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2008/10/16
あるとき、仕事の関係で親しくなった日本人男性から言われたことがありました。

「そんなにフランスのことを貶してばかりいるのに、どうしてフランスにいるの?」

ギクリとしましたよ~!


もう一つ、思い出す言葉があります。

日本で務めていたフランス企業を退職してフランスに留学することにしたとき、別れの挨拶をした上司のフランス人が私に言ったのです。

「あなたがフランスに行ったら、水をえた魚のようになるだろう」

言葉も不自由な国に行って「水をえた魚」になれるはずがないじゃないか! と思いました。


それで、次の小話を聞いたとき、自分のことを言われているみたいで気にいってしまったのでした!

*この日記は、「フランス人は笑い話が好き」の続きで書いています*



小話1: ポーランド人は何のためにフランスに亡命したのか?

フランス語の笑い話を日本語に訳す能力はないのですが、ざっと粗筋だけを書いておきます。フランス語がお分かりになる方は、ここは飛ばして、下の「小話のフランス語版」をご覧くださいね。そうしたら笑えるはずです。

冷戦時代、フランスに亡命したポーランド人のお話しです。
空港に降り立ったポーランド人にジャーナリストが質問をあびせます。ポーランドでは人権や生活や政治について。もちろんジャーナリストは「ポーランドが嫌だからフランスに亡命したのだ」という答えを期待しているのです。ところが、このポーランド人は、質問にはことごとく「不満はないですね・・・」としか答えない。
ごうを煮やしたジャーナリストは、「それなら、なぜ亡命したのですか?!」と聞きます。
ポーランド人は、「だって、フランスでは不満を言えますから」と答えました!


フランス人は何だかんだと文句ばかり言っている国民だというのは、彼ら自身も分かっているのでしょうね。このジョークはフランス人たちにも人気があるようです。

書きながら思い出したのは、次の話し。


小話2: 世界は平等につくられている

天地創造のお話しです。
これはバリエーションによって、演技を伴った長い話しになります。凝った人がこの小話をやるときには、地球を作っている神様の様子をジェスチャーを加えて描写していきます。

そして、最後に、神様は聖ペトロ(使徒のリーダー)に、ヨーロッパ大陸を上手に作れたかどうかを確認します。
それで分かったのは、乾燥していて貧しい国や、寒い山岳地帯もあるということ。そしてフランスは肥沃で住みやすい国になった、と神様は気がつく。
それでは不公平ですよね! それで、神様はフランス人をそこに住まわせた。

実は、この話し、今は亡きフランスの観光省のお役人が日本人を相手に講演すると出すのが好きな話しでした。彼が言うことをそのまま訳していると、日本人は誰も笑わないので困りました・・・。

「ヨーロッパではフランス人は生意気だという定評がありまして」とか私が付け加えないと、普通の日本人にとってフランス人は良いイメージばかりなのでから、笑い話だとは受け取らないのであります! それに、日本人にとってのフランスのイメージはセンスの良いパリなのですから、フランスが農業に適しているから恵まれた土地だ、なんていうのも日本人はイメージと結びつかないのです・・・。


フランス人を茶化す小話

フランスの小話には、外国人がたくさん登場して茶化されています。やり玉にあげられる国はフランスに関係が深いところの方が多いので、日本人はほとんど茶化されていません。茶化すというのも、一種の親しみの現れなのでしょうね。

フランス人はそれだけ外国人を茶化しているのですから、フランスを小馬鹿にした小話もあるはず。というわけで、そういうのを探した時期がありました。

フランス以外の国の人たちから幾つか仕入れたのですが、今はインターネットの時代。検索したら、フランス人を茶化した小話をリストアップしているサイトが見つかりました。私が教えてもらった話しのバリエーションも入っています。

☆Une Blague.com : Les Français

痛快にフランス人を貶しています!

フランス語のジョークなのですが、フランスで生まれたものなのかどうかは不明。フランス語圏があるスイスやベルギーの人たちを茶化した小話がたくさんあるのですが、逆にそれらの国ではフランス人を茶化した小話を作っているのではないかな?・・・

訳しやすいのをピックアップしておきますと:

― なぜフランス人はトイレに入ったときにドアを閉めないのか?
― 鍵穴から覗かれたくないから。

― 神様と、謙虚なフランス人の違いは?
― 何もない。両方とも存在することを願っている。

― お金持ちになる方法は?
― フランス人をその価値で買って、本人が自分を評価している価格で売る。


本当はもっと格調の高い小話もあるのですが、バカバカしいお話しばかりご紹介して失礼しました!

