| Login |
2010/10/26

シリーズ記事【スペイン系の友人の家での夕食会(目次】 その2


会社の親しい仲間が集まった友人の家での食事会には、フランス各地に住む人たちが集まっていました。何人かはお国自慢の食べ物を持ってきていました。


高級食材のフォアグラを、2キロもお土産に持ってきたの?!

フランス南西部にあるペリゴール地方から来た人は、鴨のフォアグラ2キロでテリーヌを作って持ってきてくれたのだそう。

ペリゴールは、フォアグラがおいしいことで知られている地方です。地元では少しは安く手に入るのかもしれないけれど、やはりフォアグラはフランスでは超高級食材です。

ちなみに、ホームメイドのフォアグラは、右の写真のような生のブロックを買って作ります。フォアグラ鴨のレバーは1個500グラムくらいなので、2キロということは、いっぺんに4つも買ったということ?!

すごいな...。


フォアグラ2キロをお土産に持ってきてくれる人なら、私だっていつでも招待したいですよ~!


瓶詰めのお手製フォアグラがおいしいので驚く

フランスの家庭でつくる保存食は、右の写真のような密封できるガラス瓶を使います。

15個も持ってきてくれたのだ、と奥さんが有頂天になっています。

驚くほどおいしい♪

やはりフォアグラの本場ペリゴールの人なので、作り慣れていて上手なのでしょうね...。


鴨やガチョウを飼育しているフランスの農家も、自家製フォアグラの瓶詰めをつくって直売しているのですが、こんなに美味しいのには出会ったことがありませんでした。

フォアグラは、友達が作ってくれるか、レストランのホームメイド、つまり日持ちがしないテリーヌがおいしいと信じきっていました。

瓶に密封したフォアグラがこんなにおいしいとは驚きです。

たぶん市販されている瓶づめは、衛生面で問題がないように加熱しすぎているのだろうと思いました。



イチジク入りのフォアグラだった

とても美味しかったので、作ったご本人からどんな風に調理したのか詳しく説明してもらいました。

このときあけたものはイチジクを小さく切って入れ込んだのだそう。フォアグラ1個当たりに、生のイチジクを1個程度。食べるときには分からないくらい、ほんの少し入っている感じでした。

これが何とも言えなくマッチしている!

「よかったら、いつでも作ってあげますよ」と言ってくれましたが、フォアグラの保存食は必要ないものな…。1個ぽっち作ってもらうわけにもいかないし...。

ときどき友人にテリーヌを作ってもらう程度で私は間に合います。

ホームメードのフォアグラは美味しいのですが、常温で保管できないのではないかと思います。鴨飼育農家は、大量生産とは違う手作りフォアグラ(ボーカル入り)を直売しているのですが、冷蔵庫で保管しなければなりません。それで、帰国するときに日本に持って帰ることができません。

友人の家では冷蔵庫に10幾つもの瓶をストックすると場所ふさぎだな... などと、余計な心配をしてしまいました。

ひょっとして、この奥さんは冷凍が好きなので(突然のお客が多い家なので無理ないのですが)、フォアグラを冷凍してしまうのかもしれない。だとしたら、なんともったいないこと!...


お土産じゃなかった

後で知ったのですが、この2キロのフォアグラは、材料代を払って作ってもらっていたのでした。それはそうですよね。お土産にしては高価すぎます! お土産で持っていったとしても、せいぜい1瓶でたくさんです。

思えば、あと2カ月でクリスマスでした。クリスマスからお正月にかけてはご馳走を食べるので、フォアグラがあると大変便利なのですよね。それで友人は作って持ってきてくれるように頼んだのだと思います。

それにしても2キロもというのは贅沢。でも、この家は田舎にあるので、休暇シーズンにはいつもたくさん親戚の人たちが泊まりに来ているのです。25人もが家に泊まったことがあるとか。10数個のフォアグラなんか、すぐになくなってしまうでしょうね。



フォアグラを楽天市場で検索


フォアグラ・メーカーへの恨み

日本でも瓶づめのフォアグラを売っているのかな、と調べてみたら、右のが出てきました。

有名な食品メーカーのものなのですが、これを見たら思い出してしまったことがあります。見たくもないと思っていた会社名なのです。

ずいぶん前のこと。日本で友達を数人呼んで食事をしたとき、フランスで買ったフォアグラがあったので出したら、大変な人気でした。

フランス産鴨のフォアグラブロック35g瓶入

フランス産鴨のフォアグラブロック35g瓶入

価格:1,874円(税込、送料別)


みんなが「この次帰るときに買ってきて」と言います。「私が出したの半分くらいでも2,000円くらいするよの」と脅かしたのですが、「こんなにおいしいなら全然かまわない」と口をそろえて言います。

「私も、私も~♪」と、みんな嬉しそうに、一人3個とか、5個とか注文するので、メモしました。

後になると、ワインをたくさん飲んでいたので、酔った勢いだったのだろうと思います。当時はワインボトルを機内持ち込みできたので、毎回8本、キャリーケースに入れて運んでいました。

フランスに戻って、日本に帰国するのが近づいてから慌てて探して買ったのが、このコンテス・ドゥ・バリーというメーカーの、一番小さな缶詰だったのでした。

あの当時は円が安かったので、フランスで買っても小さなフォアグラの缶詰1個が2,500円くらいだったと記憶しています。そんな大金(私にとってはですが)を出すのは痛いな... と思ったのですが、約束してしまったことは守らねばならない!

