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2011/05/28

ブルゴーニュ南部シャロレー地域の旅行 その4】


農家でシェーヴル・チーズを買う前に、山羊たちを見ておきたかったのですが、車から降りるとすぐに農家のマダムにお出迎えさせてしまったので、そのまま売店に直行してしまいました。

でも、どのチーズを買うかを決めながらマダムと話しをして、山羊たちはちゃんと野外に放たれて生活していると聞いて安心していました。やはり、家畜小屋に入ったままの山羊のチーズは買いたくなかったので。

さて、買い物が終わってから「山羊たちを見たい」と言うと、マダムが案内してくださいました。

牧場は農家の庭から直接つながっているので、すぐに山羊たちが見えました。

また、びっくり。なんじゃ、これは?!


西部劇の舞台?

草が生えていない丘の上に山羊たちがいたのです。



奇妙な風景は、マダムの説明を聞いて納得しました。

左手にある納屋を建てたときにどけた土の山で、工事が終わったら平らにするつもりだったのだそうです。 ところが山羊たちが余りにも小山が気に入って喜んでいたので、そのまま残すことにしたのだそうです。

私たちが近づくと、あちこちから山羊たちが柵のところに集まってきました。人なつこいのか? 餌をくれると思ったのか?…



茶色い山羊の方が、伝統的にブルゴーニュのシェーヴル・チーズを作る「アルピンヌ(Alpine)」という品種の山羊です。名前の通り、原産はアルプス地方。

なるほど、アルピンヌたちは山が懐かしかったから、小山でも大喜びしてしまったのでしょうか?

マダムは、白い方の山羊は、ゆくゆくやめていくつもりだと話しました。

日差しが強いと、彼女たちの乳首は日焼けしてしまって痛がるので、クリームを塗ってあげたりしているそうです。痛いとミルクの出も悪くなるので、これも好ましくない。

山羊たちは、牧場と家畜小屋を自由に行ったり来たりできるようになっているとのこと。涼みたいときや、夜には、山羊は小屋に行っているそうです。

そう言われて、柵の外を散歩しているヤギが一匹いたのにも納得。

野生の梨を食べるのが好きだった山羊に出会った話しをしたら、マダムの山羊たちはそんなことはないのだそう。野生の梨が牧場にないからだと思うのですが。でも、ヤギたちが食べるものには気をつけているのだそうです。

例えば、ドングリなどは絶対に食べさせない。ミルクが美味しくなくなるのだそうです。それに、ドングリを食べすぎた山羊は病気になるだけではなく、死んでしまうこともあるのだそう。

豚などは、昔は森につれて行ってドングリを食べて太らせたと聞いていますから、動物でも違うのですね...。


ペットのような山羊たち

マダムはブルゴーニュ訛りの言葉で色々と語ってくださいました。

山羊は180頭飼っていて、牧場の広さは8ヘクタール。

牧場の向こうでは、刈り取って来たフカフカの草を積み上げる作業を男性2人がしていました。もう、冬の準備でしょうか?

「毎日2回乳搾りをしなければならないので、私たちには日曜も休日もないし、旅行に行くこともできないのですよ。でも、私はこの仕事が大好きなんです」

山羊たちもマダムになついているようでした。みんな柵から鼻を出そうと押しくらまんじゅうをして、マダムにフランス式の挨拶「ビーズ」をしていました♪



幸せそうにお仕事している人たちが好き。そういう風に仕事をする農家では、やはり美味しいものが作られていると感じています。

それにしても、山羊を飼ってチーズを作っている農家では、やりがいのある仕事をしていると満足しているのを感じることがよくあります。山羊という動物の大きさがちょうど良いからかな?… 牛を飼っている農家の人たちとは、ちょっと違う感じがします。

そんなに収入がある仕事ではないでしょうが、満足しているからこそ生まれる良い顔をしている人たちが多いのです。

例えば、こちらのシェーヴルを作っている農家に行ったときの日記:
こんな暮らしがしたいと思ったヤギのチーズ農家 2010/10/08

チーズを世界中から集めたグルメMAP!フランス産チーズを検索
山羊のチーズ(シェーブル)を楽天市場で検索


ブログ内にある同テーマの記事:
チーズについて書いた日記の目次 » ブルゴーニュ地方のシェーヴル


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コメント
この記事へのコメント
ヤギのチーズ
ヤギのチーズ大好きです。。
小さい時、「アルプスの少女ハイジ」のアニメが大好きでした
(歳がわかる。。。)
おじいさんが、山小屋でチーズを作っている
シーンを思い出すと、大きめだった気がして、
山羊のチーズは柔らかいのしか知らないので
あれは牛のチーズだったのでしょうか(謎)
ハイジはおやつが羊の乳を美味しそうに飲んで
いましたが、美味しいんでしょうかね?
2014/09/22 | URL | フランス大好き  [ 編集 ]
Re: ヤギのチーズ
v-22 フランス大好きさんへ

『アルプスの少女ハイジ』は幼い頃の私の愛読書で、暗記するくらい繰り返し読んでいました。私には、チーズを暖炉の火であぶって食べるという場面が美味しそうで、どんなチーズなのかと想像していました。アニメはない時代だったので!

