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2010/06/20
先月のこと。朝市で、いつも必ず冷蔵庫にいれているチーズ「コンテ」を買おうとしたら、ご主人が笑顔でおっしゃる。
「このチーズは5月のコンテですよ♪」



コンテチーズは何カ月熟成されたのかが表示されています。「12カ月熟成」とあれば1年前のミルクがチーズになっているわけで、つまりは去年の5月に仕込まれたチーズなわけです。でも、そいういうのを気にする習慣がないことに気がつきました。

春になると牛舎に入っていた乳牛たちが牧場に出されて、柔らかい草を食べたときに出る乳は格別風味があるのだ、と聞いたことがあったのを思い出しました。

暖かくなって牧場に出された家畜たちは、ひときわ嬉しそうに見えます。子どもたちもいる。花々も咲いている。

フランスは日本ほどには旬を気にしないのですが、ちゃんとあるのですよね。


フロマージュ・ブラン(フレッシュチーズ)がおいしい♪

そうか、春のチーズを味わわなければ、というわけでフロマージュ・ブランも買いました。

このチーズを食べるには、2通りあります。
  1. お砂糖を入れて、ヨーグルトのような感じで食べる。
  2. 塩コショウして、できればさらに様々なハーブを刻んだものも入れて、チーズとして食べる。

フレッシュチーズには生クリームも入れるのが一般的です。

私はブルゴーニュの友人たちの食べ方に慣れているので、塩コショウ味でしか食べたことがないように思います。だって、本来チーズは飲んでいたワインの延長で、ワインを飲みながら食べるものなのに、ここでワインをストップしたら残念ではないですか?!

フロマージュ・ブラン
フロマージュ・ブラン

フロマージュ・ブランについては、レストランで出されるときの写真なども入れて下の日記で書いたので省略。
★ 暑いときは、さっぱりしたフロマージュ・ブランが嬉しい  2006/07/22





ここのところ自宅で食べるフロマージュ・ブランが、いつになくおいしいと感じています。 考えたら、春のミルクだというだけではないのでした。

春なので、ハーブも若々しくて香りが良いのです。上の写真のときは、エシャロット、パセリ、ニンニク、チャイブのみじん切りを入れました。


ニンニクの茎がスープになる?

今の時期、まだ皮が乾燥していないニンニクが店頭に並びます。

おいしいだけではなくて、取り除かなければならない芯の部分がついていないので、とても使いやすいです。

朝市で目に止まった新ニンニクがありました。

新ニンニク

スープ用の茎がついている、と書いてあります。先日の日記で「野菜の葉っぱを捨てるフランス人」と書いたので、茎をスープに使うというのを売り物にしているのが気になりました。

1束買うことにして、その茎をどうやってスープにするのか聞いたら、お兄さん、やわら茎の緑の部分を切り取って、「茎をスープにすれば美味しいのだ」と言います。つまり、使うのは白い部分だけらしい。

緑の部分がネギみたいなので気に入って買ったのに、さっと捨てられてしまった…。なんだか興ざめして、スープは作ってみませんでした。


エシャロットとエシャレット

下も、美味しそうに見える今の時期の野菜。



中央と右にあるのは、小さな玉ねぎのようなもの。この茎は長ネギ代わりに使えるので、日本料理を作るときには貴重な野菜ですが、春をすぎると見つけるのが難しくなります。

左端にあるのはエシャロット。乾燥して玉ねぎのような皮がつかないのは本当に美味しい♪

ちなみに、今の時期をすぎると、エシャロットは下のような姿で店頭に並びます。




ところで、ブルゴーニュではエシャロットを非常によく使います。日本に帰ったときも、フランス料理を作るときにエシャロットを手に入れたくなるのですが、日本で作られているエシャロットは、なんだか違う感じがするのですよね…。

「ラッキョウ」と書いてあることもあります。書きながらまた気になったので調べてみたら、Wikipediaが解答を与えてくれました。日本には「エシャレット」というのがあるのだそうな。
エシャロット

本当にエシャレットというのがあるのですね。
楽天市場で「エシャレット」を検索

なるほど…。

でも、楽天市場で「エシャロット」を検索してみると、そのエシャレットなるもののようなのが「エシャロット」として売られているような気がしました…。

紛らわしいですね…。

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コメント
この記事へのコメント
こんばんは! ちょっと初めてのプロヴァンスに行って来ました。 いえ、フランスが初めてなのです。 
団体旅行なので、おまけにバスで簡単に国境を越え、かなりの人が片言ながらフランス語をしゃべり(昔は学校でフランス語を教えていたみたいですね、イタリアは) 余り外国の感じもなしに済んでしまいました。

それはともかく、このフロマージュ・ブラン、とても美味しそうですが、イタリアではなんと言うのでしょう? どのチーズか、ちょっと思いつきません。 この喰心棒は試してみたいのですが。

