| Login |
2008/08/10
日本に住んでいるフランス人の家を訪れると、日本的な小物の使い方が奇抜なので感心することがよくあります。

その一つに、すり鉢をサラダボールに使っている、というのがありました。


すり鉢はサラダボールになる

サラダボールに使っていたのは、普通の、昔ながらの、茶色のすり鉢でした。
こんなもの ↓



私も真似してみようかなとは思ったのですが、別にすり鉢にサラダを入れなくても・・・ と思って、大きなすり鉢は買っていません。


私が持ってきたのは、しゃれたすり鉢

ゴマの風味はフランス人に受けます。ほうれん草やサヤインゲンの胡麻あえを作っています。

すり胡麻を日本から持ってきていたのですが、どうせなら、自分でひいたゴマを使おうというわけで、すり鉢を日本から持ってくることにしました。どうせなら、テーブルの上に出しても良いようなしゃれたのが良い、というわけで探しました。

私のすり鉢 ↓

 

前に書いたブログ(フランス人はサヤインゲンを緑色に煮ない)で入れた写真です。

少人数のために胡麻あえを作ったときは、そのままテーブルに出すこともあります。

でも、私がすり鉢を出すのは食前酒タイム。食事の支度をしている顔をして、友人たちの前で胡麻をすります(裏の意味ではない!)。

ゴマの香りが部屋中に香るので、みんながクンクンして喜ぶのがおもしろいから。たいてい、誰かに胡麻をすらせてしまいます。

気に入っているすり鉢です。けっこう苦労して見つけだしたのですが、テーブルにそのまま出せるようなのは他にも色々あるようですね ↓


ナチュラルでお洒落なすり鉢とすり棒は、
そのまま食卓へ♪



すり鉢でピストゥーを作ってみた

先日の日記で、プロヴァンス料理に使うピストゥーのことを書いていたら、自分でもスープ・オ・ピストゥーを作ってみたくなりました。
フードプロセッサー
マルセイユから来た友達は、このスープに必要なピストゥーを作るのにフードプロセッサーがないとダメだと言うのです。

ピストゥーにこだわりがあるらしくて、ミキサーではダメなのだと頑張る。

めったに使わないフードプロセッサーを出して、説明書と一緒に渡して(部品が色々あって複雑なのです!)、作ってもらいました。


でも、私が試しに作るのは少量。ほんの少しのピストゥーを作るのに、この道具を出してくるのは面倒です・・・。

ピストゥーというのは、バジルとニンニクをペースト状にして、オリーブオイルと塩を入れれば良いはずなのです。

だったら、すり鉢で作れるのではないか?・・・ 横着な私は、そう思いついたのでした。

ゴマをするためのスリコギ棒に、バジルやニンニクの香りを付けてしまうのはまずいのではないか? ペーストができても、すり鉢の溝でほとんど取られてしまうのではないか?・・・ と心配ではあったのですが、強行!

念のため、ニンニクはおろし金でおろして、バジルは小さく刻んで入れました。でも、その必要ななかったみたい・・・。

緑鮮やかなペーストができてしまいました♪ 期待以上のできです♪

私流、いい加減ピストゥー。ニンニクのカケラがまだ見えます・・・

しかも、すり鉢って良くできていて、こびりつかないのですね。発見しました。

ひょっとして、フードプロセッサーで作ったのよりまろかなペーストになったかも知れない、とまで思ってしまいました。そもそも、ピストゥーを考えだした昔には、フードプロセッサーなんかなかったはずだし!

これをスライスしたパンに乗せてオーブンで焼いておつまみにしようかとも思ったのですが、そういうのを出す人たちが集まっているわけでもない。それで、始めの予定通り、台所にあった野菜をオリーブオイルで炒めて、スープ・オ・ピストゥー風のスープを作りました。

台所にあった野菜: 玉ねぎ、人参、ズッキーニ。ジャガイモもあったのですが、軽いスープにするために使いませんでした

バジルがきいていて、かなり美味しかったです。本場のプロヴァンスの人が食べたら、「豆が入っていないからスープ・オ・ピストゥーではない」と文句を言われるでしょうけど!

ピストゥーは家庭菜園でできすぎたバジルを保存するのにも便利なのだそうです。
ちゃんとした分量をメモしておきます。
ピストゥーの材料
 ・良質のオリーブオイル  20cl
 ・バジル  2束
 ・ニンニク  4片
 ・塩  少々

ニンニクがきつすぎるときは、熱湯で数秒ゆがくと良いそうです。ニンニクの芽は取り除くことをお忘れなく。

このレシピを紹介していたサイトから学んだこと:
ピストゥー(pistou)というのは、イタリア語のpestare(砕く,挽く,粉々にする)から来ている。イタリアのピストゥーにはパルメザンチーズが加わる。

ピストゥー(4人分)
 ・バジル  大きな束
 ・ニンニク  大きな3片
 ・パルメザンチーズ(粉末にしたもの)  60g
 ・松の実  50g
 ・オリーブオイル  10 cl
 ・塩 少々

バジルの保存に便利というピストゥーの材料
 ・バジル  250g
 ・松の実(pignons)  50g
 ・パルメザンチーズ(粉末)  50g
 ・ニンニク  2片
  上の材料がクリーム状になったら、オリーブオイル(コップ1杯分)を静かに混ぜ込み、瓶に入れて冷蔵庫で保存する。

ある夏、バジルがたくさん育っているのに、使いきれないまま冬になって残念な思いをしたことがありました。今年、もしバジルが元気で育ってくれたら、これを作って保存しようと思います。

