| Login |
2008/09/11

シリーズ記事 【収穫をひかえたコート・ドールのワイン産地】 目次へ
その2


ブルゴーニュでワイン用のブドウを収穫するのは9月の下旬。つまり、暑くもなくて、天気も良くて、美しい季節。・・・というのが定番だったのですが、ここ数年は収穫の時期が早まっていました。

今年もブドウの収穫は早くなると言われていたのですが、結局、伝統的に行われていたブドウ収穫時期になりました。

ブドウの収穫を見学するのはブルゴーニュの楽しみの一つなのですが、今年は私が日本にいる間になる。それで、収穫前のブドウ畑を見に行くことにしました。



ブルゴーニュ地方のワイン地図


収穫前のブドウを見るというのも面白いことを発見しました。だって、畑によってブドウのなり方が全く違うのです!

少し前までは、ブドウ畑が整然としていて美しいと、良いワインができるブドウ畑なのだろうという印象を持ったものでした。

ところが最近は農薬を控えて自然に農作物を育てる傾向になったので、ふくよかなブドウの房を見ただけで良いワインができるだろう、と単純には思えなくなったのです!


かわいそうな姿になっていたブドウ畑

今年も雨が多い天気だったので、ブドウには適していませんでした。ブドウ栽培の腕の見せ所があった年でしょうね。

カラカラ照りなら病気が発生する率は低いはずですが、こういう年はそのままではブドウが健康には育ちにくいはずです。

始めは、ブドウの収穫はあきらめたのではないかと思った畑をお見せします。

ひょっとして、このブドウでワインを作るのだろうか?・・・ と疑問に思ってしまったブドウ畑

腐ってしまったブドウばかり・・・。

少し前には雹がブドウ畑に被害を与えた地域があったという話しを聞いたのですが、このブドウ畑の葉は切れていないので、雹でやられたようには見えません。

このブドウ、どうするのでしょうね?・・・ ここ以外にも、こういう畑がありました。

自分のところでは醸造しないで、色々な畑から収穫されたブドウがごちゃ混ぜにされるところに売ってワインにされるのか? だから、ブルゴーニュの人たちは自分の畑で収穫して、自分でワインに醸造する農家のワインを好むのです。

あるいは、ブドウ畑の持ち主は、「これはダメだ」と収穫もしないのか?・・・ たぶん、そうなのだろうな、と思いました。これでは救いようがない・・・。

ここは、おもに安いワインが生産されている地域でした。農薬を撒くのはお金がかかるそうなので、それをしなかったらこんな状態になってしまったのではないか?・・・ という感じがしました。

あるいは、無農薬のブドウを栽培していて、今年も受難の年になってしまったのか?・・・ 「今年も」というのは、去年は雨が多い悪天候で、無農薬のワインをつくる農家は大きな痛手を受けたというニュースがあったのです。

去年のブドウ収穫時期に書いたブログ:
 ☆オーガニック・ワインには受難の年 2007/09/12
 ☆コート・ド・ニュイのブドウ収穫を見学 2007/09/07



ワインの出来が良い年、悪い年

昨年の夏は寒くて、雨が多くて、ひどい天気でした。こんな年に良いワインができるはずはない、と私は勝手に思ってしまって、ワイン農家に行って買い付けするときには、できるだけ2007年のミレジム(ビンテージ)を避けています。

避けられなくて2007年ものを買うこともあるのですが、そう悪くはないという気もしています。最近はワイン醸造技術があがったからでしょうね。

ビンテージ・チャートというのがあって(ワインの出来を年によってランク付けしている表)、昔はよくもらうことがあったのですが、最近は見かけていません。

ビンテージのチャートというのは、こんな表です: 
あると便利なワインチャート

どこの畑で、誰が醸造したかなど、年によっては一概に言えないはずなのですが、おおよその傾向としては当たっていると感じていました。

一つ星しかついてない出来の悪い年というのが昔は時々あったのですが、今はそういう最悪の年というのはなくなっているのではないでしょうか?・・・


今年も寒かったのですが、去年ほどには酷い天気ではなかったような気がします。

ブルゴーニュの高級ワインができる産地では、ブドウの収穫まであと2週間くらい。お天気が素晴らしければ、去年よりは良いワインができるはずなのですけれど・・・。


この次は、ブルゴーニュ最高のワインとして定評のあるロマネ・コンティの畑の様子をご報告します。

- 続く -


ブログ内の関連記事:
目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へにほんブログ村にほんブログ村 トラコミュ フランスのお酒 (ワインなど)へ
フランスのお酒 (ワインなど)




コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する