フランスに来てから、あれはラクレットという牛のミルクで作るチーズだったのだ、と思いました。スイス発祥のチーズですが、、暖めてトロリとさせてから食べるラクレット料理は冬のフランスでも良く食べます。

検索してみたら、ラクレットになっていますね。

東京で“アルプスの少女ハイジ”の【とろけるチーズ】を食べられるレストラン!(ラクレットチーズ):
http://matome.naver.jp/odai/2136687063544792401

おじいさんがチーズを作っている場面は記憶に残っていないのですが、大きなチーズだったら牛のミルクで作るチーズで、だったら、やはりラクレットだと思ったのでした。山岳地帯では、山の上で牛を勝って、そこでチーズを作るのですが、持ち運びに便利なように大きなチーズにした伝統があるので。

スイスでは、山羊のチーズはあまり生産されないけれど、ここ十年くらいの間に生産量が伸びてきたという記述がありました。

でも、思い出してみると、ペーターは羊を追っていたような...。

アルプスの少女ハイジ ストーリー詳細:
http://www001.upp.so-net.ne.jp/meisaku/meisaku/heidi/heidi_s.html

ペーターが追っていたのはヒツジだと書いてありますね。

ラクレットは普通は牛のミルクから作るチーズを使うのですが、検索してみたら、ラクレット用のチーズには羊や山羊のチーズもあることを知りました。スイス産のラクレット用のヒツジのチーズも発見。

ヒツジの大きなチーズでもラクレットは作れるだろうと思う。山羊の方は、スライスしたパンにのせて焼いて、サラダと一緒に食べる料理があるので、ありうるかと思いました。

ここまでたどり着いて、新たな疑問が発生!

Wikipediaの「アルプスの少女ハイジ (アニメ)」の記述では、ペーターはヤギ飼いで、おじいさんはヤギのチーズを作っていたとある!

結局、アニメは原作とは少し違うようでした。アルプスの高い山で貧しい農家が飼うとしたら羊が自然だと思うのですが、アニメは日本で作られたそうなので納得。確かに、ヤギの群れの方が可愛いので絵になりますね。



>山羊のチーズは柔らかいのしか知らないので
⇒ 作りたては柔らかいですが、カチカチになったパルメザンチーズのように固くなっても食べます。


アルプスの少女ハイジ、懐かしいな...。スイスの農水省の人に会ったとき、これが私の子どものときに一番好きなお話しだったと話したら、あれは非現実的なお話しで、貧しい山岳地帯の農村での生活はもっとドロドロした世界だったと言われてしまったのですけど!
2014/09/23 | URL | Otium  [ 編集 ]
アルプスの少女ハイジ
アルプスの少女ハイジは、
小学校の時、ヨハンナ・スピリの原作を読んで
読書感想文コンクールで入賞した懐かしい本です。
アニメの方も、テーマソングを思い出して
YOUTUBEで聴いて再び感動しました!
ちょっと寂しげな、エンディングも好きでしたね。

ネットの紙芝居で見ると、
ペーターは羊飼いだけど
山羊のユキちゃんを飼い主から預かってハイジの住む
山小屋まで連れてきていますね。

なんだか郷愁をそそられます。
~口笛はなぜ遠くまで聞こえるの、教えておじいさん~。。。














2014/09/23 | URL | フランス大好き  [ 編集 ]
Re: アルプスの少女ハイジ
v-22 フランス大好きさんへ

原作も読まれて、良い読後感想文まで残していらっしゃったのですね。

>口笛はなぜ遠くまで聞こえるの、教えておじいさん
⇒ 私もYouTubeを見てみたのですが、これはテーマソングの中にあったのですね。私の記憶に残っているのは、ハイジがおじいさんに、なぜ夕焼けで空が赤くなるのか聞くシーンでした。

昔には考えられなかったほどに殺伐としてきている東京を思うと、こういう心温まるお話しがよけいに懐かしくなります...。
2014/09/23 | URL | Otium  [ 編集 ]
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