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2011/02/02
朝からテレビでクレープの話しがよく出てきていました。

2月2日はクレープを食べる日なのです!

とは言っても、この習慣はキリスト教の祭日にちなんでいます。テレビでも、ちゃんと「Chandeleurの祭日だからクレープ」と言っていました。


Chandeleurの祭日

この祭日は、日本語では「聖母お清めの祝日」とか「聖燭節」と訳すようです。

2月2日とは、つまりクリスマスから40日目。聖母マリアがエルサレムの神殿にキリストを見せに行った日なのだそうです。

Chandeleurの祭日はクリスマスのように信者でなくても祝うものではないので、どんな日なのかよく知りませんでした。

Chandeleurは、昔はChandeleuseと呼ばれる祭日で、いずれにしてもchandelle(ロウソク)から来た言葉です。起源は古代ローマにあって、ロウソクを持って行列した、と聞いて初めて納得。


フラ・アンジェリコ「キリストの神殿奉献」

「神殿奉献」というのも耳慣れない言葉なので調べてみました:
キリストの神殿奉献 / アンドレア・マンテーニャ

聖燭節(2月2日)にクレープを食べないと、その年の小麦は不作になるという伝説が生まれたのだそう。それで、2月2日にはクレープを食べることになっています。

クレープというと、ブルターニュが本場なのですが、こちらの方も起源は古代ローマにあるそうです。

結局のところ、代表的なフランス料理とみられているものは、古代ローマにもあったというのが多いような気がします。エスカルゴもそうだし、フォアグラもそうだし…。


クレープ・シュゼット

Chandeleurだからクレープを食べるということはめったになかったような気がするのですが、今年は作ろうという気になりました。


クレープが大きすぎて、お皿が隠れてしまった!

作ったのはクレープ・シュゼット(crêpe Suzette)。今では余り食べることがないけれど、フランスの伝統的なクレープ料理です。


特徴はシュゼット・バターにあります。
溶かしたバター、砂糖、グラン・マルニエ(オレンジのリキュール)、オレンジ(ジュースと皮)が材料。

最後にグラン・マルニエ(オレンジのリキュール)でフランベします。

私は薄いクレープが好きなのでそうしたのですが、クレープ・シュゼットは少しパンケーキ風にぶ厚い方が良いのかなという気もしました。

何も手間をかけてシュゼット・バターをつくらなくても、クレープにお砂糖をまぶしてグラン・マルニエでフランベするだけでも美味しいと思ってしまいました。

その方がさっぱりしているので何枚も食べられるし…。


作ってもらうのを見るのが楽しいクレープ


クレープ・シュゼットというものがあると知ったのは、数年前に行ったレストランでした。メニューにその名前があって、一緒にいた友達がとても懐かしいクレープなのだと言っていました。

他に食べたいデザートがあったので注文したのですが、他のテーブルではそれを注文していました。


日本ではよく見る卓上コンロですが、それをフランスで見たのはこの時が初めてのような気がします...。

テーブルにいた人たちが余りにも嬉しそうな顔をしてクレープ・シュゼットを作ってくれているところを見ていたのがとても印象的でした。

私が作ったのは、シュゼット・バターを作って、普通のクレープのようにして食べたのですが、たぶん本物は下にリンクするページに入っているビデオのような作り方をするはずです。

Comment faire des crêpes flambées façon Suzette
PRの後に少し時間がかかって出てきます

それにしても、シュゼットって誰? 女性の名前なのです。ちらっとフランス語情報をインターネットで調べてみたら、色々な説があって、どれが本当なのかわかりません。

Les crêpes Suzettes
Recette crêpe Suzette
☆ Wikipedia : クレープシュゼット

クレープ・シュゼットの作り方を日本語で詳しく見せてくださるページ:
クレープ・シュゼット Crêpe suzette (パリ発フランス情報ハヤクー)

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コメント
この記事へのコメント
うわぁ!
クレープの日を忘れていました~~(汗)
クレープシュゼット、美味しそうですね。
面倒くさがりの私はシュゼットバターを作らずにクレープにお砂糖をまぶしてグランマニエでフランベするタイプだな~、きっと。(爆)
グランマニエは香りも良くて好きです~!
あ、カルバドスも!(笑)

2011/02/04 | URL | pepe犬  [ 編集 ]
Re: うわぁ!
v-22pepe犬さんへ

pepe犬さんはクレープの日の伝統を守る方でしたか♪ 私は「クレープはいつでも食べられるから」と、いつも無視していたような気がします。フランスのクレープ専門レストランでは「土用丑の日」のようなPRはしていないのではないではないかな?... 日本にはフランスの風習がかなり入っていますが(スズランの日まで入ったので驚きました)、まだ「2月2日はクレープを食べましょう~!」と宣伝するのは始まっていないでしょうね。

私もグランマルニエが大好きです♪ クレープ・シュゼットを作ったらボトルの底をついていたのに気がついたので、今日はスーパーマーケットで買ってきました。

カルバドスも好きです。地元で買える小生産のが抜群においしいのを知ってしまったので、これはスーパーなどで簡単に買えないのが不便...。
2011/02/04 | URL | Otium  [ 編集 ]
こんばんは! お久し振りです。 ご旅行でしたか?!
クレープですけど、フランスではデザート用だけですか? というのも、こちらで見るクレープのメニューは大概料理用で、折りたたんで茸のソースをかけたり、ズッキーニのクリームとかを巻いたりで、まだ日本でも良く見かけたお菓子はまだ見かけた事がないような。 いや、私が知らないだけかもしれませんけど。

