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2006/09/05
今年のフランスでは7月に異常に暑かったのですが、それがキノコを繁殖させているのでしょうか? 少し前から、セップとよばれるキノコがたくさん生えているのだと聞いていました。

セップは、イタリア語ではポルチーニ。栽培はしていない天然キノコらしくて、シーズンには生のもの、その他の季節には冷凍物や乾燥した物を料理に使います。日本でもよく使われる食材なのかな?・・・ けっこう売られているようです。

フレッシュ ⇒ イタリア産フレッシュポルチーニ

冷凍したもの ⇒ フランス産セップ冷凍ホール 1Kg

スライスしたものを乾燥 ⇒ モンテベッロフンギ・セッキ・ポルチーニ(乾燥ヤマドリダケ)20グラム


セップ(ポルチーニ)と呼ばれるキノコは、最高なのはシャンパンのコルク型をした小さなものです。でも、すぐにマツタケのように大きくなります。香りも強くて美味しいキノコです。

栽培できる白いマッシュルームと違って、森で採れるセップ(ポルチーニ)は、かなり高級なキノコ。

セップがどっさり入ったオムレツなどを食べるのは贅沢なことなのです。

ところが、ここ数日はセップだらけの毎日。いささか飽きてきました...。


◆森に行くと、セップがたくさん取れる



このカゴは、森に入って1時間で収穫してしまったセップです。

その日は友人たちとレストランに行くので帰宅しなければならず、森にいくらでもありそうに見えたセップをとりきれなかったので、翌日も行こうということになりました。


◆大食漢のフランス人たち...

みんなで食前酒を飲んでから、予約していた田舎のレストランに行きました。

「レストランでご馳走を食べよう!」という意気込みが大きかったので、みんなはフルコースを取りました。

フランスで「フルコース」というのは、前菜、魚料理、肉料理、チーズ食べ放題、デザートというものです。

大勢でレストランに行くときは、私のような小食は影に隠れられる。普通ならするのをはばかるような注文を私はしました。冷たい前菜と、暖かい前菜。それでお腹がすいていたら、食べ放題のチーズとデザートで満腹になるという作戦。

私も食べ始めたばかりのときは、食欲があります。

他の人たちがとった前菜をつまみ、私はとらなかった次の魚料理のときも味見する。少しずつ色々なものを食べるのが好き。大勢で行くと、かなり試食できてしまうので嬉しくなります。

普通のフランス人たちは、こんな食べ方をしません。パリなどの超気取ったレストランだったらやらないと思いますが、たいていの場合、私がやると、みんな真似して他人のお皿を突っつくようになります。色々味見ができるのは楽しいですから!

みんなは肉料理のとき、私にはエスカルゴの小皿が出てきました。お給仕する人が、「セップを炒めたものを付け合せに欲しいですか?」という。

プレゼントとなると嬉しいので、翌日は自分のセップをいっぱい食べることになるはずなのに、「はい」と答えてしまいました。そもそも、日本人は「いいえ」とは余り言わない習慣があるし...。

用意してあったらしくて、すぐにセップの小皿が運ばれてきました。


◆そんなにセップを大判振る舞いしてくれなくても良いのに...



左がエスカルゴ料理。右がオマケで付いてきたセップのフリカセ


このレストランの前菜メニューにあるエスカルゴが、私はとても好きなのです。

ところが、この日のエスカルゴは何だか食が進みません。いつものよりエスカルゴの味が間延びしていて、余りおいしくない...。

この段階に来るまでに、かなり食べていたので食欲もなくなっていました。せっかくもらったセップのオマケには手が出ません。

みんなに私のセップを食べるように勧めたのですが、誰も取ってくれない。気が付くと、みんなのお皿にもセップがたくさん乗っていたのでした!

お給仕していたマダムは、シェフが森に行ってセップを持って帰るので、もうどうしようもないほどセップがあるのだと言う。

私のエスカルゴ料理がいつもと違う理由も分かりました。ここにもセップがたくさん入っていたのです! みんなが大好きなキノコだから入れれば喜ばれる、というものでもないのに!...


◆当分はセップだらけの食生活になりそう...

この翌日は森に行って、たくさんセップをとりました。キノコ狩りに行って何も収穫がないとがっかりするのですが、このくらいあると本当に楽しくなります。たくさんとってしまうと、それを洗ったりするのに時間はかかって大変なのですが...。

その翌日は用事があって出かけたときに立ち寄った村にある小さなレストランに入ったのですが、調理場のドアが開いていて、そこで大量のセップの下ごしらえをしているのが見えました。

わあ、ここでも?!... と震えあがってしまいました。でも有名な観光地にあるレストランだったので、あの日のようなセップ攻めにはならないで済みました。

でも、私の台所には洗ったセップがいっぱい干してあります。

冷凍したり、乾燥したりはしますが、せっかくのフレッシュ茸なのですから、そのまま食べないのはもったいない。当分はセップばかり食べて過ごしそうです...。

ブログ内リンク:
★ 目次: フランスで食べるキノコ
★ 目次: エスカルゴについて書いた記事


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コメント
この記事へのコメント
セップ=ボルチーニ
うらやましいですね 簡単にきのこが採れるのですね

私も大好きです。採るのも食べるのも、この季節は、

なんだかうずうずしています。山が呼んで繰れるのですが仕事に追われなかなか行けないのが実情です。

本当に楽しそうで満喫して下さい。
2007/10/06 | URL | Hideo Ujihara  [ 編集 ]
【Re】Hideo Ujiharaさんへ / セップ=ボルチーニ
コメントをいただいたおかげで、去年はセップがたくさん採れたことを思い出しました。



先日、キノコ料理で有名なレストランのシェフと一緒にキノコを採りに行って料理を習うとのをやって来たのですが、今年はセップがあまり採れないのだそうです。森で採れるキノコの代表がセップとジロルで、今年はジロルがたくさん採れたそうで、そういう年にはセップが採れないという話しでした。確かに、去年のことを思い出すと、今年はジロルの年でした。



>うらやましいですね 簡単にきのこが採れるのですね



⇒ それほど簡単でもないのです。フランス人は食いしん坊なので、キノコを採りに行く人も多いのが問題! 誰もまだ行かない朝に探さなければなりません。



>私も大好きです。採るのも食べるのも、この季節は、なんだかうずうずしています。山が呼んで繰れるのですが仕事に追われなかなか行けないのが実情です。



⇒ 日本の方がキノコがたくさん生えているのではないでしょうか。日本でキノコを採りに行けるところに住んでいらっしゃる方が羨ましいなと思っていたのですが、そうですね、探しに行く時間があるかがネックですね!

2007/10/06 | URL | ブルゴニッシモ  [ 編集 ]
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