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2011/05/26
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【ブルゴーニュ南部シャロレー地域の旅行 その3】 前回の日記「ブルゴーニュ地方シャロレーの山羊チーズ農家で驚いたこと」では、型に入れて固まった段階のチーズをお見せしたのですが、色々に熟成が進んだシェーヴル(山羊のチーズ)がショーケースに陳列されていました。 ブルゴーニュ南部で作られる「シャロレ」 私が選んだタイプは赤い矢印を入れたもの。 家においておけば、カビが生えるほどに熟成させることができますので。 この農家で驚いたことが幾つかあったのですが、お値段も、その一つでした。 ◆ スーパーで買うより4割安い! この農家では、フレッシュでも、熟成したのでも、どれでも1個2.40ユーロ(300円弱)で売っていました。 安い! 店で売っているときには、1個7ユーロ前後の値段がついている大きな山羊チーズだからです。 5年前に撮影したものですが、値段と一緒に写っている写真を入れておきます。 マコネが生産される地域にあるチーズ屋さんの写真ですが、マコネは1.34ユーロでシャロレは大きさに比例して5.9ユーロとなっています(2006年)。 パリなどでは、もっと高いお値段で売っているのでしょうね。ちなみに、フランスのチーズ販売ネットショップでは、シャロレ1個(約180グラム)を8.90ユーロ(1,000円くらい)で売っていました。 やはり、この農家でシャロレのチーズを買うのは安いのだ…。それに、味も素晴らしい! レストランの人が迷いもなくこの農家を推薦してくれたのが納得できます。 ◆ スーパーの方が山羊チーズ農家より儲けが大きい? この農家では、近くのスーパーに配達して2.50ユーロで売っているのだけれど、そのスーパーでは4ユーロで売っているのだそう。「それを見ると胸が痛む」、とお婆さんは言っていました。 チーズの産地にあるスーパーなのだからでしょう。私は4ユーロでも安いと思いました。でも、農家の卸値からいったら高いですね。 農家では山羊を育てて、ミルクを朝と夕方に絞って、チーズにして、配達までして、2.50ユーロ。原価を除いたら幾らの収益になるのか?… スーパーでは、店に並べているだけで1.50ユーロの儲け。 つまり、売値の4割はスーパーの取り分というのは、ちょっとおかしいですよね? でも、もっとマージンが多い例も聞いています。 フランスでは農産物の価格が高騰しているのですが、流通で価格が釣り上げているのだと農業者たちが訴えています。 この2月には、南フランスで果実を生産しているPierre Prioletという名の農業者がテレビに登場して、涙ながらに農業の惨状を訴えたのが話題になっていました。スーパーで売られている彼のリンゴを3ユーロで買ったとき、彼の手に入るのはわずか0.17ユーロ。つまり、働けば働くほど赤字が大きくなるのだとのこと! ◆ AOCに関して、ブルゴーニュ地方のシェーヴルはカマンベールと逆? シェーヴル(山羊のチーズ)「シャロレ」と呼ばれるチーズは、昨年の1月にAOC(原産地統制呼称)を獲得しました。 同じようにブルゴーニュ南部で生産される山羊チーズ「マコネ」は、それよりも少し早く、2005年にAOCを獲得。 AOCとして売れるわけですが、それには熟成期間の規定などがあります。生産農家としては、規定にそった形にせずにAOC付きではないチーズとして売ることも可能です。 どうも私が買いつけに行くような小規模生産農家では、AOCチーズにして売る気がないところばかりのようです。このシャロレを作っている農家でも、そうでした。 AOCチーズにして販売すると売値を高くしなければならないので、やらない、とのこと。この農家のチーズが美味しいことを知っている地元の人たちしか買わないので、AOCにする必要がないということなのだろうと思います。 ブルゴーニュのシャーヴルに義務付けられている熟成期間: AOCマコネ: 10日以上 AOCシャロレ: 2〜6週間 私はまだ熟成が十分に進んでいない程度のシェーヴルが好きなので、買うのはいつもAOC付きにはならないチーズです。 おもしろいな、と思います。カマンベールの場合は、大量生産している会社のカマンベールの知名度は高いのでAOCにする必要がない、と逆のかたちのように感じるからです。 カマンベール・チーズについて書いたシリーズの目次: ★ カマンベール・チーズは複雑 さて、チーズを買ってから山羊を見せてもらうことにして店をでました。すぐそばに山羊たちがいたのですが、ここでもびっくり! ブログ内の関連記事: にほんブログ村 |
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