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2008/07/12
前回の日記(田舎のコンサートの前には、ピクニックが最適)に書いたコンサートの会場は、こちらでした ↓



ブルゴーニュ地方の観光スポットの一つ、フォントネー修道院です。

☆Wikipedia: フォントネーのシトー会修道院
☆フォントネー修道院のサイト: Abbaye de Fontenay


世界遺産に指定されています。

美しい修道院なのですけれど、派手さは全くありません。ここは、華々しいことを禁止したシトー会の修道院だからです。

シトー会の系列に入る修道院や教会は、とっても地味です。ひっそりとした谷間にあって、内部の柱頭彫刻などは非常にあっさりしているのです。

☆Wikipedia: シトー会


シトー会とクリュニー会

ブルゴーニュには中世に勢力をふるった宗派が2つあります。ひとつは、このシトー会。もう一つはクリュニー会。

☆Wikipedia: クリュニー会

クリュニーの方は派手で、柱頭彫刻も眺める価値があります。でも、クリュニー会の大本山であったクリュニー修道院(ローマにサンピエトロ大聖堂ができるまでは、ヨーロッパで最も大きかった)はフランス革命で無残に破壊されてしまいました。余りにも立派だったので標的にされてしまったのでしょうか?・・・

☆Wikipedia: クリュニー修道院

こちらシトー会のフォントネー修道院の方は保存状態が良くて、当時の面影をしのぶことができます。


修道士に感動してもらえる条件

シトーとクリュニー。ブルゴーニュを観光していると、あちこちで耳にする言葉になります。

ブルゴーニュの友達がヴェニスを旅行したとき、どこかの教会の塔に登るエレベーターに乗ったら、それを動かしてくれたのが修道僧。どこから来たのかと聞かれたので「フランスから来た」と答えて、ついでに「クリュニーで生まれて、ディジョンに住んでいる」と言ったら、修道士が跪かんばかりに感嘆したのだ、と自慢していました。

シトー会を発展させたのは、ディジョンで生まれて死んだサン・ベルナールなわけで、カトリックでは重要な両方に関係している人だとわかったら、神の使者が現れたみたいに感動されたらしいのです。

なんだか、その日の修道士の夜の感謝の祈りが目に見えるような気分になります。

そういうことを言えるのって、良いですね。私なんぞ、「東京で生まれて、今は○○に住んでいます」などと言っても、修道士には「ふん」と言われるだけですから!

正確に言っておかなければならないですね。サン・ベルナールという聖人は、Fontaine-lès-Dijon(フォンテーヌ・レ・ディジョン)で生まれています。日本だったら、完全にディジョン市の中に入ってしまうくらい近いところにある丘の上にある町です。

ちなみに、フランス語の地名でlèsと付いているのは、その後に続く単語(ここではディジョン)に近いという意味です。


宗教音楽を修道院で聞くのは最高!

せっかく修道院に来たので、見学することにしました。もう何度も来ている修道院なのですが、何度見ても美しいな・・・ と惚れぼれします。

この日に演奏されるのはヴェルディのレクイエム。

Salle capitulaire(教会参事会室)では、この日のためにパリから来た合唱団が発声練習をしています。



コンサートホールで聞くより数倍も雰囲気が良いだろう・・・ と大いに期待を膨らませました♪

いつぞやは、私の大好きなサンサーンスの交響曲3番(オルガン付き)が演奏されると聞いて喜んで行ったのですが、少しがっかりしたことがあったのです・・・。

この修道院の教会にはパイプオルガンがないので、どうするのかとは思っていたのですが、オルガンを持ち込んでいたのでした。しかも、音が響かないので、スピーカー付き。どうしてパイプオルガンがないのに演奏会の題目にしたのだろう?・・・、と思ってしまいました。

フランスには普通の大きな教会にはパイプオルガンがあるので、そういうところでのコンサートに行けば良いと言われるかも知れませんが、サンサーンスはフランスの作曲家なのに、めったに演奏されないのです!



実は、フォントネー修道院のコンサートに行くのが好きな理由があります。
脱線してして長くなってしまったので、そのお話は続きで書きます。

- 続く -


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