う~ん、時には甘いこんなクレープも食べたくなりました!
2011/02/07 | URL | shinkai  [ 編集 ]
v-22 shinkaiさんへ

日本のサイトでは「クレープは北フランスのブルターニュ地方が発祥の地だ」と書いているのですが、もともとクレープは古代ローマにあったとフランスのサイトでは言っているので、ちらりとそれを書いてみたくなったのでした。

でも、イタリアでクレープらしきものを食べたことがなかったので、shinkaiさんに聞いてみたいと思いながら書いていたのです。コメント、ありがとうございます(感激)! やはり、イタリアにもクレープはあるのですね!♪

日本ではクレープというと甘いものが主流だと思いますが、フランスでは、料理として食べるクレープ(ガレットと呼びます)と、デザートで食べるクレープがあります。クレープ専門レストランでは、その両方を食べて食事になります。キノコのクリームソースなどというのも、料理の定番の一つです。ただし、家庭で作るクレープは甘いもので(クレープを焼く電気調理器はフランスの家庭なら普通に持っています)、料理のクレープを作る人は少ないと思います。イタリアでは、料理のクレープの方が主流なんですね。

デザートにするクレープは小麦粉を使いますが、料理として食べるガレットの方はサラザン(そば粉、黒小麦)を使います。サラザンをWikipediaで検索したら、イタリア語ではFagopyrum esculentumだと出ました:
http://it.wikipedia.org/wiki/Fagopyrum_esculentum

イタリアのクレープは、小麦粉で焼いた白いものではなくて、黒っぽいクレープなのかどうか教えてくださったら嬉しいです。小麦粉で作ったって、砂糖を入れなければ料理のクレープになりうるとも思うので...。

>う~ん、時には甘いこんなクレープも食べたくなりました!
⇒ ピザはフランスにしっかり定着していますが、甘いクレープはイタリアで普及してはいないのですね。おもしろい♪ 甘いクレープには、生クリームを入れないでジェラートは合わないかもしれない。でも、ブルターニュの、レースのようにカリカリしたクレープだと合いそうに思います。

>ご旅行でしたか?!
⇒ 日本に帰国しておりました。はじめのうちは時差ボケで夜中におきているので普通にブログを書いていたのですが、忙しくなってきたらブログの更新どころではなくなりました...。
2011/02/07 | URL | Otium  [ 編集 ]
こんばんは! 再度です。
クレープの料理を外で食べたのは2~3度と思うのですが、白かったと思います。 が、黒いと言うのがどれほど黒いのか、ほんのりと黒い、というのであればそうだったかな?という気もする程度の記憶です。
但し、以前息子の家で焼くのも見たクレープは、娘が食事代わりに食べるための物で、小麦粉を溶いて、何を挟んでいたのか良く覚えていませんが、ジャムなどの甘い物だったかも、と思い出しました。 でも、分厚い皮で、クレープと言ったら失礼だよね、という程の出来具合でしたよ・・、ははは。

そば粉は、そうです、こちらではグラーノ・サラチェーノと言い、袋入りがスーパーでも売っていますが、粉ではなく、粒のままですね。 これを他の雑穀類と一緒にミネストローネにするみたいですが、私はあれこれ雑穀を混ぜてご飯にほんの少々入れて炊き込んで使っています。
2011/02/09 | URL | shinkai  [ 編集 ]
v-22shinkaiさんへ

お返事ありがとうございます。ガレットはこげ茶色が濃くて、クレープはこんがり茶色と表現すれば良いでしょうか。色よりは食感の違いの方が大きいですね。ミネストローネにそば粉の粒を入れるというのも美味しそうですね。イタリアのクレープは小麦粉で作るのではないかという気がしてきました。

書きながら知ったのですが、「クレープ(crêpe)」という言葉はラテン語の crispus からきているのだそうです(カールしているという意味で)。古代の衣装のスカート部分のひだのような形容かな?... やはり薄くないとクレープではないのでしょうね。でも、朝食代わりに食べるのだったら、パンケーキ風も良いと思いますよ~♪
2011/02/09 | URL | Otium  [ 編集 ]
こんばんは! 思い出して、またまたお邪魔に来ました。 エミーリア・ロマーニャは美味しい物で有名ですが、あそこにピアディーナ・piadina という、ピッツァとクレープのちょうど合いの子みたいな小麦粉の焼き物があるのを思い出し、名前がなかなか出ずに苦しみましたが、やっと。  
まさにこの辺りがローマの起源に近いのではないかと思う素朴な粉のお皿みたいな焼き物で、チーズ、ハム、トマトとか、なんでも頼む物を挟んで暖めてくれ、お昼のサンドイッチとか、パニーニ代わりなのです。 サイトに写真もあるのでどうぞ。
http://www.google.it/images?hl=it&q=ferrara%20piatti%20tipici%20piadina&um=1&ie=UTF-8&source=og&sa=N&tab=wi&biw=1402&bih=681
フェッラーラ出身の友人は、あそこが美味しいとか、土地の人にとっては美味しいのでしょうけど、まさに素朴な粉の焼き物で、私にはそれほど美味しいとも感じられず、何もないバールでの代用食でした。
2011/02/09 | URL | shinkai  [ 編集 ]
v-22shinkaiさんへ

再度の情報、ありがとうございます! クレープの原型とは、こういうのかも知れないですね。

ピアディーナ、イタリアで出会ったことがなかったので知らなかったです。フランス語で検索したらレシピなどもたくさん出てきました。ホームメードで作った焼きたては美味しそうですね~♪ 街角でいい加減なサンドイッチやパニーニを売っているような店のは食べたくないと思いますが。この類いの、パンの原型みたいのは大好きです。日本でカレー屋さんに行ったときも、ナンがあると喜びます(ピアディーナとの違いは酵母を入れないことだとか)。

2011/02/10 | URL | Otium  [ 編集 ]
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