| Login |
2010/04/03
毎年日にちが変わる復活祭(イースター)。今年は4月4日(日)です。

その前の金曜日、つまり昨日ですが、ブルゴーニュで一番大きな町ディジョンの朝市に行きました。


朝市の異様な雰囲気

いつになく人がごったがえしています。いつもは見かけないような高級食材もたくさん並んでいる。

それで、気がつきました。
そうか~。みんな、復活祭で食べるご馳走の材料を仕入れるのだ~!



クリスチャンでもない限り、クリスマスのようにはお祝いしないものだと思っていたのですが、お祝いをする人はけっこう多いのですね。復活祭の時期には春休みのようなもので存在するので、信仰心は別にしても、遠く離れている家族も集まってご馳走を食べるのでしょう。

フランスって、伝統的な衣装を着たりする祭りは日本とは比較にならないくらい消滅しているのですが、ご馳走を食べる習慣だけは、ちゃんと残っているらしい!

もっとも、同じように家族が集まるクリスマスとは違うと感じます。たまたま「クリスマスは一人で過ごすのだ」などとう友人に言うと、「クリスマスを一人で過ごすなんて、とんでもない!」と反応されて、「うちにいらっしゃい」と言われます。でも、「復活祭はどうやって過ごすの?」などと聞かれたことはありません。

ブルゴーニュ地方の行政中心地ディジョンの町はブルジョワの町と言われているので、復活祭だからご馳走を食べるという習慣が色濃く残っているのではないかとも思います。今までだって、復活祭の前の朝市に行っていたと思うのですが、こんな風にご馳走を食べるクリスマス前のような雰囲気になっていると感じたことはなかったように思います。




ディジョンの復活祭には、ジャンボン・ペルシエがつきもの

普通、フランスの復活祭のご馳走と言えば子ヒツジ料理が有名なのですが、ディジョンの町の人々は復活祭にはジャンボン・ペルシエ(Jambon persillé)という前菜を食べるのが習慣なのだのだそうです。

ディジョンを離れても、ブルゴーニュ地方ではそういう習慣があったかも知れせん。昔は、ジャンボン・ペルシエのことを「復活祭のハム(Jambon de Pâques」」と呼んでいたそうです。

そうは聞いていたのですが、本当に、そして未だに、そうなのだ!、と確認しました。大きな朝市なので、お肉屋さんがたくさん入っているのですが、どの店でもジャヤンボン・ペルシエをたくさん並べていました。

丸く作ったのや、四角にしたの。大きなの、家庭用の小さなサイズ、など・・・。

写真を撮りまくったので、その中の一部をお見せします。



↑ エスカルゴと並んでいるところ、ブルゴーニュですね…。



↑ 復活祭らしい卵(チョコレートかな?)をあしらったりしているのが、いつものジャンボン・ペルシエとは違うところ!
右側に写っているのが、オーソドックスな子ヒツジ肉です。

こんなにたくさんの肉屋さんで売っていたら、卵を飾りに付けたくらいでは競争に勝てない。とはいえ、ジャンボン・ペルシエは、材料や作り方によって大きな差があります。地元の人だったら、「私の好みはこの店」というのを持っているでしょうね。

努力賞をあげたくなる店がありました。こちら ↓



復活祭のシンボルは、卵、ウサギ、アヒルなどがあるのですが、こちらのお店では卵とアヒルの形になっていました。ジャンボン・ペルシエはテリーヌ型に入れてつくるのですが、どうやって形にしたのだろう?…

ブルゴーニュの郷土料理ジャンボン・ペルシエについて書いた過去の日記:
友人の家でご馳走になった夕食
*この中にリンクしたpepe犬さんのブログが、同じディジョンの朝市で売られていたジャンボン・ペルシエの画像をたくさん入れていらっしゃいます。


ジャンボン・ペルシエとは?

ジャンボンというのは、ハム、豚のもも肉の部分のこと。


ペルシエというのは、刻みパセリを散らしたという意味です。
ですので、パセリがたくさん入った、一種のハムと言えば良いでしょうか?

レストランで前菜として出てくるときは、一切れとか、二切れです。店で買うときもスライスしてもらます。

丸ごとテリーヌ型に入ったものを買って切り分けて食べるときは、こんな風になります ↓



ジャンボン・ペルシエをどうやって作るのか、この際調べてみたら、色々ありすぎて、どれが正統派なのか分かりません。

とりあえず、本物に見えたレシピを一つリンクしておきます。
ブルゴーニュ地方の民宿サイトにあったレシピ:
Jambon persillé
*ジャンボン・ペルシエの歴史についても書いてあります。

上にリンクしたサイトでは、豚もも肉、子牛(飛節と足の部分)、玉ねぎ、ニンニク、エシャロット、白ワイン、ビネガー、ハーブなどが材料として並んでいます。友人の中には自分で作る人もいますが、大変な手間がかかるので、おいそれとは作れない料理だと思います。

ジャンボン・ペルシエなどというブルゴーニュの郷土料理なんかは日本では知られていないと思ったのですが、ちゃんと市販されていました。いつも、日本では何でも売っているのだ、と感心します!

 ジャンボンペルシェと林檎のコンポート



にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村

ブログ内の関連記事:
目次: フランスの祭日・年中行事について書いた日記(復活祭、クリスマスなど)
★ 目次: フランスで食べる郷土料理、地方特産食品、外国料理
★ 目次: フランスで感じるキリスト教文化


脱線…

リンクを拾って思い出した。復活祭の直前には教会の鐘が鳴らないというのを知って、翌年に確かめようと思ったのでしたが、それが今日でした。鐘がならないかどうか、気にしないで過ぎてしまいました。そういえば、今日は静かだったような…。

でも、教会の鐘というのは、慣れると全然気にしないものなのです。1日に3回なるアンジェラスの鐘は大好きなので、鳴るたびに聞き惚れたいと思うのですが、「ああ~、鳴ってる~♪」と意識することはめったにありません。

と書いていたら、15分ごとに時を告げる教会の鐘が聞こえてきました。
前日なのに、鳴っているではないですか。なんなの?…
もう少しで復活祭の祭日なのですが、もう復活してしまったの?...

去年は教会の鐘が壊れたのだと思ったのですが、今年は復活祭の時を調節するのを忘れたのかな?… と思ったり。フランスは日本のようにきっちりしていないので、何かあったときは、一番先に、故障か人的ミスだと思ってしまいます!

復活祭を前にしたここのところ、ローマ法王の心痛が極まっていてお気の毒… という感じのニュースが流れています。ローマの風景などが出てくるので、イタリア大好きな私としては嬉しいのですけど。

ご心痛の原因は聖職者たちのペドフィリアスキャンダル。

カタカナで書くとやんわりするのでそうしましたが、これって、日本では余り問題にされていないのではないでしょうか? フランスはかなり神経質です。子どもの肖像権が守られているので、例えば、ブログで子どもたちが遠足をしたときの集合写真を載せるとき、子どもたちの顔に全てぼかしがかかっていたりします。なんだかポルノ写真の処理みたいで、すご~く奇妙な気分になります!

カトリックも、プロテスタントのように結婚の自由を与えてあげれば良いと思うのですけれど…。今の時代に、そんな厳しい戒律を守っているので、司祭さんになる人が不足しています。少し前、司祭さんが多忙すぎるので変わりにミサをあげる役になったと言う友人がいました。その話しを近いうちに書きとめておこうと思っています。
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する