| Login |
2008/04/16
この前に帰国したとき、茶香炉なるものに出会い、すっかり気に入ってしまいました。

リラクゼーションにもなるし、消臭効果もあるのだそうです。

私は、実用的なことも考えてしまいました。
フランスにいるときは殆どコーヒーしか飲まないので、古くなってしまった緑茶や紅茶がある。それを使える♪

デパートに行ってみたら、ブームなのか、色々な香炉が売られていました。

茶香炉とは、こういう形をしています:
         

これを書きながら調べてみたら、千円くらいのもありました。3千円以下で買えるなら、試しに1つ買っていたはずです。でも、私が行ったデパートのはみんな高かったのです・・・。比べて見ていると、日本的で素晴らしいな~ と感嘆するものは、やたらに高い・・・。

それで、私は思ってしまったのです。

結局、お皿の上にお茶を置いて、下からロウソクで燃すというシステムだけではないか。
・・・としたら、わざわざ買うこともない。


◆フランスで茶香炉を作ってみる

茶香炉のことはすっかり忘れていたのですが、今日、ふと、思い出しました。

数年前、パリに住む友達がお土産に持ってきてくれたお茶が残っているのに目がとまったからです。

マリアージュ・フレールという、高級なお店のお茶。もう賞味期限は過ぎたと思っていたのですが、捨てるのはもったいないので残していました。

緑茶に花が入っていて、エキゾチックなので私に喜ばれると思ったらしいお土産です。

でも、ジャスミンティーは中華レストランで好んで飲みますが、それ以外の花が入っているというのは、どうも違和感があったので、せっかくなのに、ほとんど飲まなかったのです。



これを使ってみよう~♪!


◆茶香炉に使えるものを探す

お茶はマリアージュのにすることにして、ロウソクはたくさんあるので問題なしとして、さて何を香炉にするか?・・・

ロウソクを入れて火を灯すキャンドルホルダーは、たくさん持っています。

 ★キャンドルホルダーについて書いた過去の日記:
    空き瓶で作ったキャンドルホルダー



でも、茶香炉では、蓋をしてしまうわけですから、みんな候補から外れました。

家中を探していたら、使えそうなのが見つかりました♪

星型の穴が開いているキャンドルホルダー。ロウソクを入れる青いガラスが星の穴から覗いて見えるようにようになっているのですが、ガラスは取り外せます。

ここで空気が入るのでOK。


次に、上に載せる皿を探しました。

うまく安定して乗る大きさの皿がありません。しかも、ロウソクで暖められると、普通の陶器は割れてしまうかも知れないので、きれいな小皿は使いたくありません。


さらに、探す・・・。

ようやく、ちょうど良いものを持っていることを思い出しました♪

 タートヴァン[Tastevin]

ワインの試飲に使うタートヴァンという皿です。ワインセラーやワインのイベントでは、これを入場券代わりにもらうことがあるので、たくさんたまっているのです。

その中で、小ぶりのものが、ちょうどぴったり!

道具は、すべて揃ったわけです♪


◆茶香炉にはならなかった!

茶香炉は消臭になると聞いていたので、トイレに置いてみました。

ロウソクに火を付けて、ドアを閉め、
忘れたころに行ってみると・・・


煙はなかったと思うのですが、異様な空気が漂っていました。

何とも表現できない不快な臭い・・・、
くさ~い! たまらなく臭い!


慌てて取り出した状態をご覧ください。



もしから銀メッキかと思うような、きれいな銀色のキャンドルホルダーだったのに、ススで哀れな姿になっていました・・・。

幸いにも素晴らしいお天気だったので、窓やドアを開け放して消臭に努めました。
だって、もう、たまらなく臭いのです!


◆失敗の原因は何だったのだろう?・・・

考えられることは幾つもあります。

- ロウソクと皿の距離が短すぎたので、お茶をいぶすのではなく、焼いてしまった。

- タートヴァンは金属なので、火力が強くなりすぎた。

- タートヴァンは火にかけるために作られているわけではないので(当たり前!)、変な匂いが出た。

- お茶には花が入っていたので、それが燃えて、異臭が発生した。

これを書きながら何が悪かったのかインターネットで調べてみたら、香りが弱すぎるのをどうしたら良いかという質問が「教えてGOO!」に出てきました。

普通は、そうだと思うのです。

私が日本で旅行したときには何か所かで見たときには、ほとんど香りがしないくらいだったのですから・・・。

残っているマリアージュ・フレールのお茶の蓋を開けたら、良い香りがしています。これをそのままトイレに入れて置いた方が良かった・・・。


◆何ということを言うの?!

私の茶香炉を置いた小室のドアを開放したので、家中に臭いがただよってしまいました。

散歩がてらに立ち寄った友達があったのですが、真っ先に「変な匂いがする!」と言ってきました。

おまけに、「アウシュビッツの強制収容所で焚いていたのは、これと全く同じものだったと思う」、なんてことまで、真面目な顔で言われてしまいました!

