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2008/07/31

シリーズ記事 【夏の誕生パーティー】 目次へ
その4


フランスの田舎で開かれるホームパーティーにお呼ばれすると、お昼に誘われても夕食もご馳走になるのが普通です。

この日も、「夕食も出すから」とは言われていなかったのですが、帰宅するのは真夜中過ぎだろうという覚悟で出かけました。

正午ころに到着して、おいとましたのは午前3時ころ。ダンスに熱中していた人たちは、明け方まで踊っていたのではないでしょうか?


メシュイ

誕生パーティでは、メイン料理はこれでした ↓

メシュイと呼ばれるヒツジの丸焼き

メシュイ(méchoui)と呼ばれるヒツジの丸焼き料理です。

左手にアルミホイルをかぶっているのは、誕生パーティーの主役のご主人が射止めたイノシシの肉。

メシュイは、大勢が集まるパーティーでは便利な料理ですので、ときどき出くわします。ヒツジのお腹を割いて、後ろ脚をおっぴろげて身を開き、メシュイ用のソースを塗って焼きあげるというもの。

フランスの旧植民地であった北アフリカの伝統料理のようです。ですから、イスラム系の人が味付けして準備したのが最高なのですが、フランス人たちも真似してやっています。

串を回してジワジワと焼くので、時間がかかります。
この日は、お誕生日を迎えた女性のお隣りの家のご主人が準備していました。

前回の日記(フランス人は、私生活のこととなると働き者!)で写真を入れた男性は、朝からこんなことを準備していたので疲れていたのでした。

朝7時から焼き始めたそうです。

お昼に食べるといっても、メイン料理が出てきたのは午後3時ころでした。つまり、7時間くらいかけて焼いていたわけですね。

この日材料となったのは、メシュイを準備したお家で育てたヒツジでした。別に農家ではないのですが、鶏やウサギの類いはもちろん、ヒツジまで育てているのです。

毎日餌をやって育てたウサギやヒツジを食べてしまうのって、私はできないな・・・。


会場は庭にしつられてあった

この日の招待客は70人か80人くらいいたと思います。

夏は庭で食事ができるので便利です。でも、雨が降りそうな日だったので、ヒツジを焼くバーベキューのところも、テーブルを並べた会場にも屋根ができていました。

会場は、予算をかけるなら貸しテントを借りることもできるのですが、この日は手作り。枠組みを作って、そこに大きなビニールシートが張ってありました。

庭につくられたパーティー会場

これだけ多くの人に食べさせる準備をするのって大変ですよね・・・。でも、招待された人たちの中でごく親しい人たちが手伝うのでできてしまうらしい。

会場での色々なことも、みんなが手伝っているので、パーティーの主催者がアタフタすることもなくて、集まりを楽しめます。

お料理も、ごく親しい人たちが用意して持ち込んでいました。前菜は数えきれないほどの種類。デザートも、ケーキ屋さんで作らせたバースデーケーキのほかに、10種類以上ありました。

どれもこれも美味しかったです。

それもそのはず。使われていた野菜や果物は、みんなの家庭菜園でつくったものばかりなので新鮮だったのです。


昼に呼ばれても、パーティーは真夜中過ぎまで続く

こういうときには、お昼の食事は夕方6時くらいまで続きますから、夜ご飯はかなり遅くなってから始まります。

長々と続くので、余興を用意したりする人たちがあります。食事を出すだけだって大変なのに、そこまでするの?!・・・ と私は感心してしまいます。

フランス人って、本当にマメ!・・・

この日は、「ファッションショーをする」ということになっていて、男性たちにモデルになるように呼びかけられました。

しばし待ってから現れたのが、この人たち ↓

余興

画像を小さくしたのですが、見えてしまったらゴメンなさい!

シースルーのウエディングドレスです。
庭にあったリンゴなんかを胸に入れていました。

それで、みんなにご披露しながらふざけた後、誕生パーティーの主役の女性に抱きついてお祝いを言うという趣向でした。

フランス人たちって、本当にアッケラカンとしています!


夜もふけて・・・

嵐のような夕立ちが降って、それがピタっとやんだら大きな虹が出て・・・、それから星が輝きだしました。

田舎も、まっただなかの田舎にある村のことだったのです。大きな空が広がっていて、とても美しい景色!

ご近所に別荘を持つベルギー人は、昨日到着したときに広々した空を見るのが嬉しくて、2時間くらい庭で空を眺めながら幸せを満喫したのだと話していました。ベルギーの都会では、こんな景色は見えないのだとのこと。

夜もふけて・・・

この焚火が気になった方のために:
モミの木を割いて、切り口に固形燃料を押し込み、そこに火をつけると、木が松明のように燃えていくというシステムです。以前の日記にアップの写真を入れていますので、ご覧ください。
スウェーデン式かがり火


夜の食事は、南仏マルセイユに長く住んでいた近所の女性が、ピストゥーというマルセイユ名物のスープを用意して出してきました。その話しは次回の日記で書きます。

- 続く -


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コメント
この記事へのコメント
すごい体力!
朝から晩まで、おしゃべりしたり、食事したり、ダンスしたり、大笑いしたり。。。
すごい体力ですね。私だったら途中で寝てしまいそう。いや、確実に寝ちゃってます。
でも、面白そう。こういう庭で行う手作りパーティに参加してみたいです。

ところで食器類は持参でしょうか。各家庭に70枚以上のお皿やフォーク、ナイフなどを持っているなんて思えないのですが。
2008/08/01 | URL | NATASIA  [ 編集 ]
Re: すごい体力!
私も寝てしまうことがよくあります。友達の家のソファーは、どこでも寝心地を試したことがあるように思います。

この日は、午後4時くらいから、テーブルを離れて芝生の上で昼寝をする人たちが現れました。大きなタオルのシートを敷いているので、準備が良いな~と感心。二人で寝られるくらいの大きさのシートで、それを見るたびに私も欲しいなと思います。たぶん、子どもを持つ人には必需品なのではないかしら?・・・ ところで、ぐっすり寝込んでしまった若い女性がいたのですが、急に夕立ちが降ったのでビショビショになっていました。

大人数が集まるときは、たいてい使い捨ての食器を使います。会場の脇に大きなゴミ袋を置いておいて、そこに捨てていきます。テーブルクロスもロール状に巻いた紙製のが売られていて、それをテーブルの長さに合わせて切って使います。大人数集まる機会が多いだけに、こういう使い捨てグッズはたくさん売っていますね。なお、イスとテーブルは公民館から借りられるそうです。
2008/08/01 | URL | Otium  [ 編集 ]
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