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2006/10/05
1日の日記で書いた、ブルゴーニュ風フォンデュをご馳走してもらったときのことです。

その家のマダム。家に入って挨拶したときの目を見たら、食前酒をかなり飲んでいるのかな?... という感じがありました。

でも、台所にはおいしそうなタルトが2つ焼きあがっていて、しっかり夕食の準備をしていてくれていました。




◆少し怖くなった...

メイン料理のフォンデュを食べていたら、なんとなく彼女の様子がおかしくなってきました...。

その場にいた友人たちに友情(?)を振りまいて、やたらにベタベタしてきたのです。だんだんエスカレートしてきました。

私にも、「フォンデュが気に入ってもらえたのがとても嬉しい」、と言って抱きついてきました。

「あなたのところでは、何処でも食べられない生の魚(刺身のこと)をご馳走してくれるのだもの...。私も一生懸命料理したのよ...」

というようなことを、涙っぽく言います。

「フォンデュ、気に入ってくれた? ほんと? ほんとに? 嬉しいわ~!」

抱きしめてくる。そんなにまで感激することでもないですから、やっぱり変...。

その後の彼女はワインをお酌しようとしたのですが、失敗。テーブルの上に大きな水たまりをつくってしまいました。

そもそも、ワインのお酌は男性の役割なのですから、彼女がお酌をしようとしたことが不自然...。

失敗したらプッツンしたのか、ガクリと寝てしまいました!




◆彼女が寝ている間にも食事は進む...

フランスの食事会は延々と続くので、お年寄りなどはコックリコックリし始めたりすることもあります。

でも、体は起こしたままで器用に寝ています。何も言わなくなったので変に思って顔を覗き込むと、寝ているのだと気がつきます。

彼女のように伏せて寝たりはしないのです。しかも、お客さんを呼んだ夫婦は、眠くなっても努力して起きているものです。

その後の食事は、彼女をそっとしておいて進みました。私は、お隣にいる彼女が気になって仕方ありませんでした...。

チーズの盛り合わせ皿も用意されていたらしくて、だんな様が運んできました。



私の家で食事してからというもの、彼女は飾りつけに凝るようになりました。何にでもお花が乗ってくる!

確かに私は飾りに凝るのですが、使うのはハーブとか葉っぱとかです。フランス人だと、カラフルにしたくなるのかな?...

タルトも、皮が薄く上手にできていて、とても美味しかったです。



「ブドウ畑の桃」と呼ばれる桃で作ったタルトです。

こんなに準備してくれたのに、彼女はダウンしてしまった...。


◆酔った女性を見ると痛々しく思ってしてしまう...

食事が終わった頃、ようやく彼女は隣の部屋にあったソファに横になり、少ししたら起きてきました。すっきりしたみたい...。

女性が酔ってしまったのを見ると、気の毒になってしまいます。

もともと、ダウンするくらいに泥酔した親しい人を見る機会は、私には殆どなかったように思う...。父親も、いくら飲んでも全く変わらない人だったし。

男性が酔っているときは、放っておくだけで、気にもならないのですが、女性だと自分のことのように気になってしまうのかも知れません。

それでもフランスの食事会で、酔って悪ふざけする女性がいたのを見ています。

ウインナーソーセージなんか口に加えて、男性とキスをしようとしていたのです。男性たちは逃げ回るし、バカにしているのに、しつこくやろうとする...。

若い女性なら話しは違うのでしょうが、その人は60歳という実際の年齢より老けた感じの女性だったのが不幸だった...。

痛々しいですよ...。

フランスの男性というのは、妻を自分の一部として何とかしようとはしないらしいと感じました。日本だったら、「おまえ、何やっているのだ!」と叱ったり、家に連れて帰ったりするのではないでしょうか?

でも、フランス人のだんな様は妻の人格を尊重するからなのでしょうか? 全く口出しをしないで、奥さんのしたいようにさせていました。

とんでもない人だという初対面の印象を思ったのですが、後に彼女に家での食事に招待されたら、とっても良い人でした。あのときは、いつになくハメを外して酔っぱらってしまったのだと分かりました!


◆普通に酔って寝たのなら気にならないのだけれど...

だから、このフォンデュの夕べくらいのことはどうということはありません。

でも、彼らと親しい友達が、彼女のことをアル中ではないかと心配していたので気になりました。酔ってしまうことが頻繁にあると言っていたのです。

「彼女は1日に2度酔ってしまうことがある」、なんて冗談を言う。

私は目撃したことがなかったので、普通に酔っているだけだと思っていました。ところが今回の彼女を見たら、やはり私も不安になりました。

前のご主人に女性ができて出て行かれたとか、今の仕事は辛いらしいとか、ストレスがたまってもおかしくない条件が彼女にはあるので、余計に心配してしまいます。

誰だって、辛いことを背負って生きているのよ...。
彼女がアル中にならないでくれると良いのだけれど。

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★ 目次: フランスに結婚に関する風習、夫婦・家族関係、生き方


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コメント
この記事へのコメント
Re:せっかく料理を用意したのに、酔って寝てしまった友達(10/05)
前から準備して、料理してさぁ!という時に楽しい時を寝てしまったら、私はやっぱりちょっと残念に思いそうです。



酔った妻を何も言わないでおく夫っていいですね。

人間:人間という感じです。

日本人はその場を繕うのでしょうか、夫は妻を支配している感が根底にありそう・・・
2006/10/05 | URL | HappyHoppy  [ 編集 ]
【Re】HappyHoppyさんへ / せっかく料理を用意したのに、酔って寝てしまった友達
>前から準備して、料理してさぁ!という時に楽しい時を寝てしまったら、私はやっぱりちょっと残念に思いそうです。



⇒ せっかく大変な思いをしたのに・・・、と残念ですよね。私は料理の手際が悪いので、和食を作って食事会を開くときには、みんなが到着するときには足は棒になっています。お客さんを迎える身の責任があるので、ここで頑張らなければ・・・と叱咤激励します。緊張していると何とか乗り切れるのですが・・・。



>酔った妻を何も言わないでおく夫っていいですね。人間:人間という感じです。日本人はその場を繕うのでしょうか、夫は妻を支配している感が根底にありそう・・・



⇒ フランスの夫婦関係を見ていると、とても面白いです。日本だと「愚妻が・・・」という感じで、家族を自分の一部にしてしますが、尊重すべき個人だというのが自然に出ています。妻が他の男性たちからモテると、喜んでいるみたいだし。でも、それなりに厳しさはありますね。日本のように自分の一部にしてしまった配偶者だから、愛せなくなっても一緒に暮らす義務がある、という感覚はないらしいところなど。
2006/10/05 | URL | ブルゴニッシモ  [ 編集 ]
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