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2010/07/30
ワインを買付けに行って、その農家の近くに新しくできた美味しいレストランを教えてもらったのですが、お休みでした。

月曜日を定休日にしているレストランは多いのです。土日に営業していたので、月曜日は従業員を休ませるということなのでしょう。

他に候補にしていたレストランもお休み。それで、少し離れた町に行きました。存在は知っていたけれど、食事してみたことがなかったレストラン。満足した食事になったので、お気に入りレストランの1つにしようと思いました。


テラスでランチ

お天気の良い日にレストランで食事するときは、テラス席で食べたくなります。でも、暑いと最悪。たとえ冷房が入っていなくても、古い石づくりの建物を使ったレストランだと、内部の席の方が涼しくて食事が楽しめます。

先日はレストランのテラス席にしたのですが、ひんやりするくらいに涼しい空間になっていました。



涼しかったのは、2面が建物に挟まれていて本当の日陰ができていたのと、パラソルの質が良くてしっかり光を遮断していたからだと思います。おまけに、噴水の隣の席だったせいもある。

ちょうど良い温度になっていたので食事が楽しめました。

まず、食前酒代わりにもなるワインを注文。地元の白ワインとして、モンタニーのプルミエ・クリュにしました。

それを飲み始めながら、セットメニューを選ぶ。29.50ユーロのにしました。肉料理を選んでしまったのですが、そのときに赤のグラスワインを頼もうと思いました。

最近のフランスでは飲酒運転の規制が厳しくなったのにともなって、レストランでは余りワインを飲まない人が多くなり、それでグラスワインを用意するレストランが増えました。大変便利!


お通し



蓋つきの容器が可愛い。ポワローを使った冷たいスープ。

ポワロー(Poireau)は、日本語ではリーキ、リーク、西洋ネギ、ニラネギ、西洋ニラネギ、ポロネギ、ポアロと呼ばれるようです。

「ネギ」と名がついていますが、日本の長ネギとは形が似ているだけで、ネギやニラのような強い味はしません。

フランスでは安い野菜の一つだと思うのですが、日本では高級食材なのですね…。

広大なポワローの畑の写真を入れた過去の日記:
海辺にあった広大な野菜畑 2009/11/14




前菜


Piquillos farci de crabe, tartare de légumes, vinaigrette de poivrons rouges et « espuma » de tomates

Piquilloというのは何なのか? その中にカニを詰め物にしてあると書いてあるので、この赤いピーマンのようなものがそれらしい。


Pimiento del Piquillo、pimiento de piquillo、poivron de piquilloと呼ぶ種類の赤ピーマンのようです。

このショップが説明している内容を見て納得しました。⇒

「ワインのおつまみやオードブルに。詰め物料理にも使えます」と書いてあります。




もう一つ分からなかった単語「espuma」。

辞書にはないのでインターネットで調べてみたら、フランスとスペインの国境にあるカタルーニャ人が使うカタロニア語で「écume(泡)」のことのようです。Piquilloもスペインの特産物なので、スペイン風で統一したのでしょうね。

夏には嬉しい、さっぱりしたお料理でした。レストランでは変わったものを食べるのが好き。家庭でも食べられるものが出てくるのは一番つまらない!


メイン料理

カネット(小さなメスの鴨)の料理。


Filet de canette <à la cocotte>, choucroute de fenouil et jus d’épices au miel

皮の部分に香辛料と蜂蜜をつけているので、北京ダック風で美味しかった♪ フェンネルのシュークルートというのも珍しくて、鴨とよくあっていました。


チーズ

洗面所に行くためにレストランの建物に入ったとき、おいしそうなチーズを乗せたワゴンを目撃。でも、まわりのテーブルで食べている人たちを観察していると、チーズワゴンはテラス席の方までは押してこないらしい。適当にチーズの盛り合わせの皿に乗せて持ってくるらしいので、フレッシュチーズの方を選びました。

イズニーの生クリームを添えてある、とメニューには書いてありました。地元農家の手作り生クリームだって相当に美味しいので、何も遥々ノルマンディー地方から生クリームを取り寄せなくても良いのに…。

研修生風のお給仕の人に、薬味にするハーブもくれるように頼むと、「生クリームはなしで?」と聞かれました。彼女はフレッシュチーズをお砂糖でしか食べたことがないのかな? あるいは、ダイエットする人が生クリームはなしにして欲しいと言うケースが多いのかもしれない…。

