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2008/09/25
ヴェルサイユ宮殿は観光シーズンに行くと、ごった返すほどの人が集まっています。日本の観光地を思えば何でもないでしょうが、人口密度が低いフランスに慣れると、このくらい人がひしめいているのを見るのは異常な経験です。

冬に行くと観光客が少なくて良いのですが、庭園の散策は楽しめません。

こちらは寒いというのを耐えて歩くとしても、庭に置かれた彫像の方は寒さに耐えられない。それで、黒いカバーを被せてしまうので、彫像が全く見えないのです。これは余りにも残念なことであります。

今回のヴェルサイユ観光では、ヴェルサイユの町に到着したのは昼頃だったので、お昼を食べてから庭園の噴水巡りをすることにしました。2日目は宮殿をじっくり見学する、という予定。


噴水と音楽のショー

噴水から水をあげる「噴水と音楽のショー」がある週末を選んで訪問しました。



庭園に立って、宮殿を背にしたときの眺めです。左右にある森の中にも、幾つもの噴水が隠れています。

これほど見事な噴水があがる公園は他にもあるのでしょうか? それぞれに趣の異なる噴水が、庭園のあちこちにあります。

「噴水と音楽のショー」のときには、王朝音楽が庭園に流れていて、勢いよくあがる水の音も聞こえてきます。水が流れていないときとは打って変わって、庭園が息を吹き返したように感じます。

まさに、14世の時代に庭園を歩いているような気分♪

一度行って感激したので、また行きたいと思っていました。


Bosquet de l'Encelade
☆Wikipedia: エンケラドス

素晴らしいお天気の日だったので、あちこちの噴水に虹がかかっていました。


ルイ14世時代の仕掛けで噴水が機能している

これだけたくさんの噴水をあげるのですから、かなりの水圧が必要だったそうです。

宮殿の敷地(ルイ14世の頃に比べると、現在の面積は十分の1になとは言っても、広大な公園になっています)から出た道路で車を走らせていると、森の中に立派な水道橋が残っているのが見えます。水を吸い上げる装置があったあたりは、大変な騒音があったのだとか。

庭園の地下にある噴水装置は、昔のままの装置を保存しているそうです。専門の技術者も必要だし、水道管などの部品を交換するにも昔のと同じものを作るので、大変な運営費がかかるそうです。

放水が終わるときには、噴水の水は止められ、一番大きな噴水から水を出すと聞いていました。時間になったというアナウンスがあったので、そちらの方向に歩いて行くと、こんな原始的なものを回して水栓を開けている人たちが何人もいました。



「噴水と音楽のショー」がある日でも、1日中水があがっているわけではありません。水圧が足りないのでしょうね。

宮殿に王様が住んでいた時代でさえ、毎日噴水が見られたわけではなかったそうです。王様が庭を散策なさるとき、その動きに合わせて、係りの人が噴水の水を開けたり閉めたりしたのだそうです。つまり、王様はどこに行っても噴水に水があがったのが見えるという仕掛け!

そんな感じで、この最も大きな噴水の水栓を開けて、こちらに水を集中させたのでしょうね。

下が、その最も大きな泉です。


Bassin de Neptune

夏に行われる「光と音の祭典(昔を絵巻物のように繰り広げるイベント)」の舞台となる泉です。もう9月なので祭典は行われていないのに、桟敷席や舞台はそのままになっていました。中央に見えるのは、馬が通る道です。

光と音の祭典は夜に行われます。ライトに照らし出されり、花火があがる美しい光景の記憶があるので、この日の雑然とした会場は、なんとなく興ざめしました・・・。

なぜか桟敷席のところには入れなかったのも不満。以前にこの噴水の前で「光と音の祭典」を見たときは、2回とも桟敷席の良い場所をとっていたので、見える景色が全然違ったのでした・・・。

また「光と音の祭典」を見に来たいと思いながら噴水を後にしました。




次回は、宮殿内部の見学のお話しをします。違った目で宮殿を観光できるようにというのがイベント主催者の趣旨なのでしょうが、私にはありがた迷惑でした・・・。


「噴水と音楽のショー」を見たい方へのご注意

- 観光情報はスキップして、次のヴェルサイユ宮殿旅行記へ-

このイベントは3月末か10月末までのようですが、ほとんど土日しかように思います。
☆噴水と音楽のショーがあがる日の日程表など: Les Grandes Eaux Musicales

噴水があがる時間は限られているので、その間に全部の噴水を回るのは難しいです。庭園の地図を手に入れて、それを見ながら噴水めぐりをすることをお勧めします。

最近は、夜に噴水の水を放つイベントもできました。私もいつか行ってみたいと思っています。

それから、真夏にいらっしゃるのだったら、夜までいらして「光と音の祭典」も見られることをお勧めします。

なお、何もないときにはヴェルサイユ宮殿の庭園には無料で入れますが、噴水ショーのときは有料になります。チケットは、宮殿内部の見学と組んでいるものと、別のものとがあるようです。

噴水がある部分だけの庭園(運河の手前まで)でもとても広いので、歩いて回るのは大変です。電気自動車を貸し出しているので便利そう・・・ と思ったのですが、1時間30ユーロとのこと。2時間借りたら、1万円くらいになる。高すぎますよ~! 障害者には割引があるのかもしれないとは思いました。

詳しいことは、ヴェルサイユ宮殿のオフィシャルサイトでご確認ください:
Château de Versailles (ヴェルサイユ宮殿)

- 続く-


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