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2011/05/10
前回の日記で書いたように、ワインを買った後はブドウ畑に戻りました。

ブドウ畑で作業をしていた人とおしゃべりをして、3月の畑の手入れなどについて教えてもらったりしたのですが、そこで気になるのを見ていたのです。


サルマン・ド・ヴィーニュ

ブドウ畑の前を通ったとき、目に止まったのは道路の向こう側にあった、これでした。↓
 
sarments de vigne

切り取られたブドウの枝の山。前回の日記に入れた写真では、畑の畝のところに切った枝を置いていましたが、それを道の横の空き地に山にしていたのです。これを後で燃すはず。

この切り落としたブドウの枝を見ると、ボルドーに住む友達の家でしてくれたバーベキューを思い出すのです。

乾燥したブドウの枝を燃してステーキを焼いてくれたのです。ブドウの枝が燃えるときには香りが出るので、それが焼肉の風味づけになるというもの。

ラム肉のバーベキューをするときには、焼きあがるときに「エルブ・ド・プロヴァンス」と呼ぶクッキングハーブをふりかけて香りづけをすることがあります。

でも、ワインの産地なのですから、焼肉をするときにはブドウの枝を燃して香りづけをしたいではないですか?

ボルドーではブドウの枝を燃してバーベキューをすることが多いそうですが、ブルゴーニュでは出会ったことがありません。

ブルゴーニュで剪定作業をしているのを見かけるときには、ドラム缶で作ったような手押し車のようなものに切り落とした枝を入れて、燃しながら剪定を進めていくことが多いのです。

そんな風景の写真を入れた過去の日記:
シャブリというワイン、ブドウの剪定作業 2005/03/12

この畑では切り落としたブドウの枝が積まれていて、しかも、それが道路ばたにある。もし分けてくれるなら、すぐに車に積み込めるではないですか?

作業していた人に「サルマン・ド・ヴィーニュですね」と話題を移して、「ボルドーではバーベキューによく使うと聞いた」とカマをかけてみました。

「ブドウの枝でムール貝を焼くと、香りがついて、とても美味しいですよ」、と返事が返ってきました。

「わぁ~! 今朝、朝市でムール貝を買ったのがアイスボックスに入っているんですよ~♪」、と私。

「その料理を作ってみたいな~」と言うと、積んであるブドウの枝をいくらでも持って帰ってくださいとおっしゃる。

どうせ燃すのだから、持ち帰ってくれれば燃す手間がはぶけるということらしい。
「全部持っていって良いですよ」、とまでおっしゃる!

でも、小型トラックで来たわけではないので、トランクにはそんなに積み込む余裕がない。

ともかく、先にワインを買いに行ってきてからブドウの枝をいただくことにしました。


エクラッドエグラッドという料理

ブドウの枝を引き取りに戻ったときには、そのムール貝を焼くという料理をどうやって作るのか詳しく教えてもらいました。

結局、いただいた枝は普通のバーベキューで使うことにして、この面倒そうなムール貝の料理は作らなかったのです...。

気になったので、どんな料理なのかインターネットで調べてみました。

Éclade de moulesというのが料理の名前。フランス西海岸にあるシャラント・マリティーム県の郷土料理のようでした。やはり、ボルドーに近いあたりですね。

ムール貝をきれいに並べた上に、ブドウの枝か松葉をのせて燃す、という料理です。

 
Wikipédiaから借用(Éclade

「éclade(エクラッド)」というのがこの焼き方らしいのですが、「églade(エグラッド)」、「terrée(テレ)」とも呼ばれるそうです。全部、この料理があるフランス西部の言葉のようです。

松葉を使って作っているビデオ:


貝に火が通ると口が開きます。ですので貝殻の中に灰が入らないように、口を下にして立てて並べるのがコツだそうです。

下のビデオは、この料理の地元で開催されたイベントでムール貝を焼いている様子を見せるニュース。楽しそうですね。


Eclade de Moules - 25 juillet 2009 

こちらはブドウの枝で焼いています。10分くらいで焼き上げるのがポイントだそうです。

レシピを見せているサイト:
Éclade de moules en Charente maritime
こちらでも紹介しているのですが、同じように調理していますね。

いつかやってみたいな...。

ムール貝は大好きなのです。
本場ベルギーの料理を食べたときの日記:
ベルギー料理といったら「ムール・フリット」! 2009/05/21

でも、ムール貝をきれいに並べるのが難しそう..。燃しすぎてしまうと貝が固くなって食べられない状態になってしまうでしょうから、慣れがいるのではないでしょうか?

ムール貝はフランスでは安い食材なので、こんな大胆な料理法もできてしまうのだと思います。でも、日本でムール貝を買うと幾らくらいするのでしょう?

どなたか、作った方がいらしたらご報告してくださると嬉しいです。



ところで、新緑が美しい時期になっているのに、まだ冬景色の3月にあった出来事について書いたのには理由があります。

このブドウ畑で出会った方には、前々から気になっていただいたことを教えてもらい、それが今の時期になってブドウ畑で確認できたので日記にしておきたかったのです。

- 続く -


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