「そんな時間はないのでやめます」と答えるのではないでしょうか? だから、お掃除は続けられる...。

でも、私は大丈夫なのです。そう答えたら嫌な顔をされるかと思ったのですが、「それでは」と、さっそく見学することになりました。ある程度の人数が集まったら見学ということになるのかと思ったのに! こんな有名な神社で、そんなことをしてくださるのは信じられないです...。

聖域に入るためのお祓いをしていただいたところで、若い女性2人が近づいてきて、一緒に見学できるかと聞いてきました。一人で案内していただいては申し訳ない気分が和らぐので、私は大歓迎♪

彼女たちもお祓いしてもらうので、撮影させていただきました。

天岩戸神社でのお祓い

神道って、おおらかなのですね。こんなものだけで(そんなこと言うのは不謹慎ですよ~!)お祓いになって、彼らの神域に入れてくださる。例えば、イスラム教文化圏に行くと、信者でなければモスケには立ち入り禁止が原則なのです。

この見学では、天照大神がこもったという天岩戸を遠くからみました。ここもまた、神秘的な空間...。

高千穂は日本文化の原点を彷彿とさせるものがあちこちにあるので、すっかり虜になりました。天照大神伝説の舞台は高千穂ではないという説もあるそうですが、私は「ここに間違いない!」と思ってしまいました。


天皇様と皇后様のお話し

観光客を案内するマニュアルのようなものができているのだと思います。案内はとてもお上手でした。しっかりと、神道の教義の説明も埋めこんであります。

そのお話しの中で、とても心に染みるものがありました。

天皇様は、皇居の田んぼでお米を作っていらっしゃる。皇后様はカイコを飼って布を織っていらっしゃる。それで私たちは食べ物と衣服が与えられ、安心して生活できるのです。

文章は正確ではないですが、こんなお言葉でした。

神道には全く無知な私。東京のど真ん中にあんな広大な皇居を確保しているの間違っている、なぜ天皇が第二次世界大戦の責任をとななかったのか、とか、色々考えていたのです。

天皇陛下が国賓を迎える公式行事で着物を着ないのも気に入らなかったのですが、それは物知りの友人が答えを教えてくれました。明治時代に近代化させるために天皇みずから洋服を着るという法律ができて、それが未だに残っているとのこと。法律を改正していただいたいですけど...。

お米とカイコの話しに、なるほど~と、私は感心してしまいました。

皇居の中に田んぼがあるとは聞いていましたが、それは単なる伝統だと思っていました。こういう風に解釈するものなのでしたか?…

天皇陛下は国民が食べ物に不自由しないように守っているのだ、という説明に、神道の真髄が見えました。というか、そういうことになっているなら、天皇を崇拝する人たちの気持ちも分かる気がしました。

私が感心したのには二重の意味がありました。それを、次の日記で書きます。

続き: パリの農業国際見本市: 今年の話題は?



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コメント
この記事へのコメント
高千穂
九州には何度かいらっしゃっているんですね。
私は福岡の育ちでありながら、宮崎に二度しか行ったことがないし、高千穂には一度も行ったことがないのです。青島神社には行きましたけどね。
高千穂といえば、最近ことさら話題になっているパワースポット(この地球上にあるすべての生命や物質の存在及び活動の源となるエネルギーが集中場所)ということで注目を浴びていますから、今時は観光客もかなり多いのではないかと思いますが、Otiumiさんが行かれたころはそうでもなかったですか?
宮崎には数々の神話が残っていて
http://www.kanko-miyazaki.jp/kaido/index.html#kaidolink
天岩戸神社をはじめ、日本創世の歴史は宮崎にあると、私も信じています。
2010/03/01 | URL | ママン  [ 編集 ]
Re: 高千穂
v-22ママンさんへ

高千穂は、超観光スポットと、そうでないところの差がものすごく大きいと思いました。観光化で破壊されないないで欲しい! 「いま流行っているのは、ここ」というところに連れていってもらったりもしたのですが、でっちあげみたいで、「なぜ、ここが?」としか思えなかったです。でも、人が押し寄せるのがそういうところになって、本当の素晴らしいところは残って欲しい、と真剣に思います。

URLを教えてくださって、どうもありがとうございます。ゆっくり見ます。

九州の良さを知り尽くしているお友達に色々なところを案内してもらえたのが、九州好きになった最大の理由だと思います。高千穂に限らず、九州には神話の世界をほうふつとさせるところがひょっこりあるので、私には不思議な世界です。そもそも、海岸線が美しい! 福岡空港に降りるとき、ここを故郷にしている人が外国から帰ったときに窓の外を見たら、「日本ってなんと美しいのだろう」と涙ぐんじゃうのだろうなと思います。成田空港に近づいても、「ああ、もう着いたか」としか感じないです!

そんなことを話したら、何回かお世話になった農家民宿の奥様が、「帰国するときは、直接、福岡にいらっしゃいな」と言ってくださったのですが、パリ=福岡便って、ないのですよね。そんなことをブログに書いたら、名古屋の方が、「名古屋で乗り換えるのが一番便利ですよ~」と教えてくださいました♪
2010/03/01 | URL | Otium  [ 編集 ]
九州
そうですね、福岡―パリ直行便はありませんからね。
私のこの間のフランス行きは、行きは関空乗り換え、帰りは成田乗り換えでした。成田からだと、成田―福岡の便が少ないですね。
 Otiumiさんのように長く海外にいらっしゃると、日本に着いた時の思いもひとしおなのでしょうか。私は逆に日本に着いた時は、あ~また現実の生活が始まっちゃう、なんて思っちゃいましたけど・・・。
 でも、確かに九州の山は、関東の山々などとは違う魅力を感じます。千葉に長く住んでいて、千葉には山がなくて、福岡に帰った時は、あ~これが山だよね!って思っていたことを思い出します。長野とかあの辺の山とも違うし・・・・。もちろん平野部もありますが、大体にして山に包みこまれているような安心感があるような気がします。
 関東の友達が、夏に初めて福岡空港に着いた時、蝉の声がめちゃくちゃうるさかった!!と言っていましたね。山が多いだけに、蝉も多いのでしょうか。
 私の住む町は、山あり、田んぼありで、海もすぐ近く・・・日常の生活の中では不便な場所だな、ぐらいしか思わなかったけど、今改めて、そんなに悪い場所でもないかな、なんて感じています。
2010/03/02 | URL | ママン  [ 編集 ]
Re: 九州
v-22ママンさんへ

>私は逆に日本に着いた時は、あ~また現実の生活が始まっちゃう、なんて思っちゃいましたけど・・・。
⇒ 旅が楽しかった証拠ですね~♪

九州の山が違うのって感じますね。私は逆に、違う形だな~と思った気がします。

>大体にして山に包みこまれているような安心感があるような気がします。
⇒ 思い出すと、神秘的に感じた場面も、たいてい山がある風景でした。

>山が多いだけに、蝉も多いのでしょうか。
⇒ 山とセミには関係があるのかな? ブルゴーニュにはセミがいないし、日本の夏は暑いので避けているので、久しぶりにセミの音を聞いて喜んだことがありました。

ついでに、セミのことを調べてしまった日記:
http://otium.blog96.fc2.com/blog-entry-235.html

>私の住む町は、山あり、田んぼありで、海もすぐ近く・・・
⇒ わあ、ものすごく恵まれているのですね~!
2010/03/02 | URL | Otium  [ 編集 ]
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