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2008/09/13

シリーズ記事 【収穫をひかえたコート・ドールのワイン産地】 目次へ
その4



ワインマップ ブルゴーニュ
収穫をひかえたブルゴーニュのブドウ畑を見に行ったときには、ワインの買い付けのために小さな農家にも行きました。


フィサンの白ワインは手に入らなかったけれど

フィサンの白ワインを手に入れたかったのが第一の理由。

フィサンはFixinと書きます。普通に読めば「フィクサン」となるのですが、ブルゴーニュでは「x(エックス)」を発音しないので、「フィサン」となります。

フィサンとは村の名前でもあるのですが、このあたりにしては珍しく、フィサンという名称がつく産地では赤、白、ロゼの3種類が生産されています。でも、フィサンの白はとても生産量が少ないので、市場にはほとんど出回っていません。

確か、村ではというわけで行った農家なのですが、あいにくストックは全て売れてしまっていました。

試飲をしながらご主人がおっしゃっていたことが興味深かったです。

「昔は、7月14日が過ぎたら、収穫のときまではブドウ畑に行かなかった」

7月14日を引きあいに出しているのは、この日が革命記念日という祭日だからだろうと思います。


ワインづくりも変わってきた

ブドウ畑の手入れも、ワインの作り方も、かなり進歩してきているのでしょうね。前回の日記でも、ブドウ畑の地面に雑草を生やしてしまうようになった話しを書きました。

ついでに、最近のブルゴーニュ・ワインは、昔のように長年寝かせておくとおいしくなる、というのも薄れてきたように感じています。つまり、若いうちに飲んでもおいしい。下手に長年寝かせておくと、まずくなることが多くなった。

むかしだと、安いワインが10年くらいたったときにびっくりすることがあったのですが、そういう驚きはなくなったように思います。

ワインセラーで寝かせておける環境にない人が多くなったはずだし、レストランではワインのストックをしておくにはお金がかかるので、早く飲めるワインが好まれるようになって、醸造法が変わったのだろうと思っていました。

でも、あるワイン農家の人と話していたら、意図的に早く飲めるようにしているわけではないとのこと。醸造法も変わったせいもあるかもしれないけれど、気候が昔とは変わって、同じようにワインが熟成しなくなったのを感じている、と言っていました。

これも、地球の温暖化現象なのでしょうか?・・・


高級ワインの産地には活気があった

同じブルゴーニュでも、安いワインが生産される地域のブドウ畑には誰もいなくて静かなものでしたが、高級ワインが生産される地域では、働いている人たちの姿があちこちで見えました。

下は、ブルゴーニュの観光写真にはよく登場するクロ・ド・ヴージョ城のあるブドウ畑。

クロー・ド・ヴジョーのブドウ畑

ワインにするブドウは、上の方になる熟していない房は無視して、地面に近い方を使います。それで、その下の方にあるブドウに太陽の光を当てるために、今ごろになっても剪定作業をしているのでした。

それから、この時期は毎日ブドウの熟成度を検査して収穫時期を決定するために、サンプル用の実をとっている人もありました。


またまたブドウの出来を眺める

ブドウが見事になっていると良い、とは限らないのですよね。

ブドウの実が少ないと、生産量は少なくなるのですが、その分濃厚なブドウジュースができる。AOCのような品質証明付きのワインでは、畑の広さによってワインの生産量に上限が付いています。

なり過ぎたブドウを収穫前に切り落とした畑

一見よく実がなっている美しい畑。地面には切り落としたブドウの実が落ちています。つまり、収穫前に余分にできてしまった実を落とす作業をしたのが分かります。

良心的なことをしている農家に見えますが、こんなに実を付けてしまったのは、農薬や肥料をたくさんやった結果のはず。一緒にいたワイン通の友人がそう言っていました。

そう言われて畑木を眺めてみると、地面には全く雑草がないことに気がつきました。これは除草剤をまいたからではないかと勘ぐってしまいました。


ブドウ畑を眺めていたら、収穫時期に行ってみたいと思っていた畑があったのを思い出しました。

- 続く -




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