小話のフランス語版:
フランス語がお分かりになる方は、こちらをご覧くださいね♪
小話1: ポーランド人は何のためにフランスに亡命したのか?

C'est l'histoire d'un polonais qui a demande l'asile politique en France, à une époque où la Pologne était aussi penchée vers la démocratie que mon percepteur vers le mécénat.
Comme il est plutôt connu, une foule de journalistes l'attendent en bas de l'avion.
― Alors ? Monsieur Daissentaski, que pouvez-vous nous dire des droits de l'homme en Pologne ?
― Lai droa de l'homme ? Of, on ne peut pas se plaindre
― Ah ? Bon. Et la dureté de la vie quotidienne ? Dites-nous quelques mots sur la dureté de la vie quotidienne.
― La vy cotidiane. Baf, non, on ne peut pas se plaindre
― !! Mais alors, parlez nous de la répression politique !
― La raipraition politisky ? Non, la non plus, on ne peut pas se plaindre
― Ben alors, pourquoi avoir demander l'asile politique ?
― ... Ben, justement, c'est qu'en France on peut se plaindre !



小話2: 世界は平等につくられている!

Après la création du monde, Dieu a pris quelques jours de repos. A son retour, il va interroger saint Pierre sur ce qui est devenue l'Europe :
― Quel est ce pays sec et pauvre ?
― L'Albanie, Seigneur.
― Et quel est ce pays froid et montagneux ?
― L'Autriche, Seigneur.
― Et ce beau pays fertile et agréable ?
― La France, Seigneur.
― Il faut faire quelque chose pour que tout le monde soit à égalité.
Et le lendemain, Dieu créa les Français.


追記:

日本では、こういう風に笑わせるような小話を言うという文化は余り発達していないように思います。宴会の席で立ち上がって、「おもしろい話しがあるので、みなさん聞いてください」などとやる人はめったにいないのではないでしょうか?

Wikipediaの「ジョークでも、ほとんど外国のジョークが紹介されていました。

でも、コメントをいただいて、日本にもかなり高度な言葉遊びの文化はあったことに気がつきました。

☆ Wikipedia: 言葉遊びに関する記事のカテゴリ
☆ Wikipédia: Jeu de mots


でも、これもフランスの方がバリエーションに富んでいるかも知れないですね・・・。

ラルースは、こんな辞典も出していました ⇒

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OZの国から
初めまして。FUSKOさんのOZフレンドです。今晩、彼女からあなたのブログを教えていただきました。充実していて楽しいですね。それに比べると、私のブログはいい加減で、下品。ちょっと恥ずかしくなりました。ところで、私は、仏文を出ているのです。でも、大学を離れてからフランス文学を読むこともなく、今では、皆に、仏教文学科を卒業したって言っています。大学では卒論はDURAS。当時は、危険な小説で、ワクワクして読みました。でも、お話したように、もう何十年もフランスの本を読んでいません。カミュと一緒に本棚で埃を被っています。OZにはヨーロッパから移民がやってきますが、フランス人とはあまり会ったことがありません。あっ、26年前にこちらに来た当時、素敵なフランス人に出会って恋をしたことがありました。でも、その彼には美しいOZのボーイフレンドがいたのです。海を越えていつかお目にかかれるといいですね。そうそう、私はフランスに行ったことがないのですよ。
2008/10/19 | URL | MARIKO  [ 編集 ]
Re: OZの国から
v-22MARIKOさんへ

ひょっとして、あのMarikoさんでしょうか? だとすると、「私のブログは・・・」のところで一致しないのですが、「能ある鷹は爪を隠す」なのだろうなと解釈します。URLがなかったので確認できないのですが、そうだということでお返事させていただきます。

立派にお仕事していらっしゃる女性の存在を知ると、夢を叶えてくれたみたいに感じて、とても嬉しくなる私です。仏文だったのですか。「仏教文学科」というのは気に入りました! 「その彼には美しいOZのボーイフレンドがいた」とのこと。だとすると、長続きする良いお友達として残れたのでは? いつかフランスにもいらしてくださいね♪
2008/10/19 | URL | Otium  [ 編集 ]
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