また皆を食事に招待して、「フォアグラ、買ってきたわよ~♪」と出したのですが、みんな注文したことなんか忘れてしまっていた様子。半年もたっていたので当然かもしれませんが、ギャフンとしました。今の時代だったら、買う前に「本当に欲しい?」とメールを出して簡単だったはずですが。

嘘みたいに小さな缶詰が1個2,000円と聞いたら、買う気にならなくて当然です。そんなお金をかけるのはバカらしいですよ。私だってそう思ったのですが、みんな欲しいと言ったのだもの...。

こういう場合、「欲しかったら、で、良いのよ」と言うではないですか? 「残ったら私が食べるのだから大丈夫」と付け加えて。

1個だけ引き取ってくれる人、全く興味を示さない人...。押し売りをしてしまったみたいで、ひどくバツが悪かったです。

お姉さんのようにいつも私に優しくしてくれる友達がいて、彼女は1個しか注文しなかったのに、残ったのはみんな引き取ってくれると言ってくれました。でも、私と同じくらいお金がない人なので、そんな申し出を受けるわけにはいきません。

このことがあってからは、「お金を出すから、フランスから(あるいは日本から)買ってきて」と言われても、できるだけお断りするように努めています。

知らない国のものは、値段に見合うかどうかなどは判断できないのが普通だと思うのです。逆に、私自身が価値がないと感じるもの(フランスのブランド品)を頼まれるのも極力避けたいです。パリに住んでいるわけではないので、探し出すのが想像を絶するくらい大変。それよりも、そんな価格の価値はないと私が苛立ってしまうので、お金なんか徴収できません。

予算が許す範囲のものを買って、お土産にするのに限ります! その方がずっと気分が良いし、素直に喜んでもらえると思うから。

でも、日本の場合、形式的なお返しをする方がいらっしゃるのですよね...。日本の美徳なのでしょうけれど、私にはなじめません。フランスは、この点では非常にすんなりとした気分でいられる国です。

お返しが戻ってくるのは、注文したのを忘れられる以上に私にはショックです。気が向いたときしかフランスからお土産を持って帰らない私なのですが、つまらないものをプレゼントしたときに、フォーション商品のお返しが届いたりすると、悪いことをしてしまった~! と青くなります。




変なことを思い出したので脱線しましたが、このときの夕食会の話しはまだ続きます。2キロのフォアグラの後は、3キロのチーズのお話し。こちらは正真正銘のお土産でした。

続く


ブログ内リンク:
★ 目次: フランスで食べる鳥肉(鶏、鴨、ウズラ、鳩など)


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ



カテゴリー: 食材: 肉類 | Comment (4) | Top
この記事のURL | Rédiger
コメント
この記事へのコメント
Otiumさん、こんばんは~

2キロのフォアグラですか。豪気ですね。その後は3キロのチーズ・・・・・・
なにやら豪勢なのか拷問なのか・・・・・・

2010/10/27 | URL | 腰抜け外務省  [ 編集 ]
v-22腰抜け外務省さんへ

ブルゴーニュは食い倒れの国なので、これでもか! というぐらいご馳走を出してきます。よその家に招待されたときは、料理を作ってくれた人の手前、無理してたくさん食べるので、これは拷問にも等しいです!

日本からいらした方たちと一緒にブルゴーニュを3日間くらい旅行したら、みんなから「フォアグラになった気分」と言われました。フォアグラを作って直売している農家に案内したとき、農場にいる鴨たちを見学したのが直接の理由。
2010/10/27 | URL | Otium  [ 編集 ]
物の価値は判る人にしかわかりませんね。
そして、本当に「判る」人と言うのは決して多くないように思います。
その時の勢いで、付和雷同的に注文する、と言うパターンも良くありがちです。(もちろん自分自身を含めての話です)
あとになって、そんなはずでは・・・とお互いが気まずい思いをするのは本当に気づまりなことです。最悪なのは、思ってもいないのに、リップサービスのつもりで話に乗ってくる人(!)

それにしてもフォアグラ、2キロですか?!
家庭で手作りすると言うお話にもびっくりです。
輸入食材のお店で買った小さな缶入りのフォアグラを最後には舐めるようにして食べる私には、夢のような話でした(笑)。
2010/10/29 | URL | aosta  [ 編集 ]
v-22aostaさんへ

日本的な義理を感じて引き取ってくれてしまって、後で「注文した覚えもないのに買わされちゃった」と言われるのよりは良かったです。食べ物には好みがあって当然なので、フォアグラが世界三大珍味だということだけで珍重しない方が好きです。別の友人たちにフランスから持ってきたフォアグラを出したとき、「このパテ、おいしいわね」と言う人があったのでギャフンとしたのですが、その方が自然体で良いです♪

aostaさんもフォアグラがお好きですか。自然に恵まれた環境にいらっしゃるので、美味しいものを見分ける味覚がおありになるのだろうなと想像しておりました。

フォアグラは家で手作りするのが一番です。材料費だけなのでたくさん食べられるというのもありますが、保存食にしなくて良いので「ミ・キュイ」と呼ばれる半焼き状態のフォアグラを作れますので。テリーヌ型の隅にこびりついたフォアグラは猫たちが喜んでなめて、食器洗い機から出してきたようにピカピカにしてくれます♪

この日記の文章に修正を加えようと思っていたところでした。フォアグラの産地ペリゴールに住む人には安く手に入れられるそうで、我がブルゴーニュで買うの比べると半額くらいの材料費を支払っただけだったと、このお家の人から昨日聞いたところでした。材料費も安いなら2キロも作ってもらう価値がありますが、私には親しい人ではないので、「お言葉に甘えて作って持ってきてください」などとは言えないですのが残念!
2010/10/29 | URL | Otium  [ 編集 ]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する