ちなみに、松の実(pignons)というのは、これです ↓

  松の実

にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村

コメント
この記事へのコメント
すり鉢、万歳!
おぉ~、びっくり~!
私、実は緊急帰国した時に帰りに買ってきたものが「すり鉢」でした。
Otiumさんのように素敵な物ではなく、100均の小さな物ですけど。。。(汗)
もちろん、ゴマをするために買ってきたのですが、「ピストゥー」もコレでするとどうなるかな???と思っていたところでした。
Otiumさんの大成功を見て、安心して作れます!(笑)
ピストゥーの語源はイタリア語から来ていたんですね。
やはり、パルメザンも入れないと!ですね。
私も、育てているバジルが元気なうちに作ろう~っと。
2008/08/11 | URL | pepe犬  [ 編集 ]
竹のへらが・・
こんにちは、
うわ~~~すり鉢って何処行っても使いであるんですね。
胡麻擦って溝についちゃったら平たい箒みたいな専用の竹べらがかなり便利ですよね。あれでこそぎ落とすと何かを少ししか擦ってないときでもまっとうな量皿に置けます。
2008/08/11 | URL | 博識愚者  [ 編集 ]
Re: すり鉢、万歳!
v-22pepe犬さんへ

Pepe犬さんも、すり鉢を使おうかと思われましたか。ピストゥー、ふんわりと、きれいにできてしまいましたよ~!

どうせ潰してしまうので、虫食いのバジルの葉を選んで作りました。そのまま出せない葉の利用法としても気にいったのでした。これだけ簡単にできてしまうと、度々つくりたくなります。この次は松の実を入れたのを作ろうと思っています。松の実は、すり鉢で嬉しいくらいに良くすれるのではないでしょうか?

おろし目が付いている道具、素晴らしいですよね。フランスにも、こういう鉢で何かをつぶす道具はありますが、おろし目はなくて、押しつぶすだけみたい。中国も同じではないかな?
2008/08/11 | URL | Otium  [ 編集 ]
Re: 竹のへらが・・
v-22博識愚者さんへ

箒のような竹べらは、陶器製の生姜すりの道具用に持ってるのですが、すり鉢にも使えることを考えていませんでした! ゴマを炒る分量が少なすぎて、足りなくて困ることがあるのです。ついこの間もそうなって、ほうれん草の分量を少なくして調節しなければならなかったのでした。この次は竹べらを使うことにします。考えてみると、あの竹べらは、本来はすり鉢のために存在していたのかも知れないという気もしてきました。

教えてくださって、どうもありがとうございます!
2008/08/11 | URL | Otium  [ 編集 ]
松の実、それもおいしそう。松の実で「錦松梅」を連想しました。四谷のパザパの近くに本店があります。
わたしはナッツ類が好きで、パンもナッツ入りのものが好きです。ナッツのお料理の話も書いてくださるだろうと楽しみにしています!
2008/08/11 | URL | Saule  [ 編集 ]
v-22Sauleさんへ

錦松梅は器が美しいですね。松の実が特徴でしたっけ? 久しく食べていないので忘れてしまいました。

私もナッツ入りのパンが好きです。レストランでチーズが出るとき、ナッツ入りのパンを勧めてくれると喜んでしまいます。フランスでは、普通のパン屋さんではそんなしゃれたパンは売っていないので。

フランスで出会ったのは、noisette のような気がします。日本でもヘーゼルナッツという言葉を聞いたと思うのですが、木になったところを見たことがないので結びつきません。こちらではとてもポピュラーです。パテなどに入っているときにはとてもおいしいと思うし、いくらでもなっているので入手できるのですが、料理に使う方法を知らなくて・・・。いつかナッツのお話しが書けるかな?・・・
2008/08/12 | URL | Otium  [ 編集 ]
錦松梅、ネーミングも器の美しさもとても日本的なのですが、ホームページを見ても、商品自体の説明ははっきりしていませんよね。以前に、お香の話をしたときも、商品の説明(なぜへらがついているのか)がありませんでしたね。まあ、どちらのお店も古くからのおなじみのお客が多く、それに店売が主だとは思うのですが、折角良い品物で、ホームページを作っているのに、売るための説明としてはあっさりし過ぎだなあ、と他人事ながらちょっと残念です。
外国の方から、日本のホームページって、いいものがあってもプレゼンが下手過ぎる、とつい最近きいたので、錦松梅のことを思い出してのおしゃべりです。
2008/08/23 | URL | Saule  [ 編集 ]
v-22Sauleさんへ

>錦松梅、ネーミングも器の美しさもとても日本的なのですが、ホームページを見ても、商品自体の説明ははっきりしていませんよね。

⇒ 錦松梅と聞いてホームページを検索してみたのですが、何からできているのか全く出てこないので不思議に思っていました。「知っていて当然」という商品なのか?、何からできているのかは教えないという方針なのか?・・・と思ったりしました。それにしても、ホームページでは器ばかり強調しているのが奇妙でした。

>外国の方から、日本のホームページって、いいものがあってもプレゼンが下手過ぎる、とつい最近きいた・・・

⇒ 自己アピールをすることを避ける日本人の国民性でしょうかね?・・・ 宣伝で大きなシェアを獲得しているメーカーの場合は、宣伝費の費用もすごいのだろうなとは思いますが、さすがプロが作ったと感心するプレゼンがありますが、そういう戦略がない会社の場合はプレゼンが下手と感じることがありますね。
2008/08/24 | URL | Otium  [ 編集 ]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する