エシャロットは、はい、私もねぎ代わりに。 今がまだ美味しいですよね。

2010/06/22 | URL | shinkai  [ 編集 ]
フロマージュブラン!私は、栗のペーストと混ぜて食べるのがお気に入りでした。あ~思い出したら、食べたくなった…。
ニンニクは、うちでも作っていて、今新しい採れたてのものがあります。
ニンニクの茎というか葉っぱを食べるなら、収穫時期より二ヶ月くらい前…だったと思う…のタイミングのものがいいのだと、うちのじじが言っておりました。
卵と炒めて、お醤油をたらしただけでおいしかったです。
収穫一ヶ月前くらいの時の芽も、これまた炒めて食べたらおいしいです。
ニンニクは、育てるのもあまり手がかからず簡単みたいです。お庭で作ってみてはどうですか?
2010/06/22 | URL | すぎちゃん  [ 編集 ]
いろいろなハーブのみじん切り
日本では夏が「薬味」の季節のような気がします。しそ、みょうが、新生姜、など。もちろん、冬も柚子など柑橘系の薬味がありますが、気温が上がって雨も多くなる時期は、薬味になる植物がどんどん伸びる時期かもしれませんね。
しそ、みょうが、生姜、万能ネギはどれも好きでよく使っていましたが、去年、日本料理の有名店で、これらの薬味を全部細かく刻んで合わせたものを常備しているという記事を読んで、なるほどと思いました。
夏の麺類にはもちろん、おひたしでも、刺身(特にタタキ風)でも、肉類(特に湯がいた、いわゆるシャブシャブなど)でも、なんにでも合いますね。
2010/06/22 | URL | Saule  [ 編集 ]
v-22shinkaiさんへ

>ちょっと初めてのプロヴァンスに行って来ました。
⇒ ブログの続き、楽しみにしています♪

>このフロマージュ・ブラン、とても美味しそうですが、イタリアではなんと言うのでしょう? どのチーズか、ちょっと思いつきません。
⇒ 出来たてのチーズなので、製造過程では存在するはずですが、イタリアではこの状態のときには食べないのではないかな? Wikipediaでイタリア語へのリンクをクリックしてみたら、ドイツ語でQuarkというのが出てきてきました。
http://it.wikipedia.org/wiki/Quark_(formaggio)
リコッタに似ているように見えるけど、違う、と書いてあるような...。

>この喰心棒は試してみたいのですが
⇒ フランスの田舎では、農家から絞りたてのミルクをもらえる人などは自分で作ってしまう人がいます。凝固材を入れれば簡単にできてしまうそうです。

>エシャロットは、はい、私もねぎ代わりに。 今がまだ美味しいですよね。
⇒ 私が勝手に「イタリア風」として称して作る魚介類のカルパッチョには、エシャロットの薄切りを乗せるのが好きです。ミヨウガみたいに美味しい。
2010/06/22 | URL | Otium  [ 編集 ]
v-22すぎちゃんへ

>フロマージュブラン!私は、栗のペーストと混ぜて食べるのがお気に入りでした。
⇒ ぎょ~とする組み合わせ。でも、そうか~、すぎちゃんがいらしたところは栗の名産地だった!

>ニンニクの茎というか葉っぱを食べるなら、収穫時期より二ヶ月くらい前…だったと思う…のタイミングのものがいい
⇒ なるほど。ニンニクを食べる時期になったら葉は固くなってしまっている。朝市のも、緑の部分は美味しくないので、白い部分を使うようにということだったのかな。

>卵と炒めて、お醤油をたらしただけでおいしかったです。
⇒ なるほど。ニラみたいな感じで使えるのでしょうね。作ってみようかな...。でも近年は寒くて野菜が育たないので、張り合いがないです...。
2010/06/22 | URL | Otium  [ 編集 ]
Re: いろいろなハーブのみじん切り
v-22Sauleさんへ

>日本では夏が「薬味」の季節のような気がします。
⇒ 前にも感激したことがありましたが、Sauleさんには日本語を教えていただいています♪ これを「薬味」というと、それだけで日本人には何だか想像できますね。辞書にはない良い訳語を記録している単語帳に書き込みました!

フランスではパセリのみじん切りをのせるのが普通で、フロマージュ・ブランに色々な香味野菜を乗せるのは珍しいので気に入っていました。これって、日本料理に独特な薬味なので嬉しいのだろう、と気がつきました。タルタルソースのようなのもあるけれど、みんなソースにみじん切り野菜を入れてかき混ぜてしまっている。

思い出せば、プロヴァンスの友達と一緒に料理を準備したとき、フロマージュ・ブランに色々入れるのをあらかじめ混ぜ込んでしまっていまったのを出したので、少なからずショックを受けました。あちらではそうするのが普通のようでした。
2010/06/22 | URL | Otium  [ 編集 ]
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