確かに、密室でこれをモウモウと炊かれたら窒息死するかも知れないです・・・。

それにしても、フランス人は、そんなことを連想するのかと驚きました。日本人だったら、もっと違う表現の仕方があったと思う・・・。

でも、アウシュビッツでお茶を燃やすはずはないでしょう!
それに、「全く」同じなんて、どうして言えるの? 嗅いだこともないくせに!・・・

この次に帰国したとき、ちゃんと茶香炉を買おうかと思ったのですが、そうまで言われてしまうと、こういう香りはフランスでは良い香りだと思われない危険性が多いと思って止めることにしました。普通は匂わない程度にとどまるのでしょうが、危険は冒したくないです。


というわけで、せっかくの青空が広がった美しい日だったのに、大失敗の1日になってしまいました。

悪臭は、夜になっても残っております・・・。
今日もバカなことをしました。メアクルパ・・・。

にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村



カテゴリー: 日仏の比較 | Comment (6) | Top
この記事のURL | Rédiger
コメント
この記事へのコメント
ご本人には大変でしょうけど、なんだかとってもユーモラスなお話でしたね。
日本では、消臭剤みたいなものはいっぱいありますけれど、たいてい人工的なきつい臭いでいやですよね。で、ポプリはいいけれど、じきに香が消えてしまうし、と、別に香のものを置かなくてもいいのだけれど、これも暮らしの楽しみ、とわたしは「銀座香十」で、小さい「花たま香」というのを買ってトイレに置いています。ほんのりしているけれど、はっきりした香で、邪魔にならないのと、容器そのものも小さくてかわいくて、しかも安いので、今度、海外にいる友人に何かの機会に(お誕生日とかクリスマスとか)プレゼントに使おうと思っています。
いつかOtiumさんが言っていらした、普段使いの皿小鉢類など、日本にいるとごく当たり前のもので、意外に外国にはないものがありますよね。
2008/04/17 | URL | Saule  [ 編集 ]
v-22Sauleさんへ:

何でも試すのが好きなのですが、これは大失敗でありました。

「花たま香」とは、これのことでしょうか?
http://www.rakuten.co.jp/ginzakoju/983276/#958064

とっても素敵ですね!
これは外国で受けると思いますよ~!
中身が消えてなくなるのだとしたら、後は小さなロウソクを入れてキャンドルホルダーにできるのでは?・・・ それとも、小物入れにしても良さそう。

おっしゃるように、小皿というのは日本独特みたいですね。タートヴァンを思いつく前、まっ先にデミタスカップのソーサーとか、日本から持ってきた小皿を考えたのですが、もったいなくて使えませんでした。
2008/04/17 | URL | 管理人Otium  [ 編集 ]
それです。陶製の小さいへらがついているので、香が薄くなると、それで表面を削ってまた香を出します。

ところで、「メアクルパ」、っていう表現が面白かったですけれど、それは、そちらでけっこう普通に使うのですか?日本語だと、「南無三」みたいな感じかな。古い言葉(ラテン語)ですもんね。
2008/04/18 | URL | Saule  [ 編集 ]
メアクルパ
v-22Sauleさんへ

店のページにもヘラが付いているとあったので、何に使うのかなと思っておりました。疑問、解決!

メアクルパは、懺悔の言葉ですが、「反省する」という意味でも普通に使いますね。

先日の大統領の失言でも(握手を拒否した人に「消え失せろ、バカ」と言った)、反省の発言をしたというニュースで(実際には、反省しなかったのだけれど、たぶん側近が記事を書き替えさせただけでしたが)、「大統領のメアクルパ」という表現をしていました。

説明(と言えるかな?)はこちらで:
http://blog.livedoor.jp/deslys/archives/50514677.html

すぐに「私のせいではない」と言うフランス人がこう言うのは、おかしいです(笑)。

この日の私はマキシマ・クルパでありました!
2008/04/19 | URL | 管理人Otium  [ 編集 ]
手作り香炉
こんばんわ。大変なことになってしまいましたね。。

私も最近専門店でキャンドルのアロマスタンドを買ったのですが、Otiumさんのように手作りで実験で作られてみるという方が、個人的にはとても好みです。オリジナリティもありますし、仕組みもわかってきますね。お怪我がなくてよかった。

私はTea Treeというアロマエッセンスを水に垂らして使っていますが、使用法を読むと、やはりお茶の葉で焚くとよいと書かれていたので、古くなった中国茶の余りで試してみました。
エッセンスに比べるとやはり香りはやわらかですね。

しかし使用後のスタンドは相当熱をもっていて危ないです。お気をつけて、でもまた改良されたらぜひ教えてくださいね^^
2008/04/29 | URL | chiaki@静岡  [ 編集 ]
Re: 手作り香炉
v-22chiaki@静岡さんへ

>お怪我がなくてよかった。

⇒ 火事になったかもしれないのに、軽率なことをしてしまいました!

>古くなった中国茶の余りで試してみました。エッセンスに比べるとやはり香りはやわらかですね。

⇒ ああ、やはり柔らかな香りになるべきだったのですね。

>お気をつけて、でもまた改良されたらぜひ教えてくださいね^^

⇒ この後、もっと火との距離がある、背の高いキャンドルスタンドを持っていたことを思い出したのですが、思いとどまっております。でも、ほとぼりが冷めたら、また実験してしまうかも知れません。お茶は残っているし・・・。
2008/04/29 | URL | 管理人Otium  [ 編集 ]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する