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2010/09/16

がらくた市で見つけたもの その4


前回の日記で出したクイズの答えを考えてくださった皆様、どうもありがとうございます!

問題にしたのは、ガレージセールにあった道具でした。



■(1)の番号をふった道具:

これは、湯たんぽのようにベッドを温めるための道具です。

丸い部分が開くようになっています。そこに暖炉で薪を燃やしてできる燠火を入れ、それをベッドのシーツと掛け布団の間に入れ、長い柄を持って動かしてベッドを温めるという道具です。

暖房が暖炉だけだった時代は、布団に入ると冷たいので、これで温めてから入ったのでした。

この道具は「bassinoire」と呼ばれます。仏和辞典では、こう書いてありました:
(長い柄のついたベッド用の)炭火あんか

「moine(僧侶)」という名前で呼ばれることもあります。むかし、貴族が寝るまえに僧侶が先にベッドに入って温めていた、ということからだそうです。豊臣秀吉が小田信長の草履を温めてあげたという話しを連想させますね。

燠火を入れたものをベッドに入れるなどというのは火事になりそうで危険ですから、今では使う人はいないと思います。でも、インテリアに使うので人気のあるアイテムで、居間の飾りにしている人はかなりいます。

☆ ベッドを温める昔の道具の写真: Les Chauffe-lits
この道具をネットオークションサイトで検索

ドイツを旅行した日本人の方が、この道具はベッドのシーツにアイロンをかけるための道具だという説明を聞いたと話していらしゃいました。でも、これを使うとアイロンをかけたようにシーツのしわ伸ばしもできる、という説明だったのではないでしょうか?


■(2)の番号をふった道具:

この道具が何であるかは、これを売っていた方もご存じありませんでした。私も初めて見た道具です。

クイズのコメントでは、パンを発酵させるための道具というお答えを幾つもいただきました。

確かにカゴの部分は、パン・ド・カンパーニュを発酵させるのに使うカゴの形をしています。


右は、日本で市販されているパン・ド・カンパーニュを作るための発酵かご。

麻布がついているのですが、カゴの底は丸くなっています。フランスで見るカゴは、普通は底が平らになっています。

切ったパンを入れて食卓に置くパンかごとして使っても楽しいので、フランスではパンを焼かない人のためにも売っています。



下の写真は、昔のパン焼き窯でパンを焼くためのイベントで、窯に入れる直前の状態のパンです。



かごの底は平らで、クイズにした(2)のかごとよく似ています。

でも、パンを発酵させるためのかごであるなら、(2)のように長い柄を付ける必要はないはずなのです。パン焼き窯にこのまま入れるとしたら、籐でできたかごが焦げてしまうはずですから。


これを売っていた人も何に使ったものなのか分からないと言っていたし、ちょっと調べたところ、(2)のカゴらしきものが出てこないので、何なのか分かりません。

でも、2つ並んで売っていたので、同じ用途だったのではないか、と私は連想しました。(2)のカゴには湯たんぽを入れて、(1)の炭を入れる道具と同じようにシーツを温めるのに使った道具というのはどうでしょう?

熱湯を入れた湯たんぽは熱いはずですから便利そうでもあります。しかも、ベッドごとに湯たんぽを入れておくためには、たくさんの湯たんぽが必要になってしまいますが、これで暖めるなら一家に1つあれば十分。ベビーブーム時代の昔の田舎では、子どもは10人くらいいましたから。

かごは、それ用に作ったか、パンを発酵させるためのかごに長い柄を付けてみたのか?... 

この形のカゴに入れるのにちょうどよい丸い湯たんぽは、ひと昔前のフランスではよく使われていたようです。こちらのブログに入っている写真をご覧ください。ブログの作者は、1960年代に重宝していた湯たんぽが懐かしいと書いています。

☆ フランスの昔にあった湯たんぽを紹介しているサイト:
Bouillottes Museum

この道具がどんな風に使われていたかをご存じの方があったら、教えてくださると嬉しいです。

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コメント
この記事へのコメント
ほぉ~
(2)は謎ですね~。
リンクしてあった、古くからの「湯たんぽ」を見てみると面白いですね。
これが湯たんぽ?というものがいっぱい。
丸い形の湯たんぽはこの(2)に入れてベッドのあちこちを暖めるのに便利そうですね~!
2010/09/20 | URL | pepe犬  [ 編集 ]
Re: ほぉ~
v-22pepe犬さんへ

(2)は謎ですね。あんがい、これを売っていた家のお爺さんのアイディアで作って何かに使ったけれど、便利でもなかったので屋根裏部屋に放り込んでいただけだったりして...。

湯たんぽに関係しているのではないかと想像したので、湯たんぽ博物館を見つけてしまいました。色々な形の湯たんぽは面白いでしょう?
2010/09/21 | URL | Otium  [ 編集 ]
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