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2011/03/06

ランチメニューが気に入ったブルゴーニュのレストラン その3


この料金で、これだけ色々食べることができたら大満足というレストランのランチメニュー。前回の日記でメイン料理まで書いたので、今回はその続きです。


デザート

安いので文句は言えませんが、料理はすべて選択肢のない形でした。

すでにお腹はいっぱいになってきていたので、軽く食べられるものが欲しい。

長々としたデザートのリストから選んでも、これほど気に入ったデザートはないだろうと思うものが出てきました、



フランス語でクワン、日本語ではマルメロと呼ばれる果物のシャーベットに、蜂蜜入りのシャンティイ。

シャンティイ(Crème chantilly)とは、パリの国際空港から近いところにあるシャンティイ城の、逸話が多い料理人ヴァテルが考え出したと言われる」ホイップクリームです。

本物は本当においしい、偽物は不味い、というホイップクリーム! いい加減なレストランのデザートにこれがあるときは、できあいのホイップクリームかもしれないと疑うので、できるだけ避けています。

だされたシャンティイは、砂糖の代わりに蜂蜜で甘味を出しているのが良かったのか、軽くて、素晴らしいものになっていました。

蜂蜜でシャンティイを作れるものなのかと思って少し検索してみたら、出てきました。

☆ Larousse Cuisine : Tatins aux pommes & chantilly au miel

リンゴのタルトの付け合わせとなっていたのですが、蜂蜜で作るシャンティイについては何も説明していない。つくるのは難しくはないのかもしれません。

でも、シャンティイをつくるには、生クリームをかくはんするのに力がいるので挑戦してみる気はありません…。




ところで、シャンティイをつくるのに必要なミキシングボウルはフランス語では「Cul de poule」という面白い呼び名がついています。

そのまま訳せば「雌鶏のお尻」。鶏を思い浮かべると、確かにそんな形をしている…。

フランス語では家畜を知らないと分からない単語が多いです。道路に穴ができているのは「雌鶏の巣(nid-de-poule)」、隆起しているのは「ロバの背(dos d'âne)」と表現します。

こういう表現に接すると、フランス人には農業が身近なのだな… と感じます。



私のデザートに話しを戻すと、飾りのようにのせられているチュイルのようなビスケットも、薄くてカリカリ。

もう、お腹いっぱい! と思っていたのに、すっきりと食べられてしまったデザートが気に入りました。

でも、ランチメニューでは、この後にもまだお菓子が出るはず!


ミニュアルディーズ



前回の日記で写真を入れたお通しも好きでしたが、こういう一口で食べられて、それぞれの風味が違うというのが好きです。

日本ではフレンチ懐石というのが流行っていると聞いたことがあるのですが、こんな感じなのでしょうか?


この盛り合わせのほかに、今がシーズンの揚げ菓子がおもしろい形になって添えられていました。



この揚げ菓子には色々な呼び方があるのですが、私のところでは「ベニエ」と呼びます。カーニバルの時期にしか食べないので、今年も色々食べているのですが、こんな風に串にさした丸い形になっているのには初めて出会いました。

普通はコーヒーを注文すると出てくるお菓子なのですが、このランチメニューでは付いていました。食後にはコーヒーを注文するので同じことなのではありますが、でもやはり嬉しい!


コストパフォーマンス

フランスの外食代は高いのですが、おいしいものを食べても、まずいものを食べても、結局は同じくらいの料金を支払うことになります。

このときのランチメニューが23ユーロ(約2,800円)というのは、美味しい食事をしようとしたら最低の料金とみています。

もちろん、パリなどでは、まともなレストランではフルコースは食べられない料金。働く人が軽くておいしいランチをとるためのレストランがパリにはありますが、このくらいの料金だと、前菜ないしメイン料理、プラスデザートというところではないでしょうか?

こういうコストパフォーマンスの良い食事を経験してしまうと、次に行ったレストランでは「高いぞ~!」と不満をつのらせてしまうので問題。

この2日後、また外食するときには、不満を感じてしまうのが嫌だなと思いました。ところが、久しぶりに行ったレストランでは、またまた、この値段でこれだけの創作料理を食べられてしまうかと喜んでしまったのでした。

何を食べたかの日記ばかり書くのも気がひけるのですが、時間があったらそちらもメモします。

ブログ内リンク:
ホイップクリームは、フランス語ではクレーム・シャンティイ 2012/06/06
★ 目次: 乳製品(チーズ、バター、生クリーム)に関して書いた日記
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コメント
この記事へのコメント
おいしそう~!
きゃ~、こんなに素敵なお皿が何枚も出てきて23ユーロですか~~っ!
安いです!!!
私はフレンチ懐石を食べたことは数えるくらいしかないんですが、デザートはまさにこんな感じです。
お皿も横長長方形で3種類の小さなデザートが載っていました。
デザートは美味しいものでも量が多いと飽きてしまうときもあるし、結構お腹もいっぱいになっているから、小さいと「うわぁ、美味しい!」と3種類だったら3回も喜べるのが嬉しいですよね~。(笑)
そしてベニエがかわいい!
それにしてもチーズの量はすごすぎます。こんなにたくさんのチーズを用意しているレストランにまだ行ったことがないなぁ~~。(涙)

2011/03/08 | URL | pepe犬  [ 編集 ]
Re: おいしそう~!
v-22pepe犬さんへ

安いでしょう~? 平日ランチでないメニューは45ユーロからだったと思います。でも、それをとってもお通しやデザートの後のお菓子は同じでしょうから、平日に行ったらこの安いメニューに限ると思いました。

最近のフランスは不況で、レストランのお客さんも減っているので、こういう安くておいしい料理を出してお客さんを確保しようとするレストランが増えたかな、という気もしています。かなりのレベルの料理を出すところなのに、3つくらいしかテーブルがふさがっていないのなどを見ると、これではやっていけないだろうな... などと心配することも度々あります。

>チーズの量はすごすぎます。こんなにたくさんのチーズを用意しているレストランにまだ行ったことがないなぁ~~。
⇒ あら、まあ~、そうですか。台座部分がすごいと思われたのではないのだとしたら、またフランスにいらっしゃらないと~! お店ではめったに売っていない巨大なエポワスとか、ワゴンは2段にチーズをのせているとか、すごいチーズを用意しているレストランには何度も出会いました。ブルゴーニュだからかな?...

フランスも、地方によってチーズをけちるところもあるかな、という気もします。ブルゴーニュのレストランでチーズといったら食べ放題が普通のパターンですが、旅行していて、お皿に取り分けた姿ででてくるのが続いたときがあって、「なんだ、これは?! 」と腹立たしく思ったことがありました。
2011/03/09 | URL | Otium  [ 編集 ]
承認待ちコメント
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2012/12/25 | | -  [ 編集 ]
v-22

1つ前に入れていただいたコメントではメールアドレスをいただいたので、メールでお返事しました。
2012/12/28 | URL | Otium  [ 編集 ]
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