もちろん生クリームをいただけるなら欲しいので、あわてて「生クリームなしではない」ことを強調しました。

運ばれてきたフロマージュブランとハーブ。


Faisselle de fromage blanc à la crème d’Isigny

このお皿、美しくないですね…。それに、持ってきてくれたハーブはチャイブしかないので不満。普通は、ニンニク、パセリ、エシャロットも刻んでくれるのですけれど。だって、この4つが調理場にないはずはないですから。

食べようとして気がつくと、テーブルの上には塩・コショウが置いてなかったのでした。お給仕の人が来るのを待ったのですが、なかなか姿を見せない。ボーっと待っているのも嫌なので、レストランの建物に入って行って、お給仕の人を捕まえました。

塩・胡椒が欲しいと言ったら、「あっ、すみません」と言ったので、フレッシュチーズを塩・胡椒で食べる人がいることは知っていたのだろうな、と思いました。

チーズは美味しかったですが、この次に食事するときにはワゴンのチーズにしようっと。

ミシュランのご推薦がついているようなレストランで、薬味にチャイブしか出さないというのはありえないと思う...。


ブログ内関連記事:

AOCを持つイズニーの乳製品について:
イズニー乳製品農協のブティックで気に入ったオブジェ 2009/11/30

フロマージュ・ブランの食べ方について:
暑いときは、さっぱりしたフロマージュ・ブランが嬉しい 2006/07/22


目次: 乳製品(チーズ、バター)に関して書いた日記



デザート


Le véritable baba au rhum ambré, crème de mascarpone à la rhubarbe et sorbet fraise rhubarbe

ババ・オ・ローム(baba au rhum)を選びました。ラム酒が小さなポットに入ってついてきたのが気に入りました。

メニューには「véritable(正真正銘の)」という形容詞がついていました。ババに「本物」というのがついているのは、これが初めてではありません。本物ではないのって、どんなのなのでしょう?…

「正真正銘の」とついたババ・オ・ロームで一番印象に残っているのは、パリのレストランで食べたものでした。
★ そのときの日記: ラム酒入りババ 2005/07/02





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コメント
この記事へのコメント
コートシャロネーズ1erなんてあったんですね!
今度飲んで見ます
2010/07/30 | URL | albifrons  [ 編集 ]
テラスでランチ
こんばんは。
お久しぶりです^^

現在は円高・ユーロ安なので、29.50ユーロというとリーズナブルなランチで、しかも内容がとても充実している気がします。

私がフランスを旅行した4年前は、確か1ユーロ=約160円位だったので、今は日本人が旅行するのにお得な時期かもしれませんね~。

ババ・オ・ローム(baba au rhum)にラム酒が小さなポットに入ってついてきたのは、素敵ですね♪

何年かフランス語を教えていただいていた方が最近フランス関係・スローフード(自給自足・有機栽培)のブログを始められたのでご紹介します。

http://ameblo.jp/ron-auteur/
その日記で興味のある記事にコメントをしていただけると喜ばれると思います。
2010/07/30 | URL | ひなの。  [ 編集 ]
v-22albifronsさんへ

>コートシャロネーズ1erなんてあったんですね!
⇒ メルキュレ、ジヴリ、リュリイ、モンタニイには一級ランクの畑がありますね。

コート・シャロネーズはそれほど知名度が高くないためかリーズナブルプライスがあるし、プロミエ・クリュ・ランクはかなり美味しいのがあるので、いつもストックしておくワインの仲間に入れています(ジブリの赤と、モンタニーの白が中心)。モンタニーはプロミエ・クリュにはこだわりません。メルキュレは、白は好きですが、赤はどうも好きではないです...。

>今度飲んで見ます
お試しくださいね♪ などと私がPRすることもないのですが! この地域独特のワインは面白いです。
2010/07/31 | URL | Otium  [ 編集 ]
Re: テラスでランチ
v-22ひなの。さんへ

ひところユーロが高かったころは、日本円に換算するとみんな高く見えていました。ユーロになってから、物価の値上がりがひどいので(1フラン=1ユーロになった感じがするものさえあります!)、今のレートくらいが普通の物価感覚でいられると思いますね。

>29.50ユーロというとリーズナブルなランチで、しかも内容がとても充実している気がします。
⇒ パリだったら、倍近くの予算でないと食べられないコースだと思います。

お知り合いの方のブログを教えてくださってありがとうございます。読ませていただきますね。
2010/07/31 | URL | Otium  [ 編集 ]
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